更新日:2012.03.09
文/椙内洋輔 写真/トヨタ自動車
日本でも高い人気を誇る、トヨタのフルサイズ・ピックアップトラック。2000年にデビューした初代はサイズ、排気量ともにライバルより小ぶりなものだったが、2007年に登場したこの2代目からは全長5メートルを超える体躯と、メッキグリルのきらめくコワモテのフロントマスク、そしてパワフルなエンジンバリエーションを獲得。本家のシボレーやフォードにも勝るとも劣らない実力を誇る。
キャビンは2ドアのレギュラーキャブに、2列シートと観音開きのリアドアを備えたダブルキャブ、4ドアのクルーマックスを用意。搭載エンジンは4リッターV6から5.7リッターV8までの3種類で、とくに5.7リッターは最高出力381hp、最大トルク401lb-ftというパフォーマンスを披露する。また中間を担う4.7リッターV8エンジンは、2010年より新型の4.6リッター(1UR-FE)に換装された。このエンジンは100ccのダウンサイジングにもかかわらず、最高出力は310hp、最大トルクは327lb-ftに向上している。
荷台についても、レギュラーキャブとダブルキャブには標準長の他に8.1フィートのロングベッドを用意。もちろん駆動方式にはFRと4WDの両方を用意しており、ラインナップは全部で28種類と、バリエーションの幅広さでもライバルに引けを取らない。ただし、Fシリーズの「スーパーデューティ」、シルバラードの「ヘビーデューティ」に該当するようなモデルや、DRW(ダブル・リア・ホイール)などのラインアップは存在しない。
グレードはスタンダードとリミテッドの2種類だが、クルーマックスのリミテッドには、より上質なプラチナム・パッケージも用意されている。
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