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特集 SPECIAL ARTICLES 1967 シボレーカマロ (CHEVROLET CAMARO)初代カマロのデビューイヤーモデル

1967 シボレーカマロ (CHEVROLET CAMARO)

オリジナルテイストに近い状態が味わえる

1967年に登場した初代シボレーカマロ。初代といえば69年の人気が高いと言われるが、取材車は67年型。それでもコンディションは最良であり、非常に洒落た内外装が特徴の車両だった。

更新日:2017.10.06文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力

BUBU / ミツオカ
TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]

BUBU横浜
TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

マスタングの対抗馬として1967年にデビュー

 コルベットというアメリカ初の量産スポーツカーが、MGやジャガーといったブリティッシュスポーツカーに対抗して誕生したように、コンパクトカーのマーケットもまた、VWビートルなどの台頭をきっかけにして、シボレーコルベア、フォードファルコン、プリマスバリアントといったアメリカ製の小型車が誕生していた。

 なかでもシボレーコルベアは、スペシャルバージョンのコルベアモンザが好調な売れ行きとなり、小型スポーティカーの主役として一躍マーケットに躍り出た。

 このモンザのヒットに注目したのが、マスタングの生みの親であるアイアコッカだった。1964年にデビューしたマスタングは、たったの4か月で10万台を販売するという驚異的な売れ行きで、「ポニーカー」というスポーティカーの市場を確立してしまったほどだった。

 マスタングの成功を目の当たりにしてGMの首脳陣も動き出した。マスタングが開拓したポニーカーのマーケットに打って出るため、打倒マスタングを目標にしたカマロ(CAMARO)の開発が進められたのである。

 ちなみにこの「CAMARO」というネーミングは、シボレー車はすべて「C」で始まる名前でなくてはならないという不文律があったために決まったそうだ。確かに当時のクルマはコルベット、コルベア、シェベルなど、すべて「C」から始まる名前が付けられていた。

 そして1967年に登場した初代カマロ。初代カマロは、3年という短命に終わったが、マスタングよりも若干大きボディサイズとパフォーマンスエンジンによって人気を博したのである。

 そして現在、この初代カマロに関していえば最終年式となる69年型の人気が高いと言われているが、今回取材した初代カマロはデビューイヤーとなる67年型。マッスルな69年型に対して落ち着いたスタイリングが特徴の年式である。
1967年にマスタングの対抗馬としてGMがリリースした初代カマロ。そのオリジナル広告。後ろからクーペ、ラリースポーツ、そして前方のレッドストライプタイヤに396cuinのV8エンジンを積んだSSコンバーチブルが写っている。
67年型カマロクーペ。スタンダードグレードのカマロであり、マッスル的な雰囲気よりは落ち着いたスタイリッシュなデザインが特徴的なモデル。マリーナブルーストライプのストライプがホワイトカラーによく似合う。
275hpを発生させるからパワー感もあり、何より濃密なV8サウンドが味わえるのが嬉しい。
搭載されるエンジンは327cuinV8。いわゆるスモールブロックV8エンジンである。リビルト品だけあって、現代の交通事情でもスムーズに走る。
フレームオフレストが施されているために、下回りもすべてリペイント済。正直、走らせるのがもったいないほどのコンディションだった。

三角窓が健在なのは67年型のみ

 しかも67年型はデビューイヤーであるから、実際の製造期間は長くなく、数が少ないからこそ68年、69年と比較して良質なものを探すが難しいとも言われているのである。

 そんななかの67年型カマロクーペ。いわゆるスタンダードグレードのカマロであり、マッスル的な雰囲気よりは落ち着いたスタイリッシュなデザインが特徴的なモデルである。

 ホワイトボディにマリナーブルーのストライプが眩しいグッドコンディションの1台。搭載エンジンは327cuinのV8=5.3リッターV8が搭載され、275hpを発生させるラリーパッケージ用のエンジンが搭載されている。

 ボディは、本国にてフレームオフのレストアが行われ、エンジンとパワーグライドのミッションはリビルトされ、サスペンションやドアパネルに至るまで全域で新品パーツが使用され、ボディ下回りもリペイント済みというから、ある意味新車にもっとも近い状態と言っても過言ではないだろう。

 一方で、これまた鮮やかなブルー地のインテリアも、目に入るものすべてが新品に近い状態であるという。シートも新品であり、華奢なステアリングもほぼ新品だ。また67年型だけの特権となる三角窓(ベントウインドー)も健在だった。

 同車は、2010年に全域にわたるリニューアルが行われ、それからある程度の距離を走っているということだから、取材対応時にもまったく普通に走り何事もなく戻っていったし、各部のパーツも馴染んでいるということだから、まさに絶好調といったとこだろう。

 このカマロを販売しているBUBUのBCDは、コンディション優良のビンテージを販売するのがポリシー。だから決まったブランドの車両を販売することはなく、歴史を感じさせるビンテージのみを取り扱うのである。

現地にてお宝級の旧車を掘り起こし日本持ち込む作業

 しかも販売車両は、直接日本人のバイヤーが現地に飛び、日本人の目で見た車両鑑定おこない、現地販売人と直接交渉することで車両の状態を把握している物件のみという。

 アメリカ本国には、自国の旧車を愛するアメリカンがまだまだたくさんいるということで、お宝級の旧車を掘り起こし、日本に持ち込む作業を積極的に行っているというわけである。

 ちなみに、こうした販売車両は、すべてがナンバーズマッチのフルオリジナル車というわけではない。中には、本国にてレストアされていたり、リペイントされていたり、エンジンが換装されていたり…。だが、目利きが日本から現地に飛ぶことで、BCDの自社基準を満たすもののみを買い付けているのである。

 今回紹介した67年型カマロは、日本で言うところのマッスルテイスト溢れる69年型ではないが、先に記したように、あくまでコンディション重視の視点から見た最善の1台であり、オリジナルテイストに近い状態が味わえるということを重視した結果というわけである。

 週末、これに乗ってカフェに行くだけでも、きっと心が洗われるに違いないのである。
ライトブルーのインテリアは美しいのひと言。華奢なステアリングが67年当時を思い起こさせる。まるで新車のような佇まいである。
組み合わされるミッションもリビルト品を使用しているから、コンディションに不安を抱く必要もほとんどないと思われる。
パワーブレーキが装備されているので快適に走らせることが可能。ただし、あくまで当時の制動性能だけに、ブレーキに関しては慣れが必要。慣れれば普通に走らせられる。
細部にまでこだわり仕上げられたインテリアだけにシートも新品のような状態だった。
<装備&作業内容>
アーマインホワイト/マリーナブルーストライプ
ブライトブルーインテリア
327cuin/275hp V8
パワーグライド・オートマティックトランスミッション
2010年フレームオフレストレーション
(リビルドエンジン・リビルドミッション・サスペンション・ブレーキシステム)
カウルインダクションフード
パワーステアリング
パワーブレーキ
センターコンソール
チルトステアリングホイール
フォールドダウンリアシート
NEWボディウェザーストリップ
NEWエンブレム
NEWフロント&リアバンパー
NEWシートカバー
ドアパネル リアクォーターパネル ヘッドライナー
ダッシュパッド カーペット
15インチ ラリーホイール
リアスポイラー

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