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連載 REGULAR ARTICLES ポンティアック ファイヤーバード トランザム (PONTIAC FIREBIRD TRANS AM)旧車と現代車とのちょうど狭間に位置する90年代

ポンティアック ファイヤーバード トランザム (PONTIAC FIREBIRD TRANS AM)

忘れかけていた「アメ車の醍醐味」を思い出させてくれる

かなり安価なトランザム。しかも並行車ベース。だがエンジンがZZ4V8に換装される等興味深い1台。しかもトランザムは、当時の兄弟車・サードカマロよりもワンランク上の上品さを兼ね備えた、大人のクーペという雰囲気を持ち合わせているだけあって、モノが良ければレストアしてでも一度は乗ってみたいと思わせる。

更新日:2014.12.24文/椙内洋輔 写真/田中享

取材協力

ウエストクラブ
TEL 053-427-0808 [ホームページ] [詳細情報]

見た目はほぼフルノーマルだがエンジンはZZ4

 正式名称はポンティアック・ファイアーバード・トランザム。マスタング、カマロに代表されるポニーカーのひとつであり、カマロ同様1967年にデビューした。以来基本コンポーネンツを共有する兄弟車として有名である。

 ちなみにブランド名がポンティアック、モデル名がファイアーバードで、トランザムはグレード名となる。で、たとえばGTAとは、その上に位置する上級グレードの意味となる。

 今回紹介する3世代目のファイアーバードは、90年型。当時は日本でも人気があり、ヤナセによる正規輸入も行われていた経緯もあってマーケットで流通するクルマが多かった。ちなみに、ラインナップはトランザムとトランザムGTAの2機種であり、前者が5リッターV8(215hp)、後者が5.7リッターV8(240hp)エンジンを搭載していた。

 取材車は並行モデルの5リッターエンジン搭載車。だが、エンジンがGMパフォーマンスのZZ4エンジンに換装されており、興味深い。また当時のカマロと兄弟車だけあって共通のボディパーツが多いのが特徴であり、この個体に関して言えば走行距離12万9300キロということだが、ボディや足回りがフルノーマルなのが非常にいい(すなわち動体保存するにも、まずは消耗品を変えていけばいいわけだし、調子の見極めも楽になる)。

 またデザイン的にも、マッスルというよりはエレガントにも見えるし、一見しただけでサードカマロよりワンランク上のクルマであることがわかる佇まい。スポーティだが、上品さも兼ね備えた大人のクーペという雰囲気がある。グリルレスデザインのため、ボンネットフードから外気を取り込む、今ではありえないデザインもかなり新鮮な存在だ。
世界的にも絶滅してしまったリトラクタブルヘッドライトも、今では逆に貴重な存在となった。すべてにおいて味わい深い存在だ。
90年代を代表するクーペとして名高いサードカマロ。その兄弟車となる。アメ車のクーペともなれば、マッスル系を想像するが、コイツは意外にも大人な雰囲気が持ち味。かといって大人しいかと思えば、5.7リッターの排気量を生かした豪快な加速が味わえる。
ホイールには目立った傷や腐食した箇所がなく、良い状態で維持されてきたクルマであることがわかる。マフラーはウエストクラブ製のステンレス4本出しに換装されており、野太いV8サウンドが味わえる。
この車両は、5.7リッターV8 ZZ4エンジンに換装されている。だが基本パフォーマンスは当時の5.7リッターV8よりも優れており、当時のC4コルベット程度の馬力数値は発生させるという。多大なチューニングが施されているわけではないので、コンディション自体は非常に良く、当時の「らしさ」全開で楽しめる。
大型の4連メーターの配置がスポーティだし、ダッシュボードが高く、ヒップポイントが低いという着座位置との関係性も、90年代のアメ車ならではだ。シフトノブのみ社外品に交換されている。
シートに若干のほつれがあり、使用感が確実に感じられるが、走行距離等に偽りがなく、「程度と距離と」といった、すべてのつじつまがあっていることが伝わってくる。ビシっと乗りたければ、ある程度手を入れなければならないが、ベースとなる骨格がシッカリしているので、その価値は十分にあると言えるだろう。
この手のクルマとしては、後席は決して広くはないが、なんとか大人が座れるだけの空間を備えている。長距離でなければそれほど苦痛ではないかもしれない。

ドーンと加速する感覚はまさにGTカー

 久々にこの時代のトランザムに乗ったが、印象はまさしくサードカマロ。もちろん、ポンティアックとシボレーというディビジョンの違いはあるものの中身が同じだけあって、印象もほとんど同一。2台の違いといえば、トランザムの方がポンティアックブランドである分、装備品がひとクラス上、という程度だ。

 換装された5.7リッターV8は、往年のV8エンジンらしく重低音サウンドを奏で非常に心地良く、そして軽く吹け上がる。すでに24年以上の歳月を経ているが、まだまだ「現役」を感じさせるコンディションに正直ビックリする。特にボディは「まだまだぜんぜんイケるでしょ」とウエストクラブ石川氏が語るように、体感的にも十分シッカリしている。

 そしてクルマが動き出して感じたのは、なかなかいいサイズだということ。全長4865×全幅1880ミリは今となってはあまり大きく感じさせない。確かに昔はそれなりに思えたが、今日のように巨大なSUVが増えるとそうでもない。今となってはヨーロッパ車だけでなく、日本車もこれくらいのサイズは普通に街中を走っているし、曲がり角で気にするのはフロントノーズだけ。もともとドライバーはクルマのセンターに近い場所に座っているので、後方は意外に短く感じるし。

 ダッシュボードが高く、ヒップポイントが低いというのも今となっては新鮮。現代のアメ車の中には、さすがにこういった趣のあるインテリアを有しているクルマがないだけに、余計に新鮮に感じる。アクセルを踏み込んでドーンと加速する感覚はまさにGTカーだ。忘れかけていたアメ車の魅力が久々に甦った瞬間でもあった。

 こういった90年代の出物も、そろそろ旧車世代に片足を突っ込んだと言われても致し方ないだけの年輪を刻んでいる。ただ、本当の旧車ほど、まだ手間がかからない機械的信頼は得ているだけに、現代のアメ車にはない濃厚な魅力を感じてみたければ、早いうちに一度体験しておくといいかもしれない。どのみち、最新のアメ車は高くて買えないだろうし…笑。
この時代のアメリカンクーペには、ハンドリングという言葉は似合わずに、豪快な加速感こそが相応しい。ボディがシッカリしているだけあって、手を入れて乗るのも楽しいだろう。

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