2015年型シボレータホがフルモデルチェンジを受け登場した。ボディは5180×2044×1889ミリと若干だが大きくなり、搭載されるエンジンは2104年型までと同じ5.3リッターV8だが、エコテック3に進化し、355hp、最大トルク383lb-ftを発生させる。
このエンジン、ダイレクトフューエルインジェクションやエンジン負荷によって4気筒を休止させるアクティブフューエルマネジメント、バリアブルバルブタイミングシステムが搭載され、さらに6ATとの組み合わされることで旧モデル比10%近くの燃費向上を達成しているという。
ボディ&シャシーは、これまで同様トラックたるシルバラードをベースとするが、すべてにおいて同様というわけではなく、同じく縦4灯のヘッドライトながらもタホ独自の精悍なマスクを実現している。
全体的なデザインは、スクエアかつシャープな印象を与え、2014年型までとは明らかに異なるボディラインを形成する。さらに見た目としては、ボディ全体にクロームのアクセントが加えられており、良い悪いは別にして、旧モデルとは明確な差別化が図られている。
写真で見ていたより、実物のインパクトはかなり大きい。クロームのアクセントも効いているからか、個性的かつ何にも似ていないオリジナリティ溢れるフロントマスクを実現している。シルバラードがベースとなるが、その面影はあまりない。
ボディサイズは5180×2044×1889ミリと若干大きなっているが、見た目の印象はそれほど変わっていないように見える。だが、全長は旧モデルよりも50ミリ伸びており、だがそれは、後部座席のスペースにあてられているということで、居住性が一段と向上しているのが新型の特徴である。
全体的に角張ったデザインに復刻しているような感じに生まれ変わった。
取材車両は、2015年型タホ4WD。LTグレードにラグジュアリーパッケージと電動サンルーフ等が装備されるサン&エンターテイメント&デスティネーションパッケージとオプションの22インチホイールが別途装備されている。
シャシーは、旧型モデル同様2WD、4WDから選択可能であり、構成グレードは、LS、LT、LTZの3つとなっている。今回取材したモデルは、LTの4WDということになる。
LSはスタンダードグレードとなり、18インチアルミホイール、プロジェクタービームヘッドランプ、18インチアルミホイール、フラット格納式2列目/3列目シート、バックカメラ、リアパークアシストセンサー、リモートビークルスターター、オートマチックトライゾーンクライメートコントロール、フロントセンターエアバッグが主要装備となっており、LTは、LSの装備を含み、レザーシート、8インチタッチスクリーン、フロントシートヒーター&ポジションメモリー、BOSEプレミアムオーディオシステム、レーンデパーチャーウォーニング、フォワードコリジョンアラート、パワーリフトゲートが主要装備となる。
一方、LTZは、LTの装備を含み、20インチポリッシュアルミホイール、HIDヘッドランプ、LEDデイライト、スマートキー、フロント12wayパワーシート、フロンベンチレーションシート(ヒート&クール)、フロント&リアパークアシストセンサー、パワーチルト&テレスコピックステアリングコラム&ポジションメモリーシートパワーリリース、パワーフォールディングサードシート、サイドブラインドゾーンアラート、リアクロストラフィックアラート、レーンチェンジアシストが主要装備となる。
なお、パフォーマンス関係の違いでは、LTZにマグネティックライドサスペンションが標準装備されるといった感じである。
今回の取材車は、BUBUの自社ブランドB.C.Dが輸入した1台。B.C.Dは、良質な中古車を販売する認定中古車として有名だが、新車の販売も行っており、特にニューモデルに関してはいち早く輸入し、日本の路上を走るために必要なセッティングを施し、きめ細かいアフターフォローのもと送り出してくれる。
さらに今回取材したタホのように、あえて個性的なボディカラーや各種オプションを装備した車両等、他店では決して見られないモデルが多数取り揃えられているのが特徴である。
このタホは、LTグレードにラグジュアリーパッケージと電動サンルーフ等が装備されるサン&エンターテイメント&デスティネーションパッケージとオプションの22インチホイールが別途装備されている。
搭載されるエンジンは2104年型までと同じ5.3リッターV8だが、エコテック3に進化し、355hp、最大トルク383lb-ftを発生させる。また、ダイレクトフューエルインジェクションやエンジン負荷によって4気筒を休止させるアクティブフューエルマネジメント、バリアブルバルブタイミングシステムが搭載され、さらに6ATとの組み合わされることで旧モデル比10%近くの燃費向上を達成している。
これまでのシンプルイズベストといった質素なインテリアに、華が加わった感じであり、誰もが納得するであろう変革に富んだインテリアが与えられている。具体的には2015年型は、2104年型にプラスして質感の向上と共にデザイン性がアップしており、一気に垢抜けた感じになった。
セカンドシートまでを倒せばフラットで広大な荷室スペースが現れる。なお、これまで跳ね上げ式だったサードシートは、床下収納タイプとなり、利便性向上に一役買っている。
格段に良くなったシルバラードがベースとなる2015年型シボレータホ。兄弟車たるサバーバンや、そのタホ・サバーをベースに誕生するエスカレードまでをも考えると、この先7年以上のモデルサイクルを考えた正常進化がなされているはずである。すなわち、メルセデスやBMW、それにレンジローバーといった世界のライバルたちをも凌駕するほどの最新SUVにだ。
実際に触れたタホは、その期待を裏切らない最高の質感と走り、そしてインパクトを与えてくれる。とはいえ、最新SUVにありがちな軟弱なモノコックボディのCUV的なモノには成り下がらずに、ザ・アメリカ的なゴツイ骨太感は健在であり、それだけでも「タホに乗る理由に得る」と言っても過言ではない。だが…。タホも今や800万円以上の金子が必要になる高級モデルにランク付けされる。それって、ひと昔前ならエスカレードが新車で買えた金額である。
タホの場合、新型になっても、プレミアム感がアップしても、基本的な成り立ちはアメリカンSUVであって、その感触はまったく消えてない。今後登場するエスカレードは、最高級ラグジュアリーSUVであって、この両者が交わる事は決してないのである。すなわち新型タホの個性は死なず。正直、2014年型モデルでもまったく過不足なかったが、この2015年型に触れてしまうと、垢抜けた分、気になって仕方がない存在である…。
セカンドシートとサードシートは、パワーフォールディングシートとなっており、テールゲート横にあるスイッチにて電動操作が可能である。セカンドシートは、跳ね上げ状態まで電動折りたたみが可能になる。なお、シートを戻すのは電動ではなく手動となる。
もはや当たり前となったパワーリフトゲートは、LTとLTZに標準装備となる。
リアウインドーのグラスハッチのみを開閉することも可能である。
プレミアムカラーのサブレメタリックというパープルメタリックのようなボディカラーと22インチのオプションホイールのコンビネーションがよく似合っている。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES