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特集 SPECIAL ARTICLES ヘッドライトの検査基準が改訂 vol.1並行輸入車、逆輸入車オーナーは必見

ヘッドライトの検査基準が改訂 vol.1

あなたの愛車は大丈夫ですか?

2015年9月からヘッドライトの検査基準が変わったことを、みなさんはご存知でしょうか。これにより、次回車検では要注意項目となりますので、ご注意ください(対策済みの方やD車オーナーの方は大丈夫ですが)。

更新日:2016.03.15文/椙内洋輔 写真/ワイルドスタイル / 田中享

取材協力

ワイルドスタイル
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2015年9月以降車検に通らない車両が続出

 2015年9月からヘッドライトの検査がロービームでの検査に切り替わり、ディーラー車以外の輸入車全般においてヘッドライトの照射範囲の改善が必須となったという。これはどういうことか。

 まず、これまでは車検時のヘッドライトの検査は、ハイビームでも行われていたのだが(ハイビームおよびロービームのどちらかで検査に受かれば良かった)、2015年9月からロービームの検査に正式に切り替わり、それによってヘッドライトの照射範囲が問題となり、改善が必要になるという話である。

 というのも、アメ車、逆輸入車の場合は、右側通行用に設えられているヘッドライトのため、日本の左側通行用とマッチしないのである(普通に考えれば分かるはず)。具体的に言えば、日本は左側通行なので、どちらかと言えば、路肩を照射するように中心よりも左側が遠くまで照らされる構造になっている。

 一方、右側通行車はその逆に右を遠く照らす構造になっているから、そのまま右側通行仕様のままで日本を走れば、左側セッティングのように左側を遠く照らさずに、右側、すなわち対向車側を照らすことになり、対向車のドライバーを幻惑することになるのである(安全性の問題にも繋がる)。

 ということで、このライトの照射範囲を右側通行用から左側通行用に改善しなければ、車検に通らないということが起こるわけである。
ロービームでのヘッドライトの検査が正式に施行されてる現状、しっかりとした改善が求められるのである。
もともと紆余曲折あり、ヘッドライトの検査は、ハイビームもしくはロービームのどちらかで検査に受かれば良かったのだが、2015年9月から車検時におけるヘッドライトの検査がロービームで行われることになった。これにより、日本仕様への改善がなされていない車両は、車検に通らないという自体が起こるわけである。
それ以前は、ロービームがダメでも、ハイビームでも検査が可能だったために、右側通行仕様のままの逆輸入車や並行輸入されたアメ車でも車検に通っていたのである。
日本は左側通行なので、路肩を照射するように中心よりも左側が遠くまで照らされる構造になっている(イラスト左)。一方、右側通行車はその逆に右を遠く照らす構造になっているから、そのまま右側通行仕様のままで日本を走れば、右側、すなわち対向車側を照らすことになり、対向車のドライバーを幻惑することになるのである(イラスト右)。
右側通行仕様のヘッドライトを灯し、壁に当ててみると、下記の左側通行仕様との違いが歴然であり、対向車への幻惑光が明らかに出ていることが理解できるだろう。
一方、こちらは左側通行仕様のヘッドライト。この状況になるよう改善する必要が出てくるのである。ちなみに、国産車でも社外品のHIDを使用するなどした場合、照射範囲や光軸にズレが生じ、車検に通らないことも現実に起きているという。
両車のヘッドライトを俯瞰すると一目瞭然だ。赤い枠の対策前のライトで日本の道を走れば、幻惑光を出すだけでなく、左歩行者側の照射が少なく、安全性にも問題があるということが言えるだろう。ということで、青枠の日本仕様への改善が求めらるのである。

でもなぜハイビーム検査からロービーム検査へ?

 詳しく言えば、ヘッドライト内のカットラインの変更である。カットラインとは、左側通行の場合、対向車を照らさぬよう右側がカットオフされて点灯されてる状態のラインのことで、このカットラインが右側通行だと、まったくの反対(対向車を照らす)になっている。

 だがじつは、この状態でもこれまでは車検に通っていた車両が多数ある。そう、これまではハイビームでの検査も可能だったから、ロービームに関してはカットラインの目視だけで済んでいたものもあり、昨年9月からロービームでの検査になったことにより、曖昧な改善では合格基準に満たない可能性が出てくるわけである。というか、実際に9月以降は不適合車が多数出てきている。

 ちなみにイギリス仕様の車両はもともと右側通行用のヘッドライトのため、改善の必要はない。

 で、まず、法律で定められている以下の用語を見て欲しい。ヘッドライトのことを前照灯といい、走行用前照灯はハイビームと定められており、われわれが今一般的に使用しているロービームはすれ違い前照灯と記されているのである。

・前照灯=ヘッドライト
・すれ違い用前照灯=ロービーム
・走行用前照灯=ハイビーム


 すなわち文字通り解釈すれば、普段暗くなってから使用する走行用ライトがハイビームであり、だから車検時に検査するライトはハイビームと指定されていたのである(でも数十年前の規定だ)。だが、今われわれが通常走行で使用するライトはロービームであり、真っ暗な田舎道や山道、またはたまに遠くを見渡したいときにハイビームを使用するという使い方が一般的になっているはず。すなわちまったくの逆である。とはいえ、車検ではハイビームの検査が続いていた。

 なお、ハイビームに関しては、ロービームほどの照射範囲の基準はなく、昼間のような明るさがもたらされるライトとしていることから、並行輸入車や逆輸入車でも、ハイビームの検査には合格したと言われている。

この先考えられる対応は?

 だが、ライト自体の進化やHIDバルブの登場により、ロービームでの明るさ維持が可能となったと判断されたのか、いつしか街中で使用する一般的なヘッドライトはロービームとなっており、じつは平成10年(1998年)9月1日からロービーム検査が施行されるはずだった。具体的には平成7年にヘッドライトの保安基準が改正され、それが平成10年9月以降の製作の車両に適用されることから、ロービームでの検査が推奨されるようになった。

 とはいえ、当時の指定整備事業所に設置されていたヘッドライトテスター(測定器)では、すれ違い用前照灯の光度および照射光線の向きの検査を行うことができないものが多く、また新しい基準に適合したクルマの保有率も低いことから、当分は経過措置としてハイビームでの検査も認められたいたのである。すなわち施行延期。で、その延期が17年後の2015年8月まで続き、2015年9月1日からついに正式に施行されるようになったという流れである(結局のところお国の事情というやつか)。

 で、このロービーム検査によって車検に通らない車両が続出しているのである。ちなみに、国産車でも社外品のHID装着とかによって光軸が狂っていたり照射角に変化が起きて車検に通らないというクルマが出てきているという。

 なお、平成10年8月31日以前の製作車は、今後もハイビームでの検査が行われるという。

 ということで、上記の流れによって生じる事象に対応するために考えられる方法は大きく分けて以下の3つだろうか。

1、ディーラー車用(日本仕様)のユニットにアッシー交換する
2、ヘッドライトを独自分解して調整を試みる
3、専門業者にお任せする
etc


 まず、1の場合は正規ディーラー車の存在する並行車および逆輸入車に限られること(たとえばタンドラやシエナは不可、またチャレンジャー、チャージャーも不可)。しかも、あったとしてもアッシー交換×両目で50万円以上とか、かなり痛い出費となる可能性があるし、たとえば初期型の北米FJクルーザーが日本仕様のFJのヘッドライトを装着しようとしても形状が異なり、装着できないなんてこともあるから、きちっと確認をとった上での作業が必要となる。
個人や業者レベルで独自分解を行ない、車検適合へのカスタマイズを行っている方々もいらっしゃると聞くが、車検を通すための一時しのぎこそ危険であり、長く乗るのであれば後々のことを考えた適切な改善をすることをオススメしたい。
ワイルドスタイルでは、H1バルブ以外のプロジェクターヘッドライトの車検適合カスタムも受け付けている。シールド部分を分解し、中身に手を加えて改善を行ってくれる。
なお、作業完了後には「日本仕様対策済み」を示すJDSの保証ステッカーが貼られる。まさしく車検対応100%の自信の表れであり、正確かつ緻密な作業の結晶である。
JDSハロゲンバルブ。バルブ内に特殊な角度の反射板を備えているため、交換するだけで光軸を左側通行仕様に変えてくれるという優れもの。H1バルブ使用車には朗報だろう。なお、ハロゲンランプの2倍の明るさを誇る「JDS・HIDシステム」も同様に車検対策品となっている。
全国から送られてくるプロジェクターライトに関しては、関連工場にて精緻な作業が行われている。
こちらは、JDSバルブ完成までの試行錯誤を表す写真。内部構造を司る反射板の角度、形状等を細かく記している。H1バルブ以外のバルブにも対応研究中ということだ。

ヘッドライトの救世主、現れる

 また、噂だが、一部日本仕様のアメ車ディーラー車のなかにも対策されていない車両があるという話もあり、対応不可能な車両もあるかもしれないから注意しなければならない。

 で、2だが、これは各業者によってアプローチが異なり、独自でヘッドライトユニットを分解し調整を試みているショップが結構あるというが、きっちりとしたノウハウがあるならいいが、闇雲に分解され、しかも一度で車検に通らず、二度、三度と分解調整を繰り返された内部構造を想像しただけで、寒気がしませんか?

 また、なかには個人レベルで調整している方もいるという話を聞くが、その場合はある意味自己責任となるのでしょうが、ショップレベルでの処理となったら、やはりそれなりのレベルを期待してしまう。

 それに車検はその後も数年おきに続くわけである。その状態で、次も、その次も車検が通るよう完璧な状態が求められるはずである。となると、そういった確かなショップを見つける手間も必要になるだろう。

 ということで、3である。これはこういったライト事業に特化した専門業者に任せるという方法である。たとえば、H4バルブ使用車なら、「JDSハロゲンバブル」を使用するのはどうだろうか。しかも1万円弱で対応可能であるというから懐にも優しい(今年3月いっぱいは特別価格の9800円という)。

 この「JDSバルブ」は、バルブ内に特殊な角度の反射板を備えているため、交換するだけで光軸を左側通行仕様に変えてくれるという優れもの。開発にあたっては、適正な照射範囲を出すための試行錯誤が繰り返され、完成した商品は特許取得済み。この商品に関しては、日本全国のディーラーからも問い合わせが多く、実際に使用されている車両も多いことから、信頼性の高さを物語っていると言えるだろう。

 たとえば、逆輸入車に関して言えば、ホンダディーラーは意外にも逆車の車検等を受ける傾向にあるそうで(知っている限りトヨタは一切受けないらしい)、そういったディーラーからの引き合いも多いというのである。
<関連記事>
>> ヘッドライトの検査基準が改訂 vol.2 を見る

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