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連載 REGULAR ARTICLES AMC イーグル ワゴン (AMC EAGLE WAGON)V8エンジンにコンバート

AMC イーグル ワゴン (AMC EAGLE WAGON)

ジープを生かしたリフトアップ

これまでにカイザーやワゴニアを積極的扱っていると紹介したエイブルが、新たに仕上げた1台。見た目は単なるイーグルワゴンであるが、その実中身はまったくの別物。その当時に存在すれば、かなりの人気者になったに違いない仕様である。

更新日:2014.02.17文/椙内洋輔 写真/兵藤冬樹

取材協力

エイブル
TEL 0448571836 [ホームページ] [詳細情報]

無い物ねだりは世の常か?

 1980年に登場したAMCイーグルは、乗用車の車高を少し上げ、サスペンションにジープ的な要素を加えてできたマルチパーパスビークルであった。だが、実際にはジープ族の一員ということもあり、足回りが本格的で、オフローダーとしての役割を果たすことが可能なほどの実力の持ち主だった。

 この後に登場するXJチェロキーの原動力ともなったクルマという事実を鑑みれば、その実力も自ずと分かるだろう。

 ところが、それほどの実力の持ち主といえども、販売戦略的には弱点があり、それこそがV8エンジン搭載の設定がなかったことである。

 当時のイーグルに搭載されていたエンジンは、4.2リッター直6 OHV。123hp、最大トルク29kg-mを発生させてはいたものの(もちろん直6ファンもいましたが)、アメ車ということを考えれば、若干の物足りなさを覚えたファンは多いはず。

 で、エイブルが考えたのがV8コンバートである。エイブル代表の原氏は、当時のイーグル&ワゴニア等の新車を売っていた実績もあり、その他ジープ系モデルに関する造形が深いことからも、「あえて造ってみよう」と実行に移ったのである。

 これまでにもカイザーやワゴニア記事を紹介していることからも分かるとおり、手近な存在としてワゴニアのV8エンジンをチョイスし、コンバートを開始する。

 ちなみに余談だが、エイブルはこの後登場したXJチェロキーにもV8エンジンを搭載したカスタムカーを造り上げている。
見た目はリフトアップされたイーグルに過ぎないが、走ればV8フィールが漂う、れっきとしたアメリカン4WDである。
パワーユニットはストックの4.2リッター直6OHVユニットに換えて、ワゴニアに搭載されている5.9リッターV8OHVにコンバート。補記類は全面的に見直されている。ベースがワゴニアだけにキャブレター仕様のV8、190hpのパワーが手に入ったわけである。
ジープの足回りを意識してリフトアップされた点と、同時にメンテナンスまで施された作業が魅力の要因。本格派クロスカントリーヴィークルのような迫力を手に入れている。
AMC繋がりでラングラーの純正ホイールを装備。タイヤはオフロード走行をイメージしてスワンプをチョイスしている。
ウッドパネル等、当時の雰囲気を残したインテリアはコンディションも良く、ステアリングはグランツに変更されているものの、十分に満足できる状態である。
シートは全面的に張り替えられ、オレンジに近いブラウンの内装色が70年代のアメ車らしい味わいを醸し出す。使い込んでいけば、ウッド等の雰囲気にレザーも馴染んでいくはずである。
荷室の状態はごらんの通り。カーペットも程度良好と断言できる、十分魅力的な状態である。しかもワゴンボディということで、荷室は意外なほど広い。

カスタムとメンテナンスを同時に作業

 作業開始後、一番の問題がイーグルのエンジンルームにV8が収まるのか? ということと駆動系及び足回りの設定である。

 V8搭載により、まず補記類を全面的に見直した。そして足回りは、ロアアーム等の位置を変え、ドレッドを広げることで迫力を出すとともに負荷を逃がす設計を施した。ここら辺は、ジープ関連の情報を知るエイブルならではの処置である。

 さらに足をバラすついでに、コントロールアームブッシュとボールジョイント等の、いわゆるハンドリング系の年式ゆえのガタを取り除き細部のメンテナンスも同時に行っている。

 足回りは、最終的には若干のリフトアップを施すことになり、車高が上がったことでドライブシャフトブーツの角度が変わってしまいブーツ破れが起こりうるために、事前にきちんと対応していることも見逃せない。

 これら試行錯誤が伴った作業に、およそ半年以上の時間が必要となったが、それでも出来上がった際のV8サウンドを伴ったイーグルの走りを体感すれば、無駄な時間ではなかったと誰もが思うことだろう。それまでの直6エンジン123hpが、5.9リッターV8搭載に生まれ変わったことで、190hpを発生させているのだから。

 その差約70hpアップも確かに魅力的だが、それよりもアメリカンなフィールを発するリフトアップSUVというところに、個人的には価値を感じるのである。

 ジープを意識した足回りだけに、オフロードでの走りも当然ながらいきいきとしており、小柄なボディと熱いV8がもたらすアメリカン4WDは、かなりマニアウケする1台ではないかと想像するのである。
実際に走らせたわけではないが、先週末の雪に関しても、この足のセッティングで対応できたに違いない。
こちらは過去に製作したXJチェロキーベースのV8コンバートの様子である。無い物ねだりは世の常なんて言われるが、XJにV8とは、たしかにいい線ついた感じである。

過去に砂浜をテスト走行した動画です。音は完全にアメ車ですね。

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