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連載 REGULAR ARTICLES シボレーコルベット C4 (CHEVROLET CORVETTE C4)この先10年乗るための衣替えを決行

シボレーコルベット C4 (CHEVROLET CORVETTE C4)

「純正感」を残しつつ手を加えたのがポイント

1台のアメ車に長く乗っていると時にやってくる倦怠感。「あ〜乗り換えたいな」と。ただ、そうは思うものの実際にはいろいろ制約があってか「乗りたいクルマが見つからない」なぁということもある。そんな時は思い切って衣替えをしてみるのも良いかもしれない。内容によっては、雰囲気が異なりまた違った愛車生活が可能になるかもしれないから。

更新日:2013.08.05文/椙内洋輔 写真/椙内洋輔

取材協力

ジャパンレーストラックトレンズ
TEL 0356613836 [ホームページ] [詳細情報]

長く乗る必ず起こる愛車との倦怠期

 車輌は92年型となるC4コルベット。オーナーさんはコイツをちょうど5年落ちくらいで手に入れた。ボディはブラックのノーマル状態。並行モノだったが、レーストラックにて面倒見てもらうことを前提に購入。

 それ以来、メンテナンスしながらずっと乗ってきた。適度に手を入れつつ、基本ノーマル状態を重視。大きなトラブルもなくそれから10数年が経つ。

 時にマフラーを換えたがうるさくて家族に不評だったためにノーマルに戻したり、それからまたボーラに換えたりと…。また時に乗り換えを検討するも、乗り換えるべきクルマが見当たらずに車検が来たりと…。その後の大きな出来事といえば、ホイールを換えたことか。18インチのアメリカンレーシングに。

 メッキがキラキラ光りアメリカ的な雰囲気になったが、同時にホイール内がよく見えるようにもなり、ブレーキのもの足りなさが残るものの、頭の片隅で乗り換えを模索している自分もあり、あまりお金をかける気にもならず…。

 だが。ここにきて遂に決心した。「少し手を入れてこれからも乗ろう」と。その覚悟がついたのは、レーストラック高橋氏のある言葉がきっかけだった。

 「C5くらいならまだ手に入るけど、C4はもう手に入らないよ。少なくともこんだけの個体はさ」。さらに「このクルマには、かれこれ10数年、君が手をかけてきた歴史と価値が備わるわけだしね」

 たしかにコレと言って乗りたいクルマがあるわけでもないし(けどモヤモヤする)、C4が嫌いになったわけでもない。さらに降りることを決意させるほどの大きなトラブルや出費もなかったし…。

 ということで、考えた末に出した結論がC4のイメージチェンジだった。オールペンとブレーキの模様替え。オールペンに関しては、昔から好みだったブルー系にペイントし、ブレーキには大型キャリパーとローターをセットする。

 で、ブルーは日の光によって輝きが異なるダークブルーをチョイス。ブルーにも見えるが角度によってはナス紺のようにも見えるようなカラーでオーダーし、ブレーキにはアルコンベアーの6ポッドと穴開きスリットローターを装備することにしたのである。
これまで10数年、大きなトラブルもなく好調を維持してきたエンジンは、C4の魅力のひとつであるアメ車らしい低速トルクを武器に今後もオーナーさんを楽しませてくれるに違いない。最新のアメ車にはないV8らしさ溢れる息吹や振動もまた逆に魅力的である。
全体的にプラスチッキーなインテリアではあるが、コックピットと呼ぶに相応しいタイトな空間や各種造形(デジタルメーターや手前のボタンスイッチ)が魅力的。
取材車輌にはコニのショックが装備される。硬過ぎず、適度なシャープさが心地良い。
年代モノ車輌へのホイールセレクトは案外難しいと言われるが、このC4に装着した18インチのアメリカンレーシングは、古さと新しさを上手くマッチさせ、いい塩梅に収まっている。
18インチホイール内にはアルコンベアー製の6ポッドブレーキキャリパーとローターがセットされた。ホイールも含めメカニカルな感じがC4にマッチしていると同時に華やかさが増している。
ボーラのマフラーを装着しているため、爆音ほどじゃないが、重低音が響いている。

この先も乗るための衣替えを決行

 まずブレーキだが、18インチホイールに収まった大径ブレーキのメカニカルな感じが加わることで、ちょっと古めのボディに最新の感じが加わって、印象がガラリと変わっていることが伝わってきた。もちろん、純正のままでもそれなりの雰囲気は有しているが(枯れた印象を感じるけど)、強烈過ぎない「新しさ」が加わったことで、イマドキのスタイルになったと思う(手を加えている感じも伝わってくる)。
 それにスポーツカーとしてはブレーキに余裕があった方がいいに決まっているし(最新スポーツカーのような凄みも加わる)。

 さらに、よく見ると分かるが、ホイールがキラキラ輝いているとはいえ、なんとなく「純正っぽいカタチ」が逆にいい。

 というのも、ダークブルーにペイントされたボディが、これまたC4の純正色にあったようなブルーメタリックのような雰囲気を醸し出し、いじってはいるが、ノーマル状態とうまくミックスさせて、全体のバランスや雰囲気をぶち壊しにしていない。というかパッと見、このボディカラーって純正? とも思えなくもない。

 「実物を見ると分かるんだけど、横から見てボディ上部と下部とでは、見える色が異なるんですよ。上はブルーに見えて、下は紺とか黒に見える。けど真後ろからみると上下ともブルーに見える」。小さいことだけど、変化を加えてるんですね。でもそれでいてちゃんとC4のままでしょ?(笑)
歴史的な名車と呼ばれるアメ車に乗っているオーナーさんは、もちろんクルマのコンディションもあるが、大切に乗ることをお勧めしたい。その当時のアメ車のフィーリングは、もはや最新のアメ車では味わえないし、デザイン的なテイストももちろん変わってしまっているから。

C4の良さを残しつつモディファイ

 そういった細かいコダワリのなか作られたC4ではあるが、筆者として一番気に入ったのが、C4らしさを失っていないことだ。
 過去に見たC4は、エアロを装着したりしてC4特有のボディラインを消してしまっているクルマが多かった。C4の良さは何といってもそのボディのラインに尽きるのに。コルベットらしさを残しつつ、ちょっと欧州車テイストを盛り込んだ絶妙なライン。でも明らかにコルベットであると主張するデザイン。けど、エアロを付けることで台無しじゃないかと…。それにホイールのセレクトも、モノによってはかなりのイメージダウンをもたらすものもあるから難しい。

 だからこそ、いま乗るC4オーナーさんには、このラインを消さないで欲しいと切に願うとともに、今回紹介したオーナーカーのように絶妙なテイストでC4を維持させつつ楽しく乗って欲しいと願うわけである。
 「純正こそ全て」などと言うつもりは決してないが、C4の良さ&特徴をあえて消してしまう必要性はないと思うのである。

 取材時、撮影場所まで同乗し結構な時間走っていたが、このC4の状態の良さが明確に伝わってきた。何より乗り心地に角がなく、すべてにおいてスムーズ極まりない印象だった。これこそ長い時間走らせつつ健康状態を維持してきたたまものであると認識した次第である(乗り心地と騒音が酷いC4過去何度も乗ってきたからこそ断言できる!)。

 長く乗ってきた愛車に飽きが来たら、次なる愛車に乗り換えることももちろんステキだが、こうしたひと手間を加えることで愛車の魅力を再確認することもまたステキな話である。しかも、その愛車が歴史的名車であるならば、なおのことである。
長く乗るためにちょっとした衣替えは効果大だと思いましたね。派手なピンスト入れて自分なりの色に染めてしまうことも良いですし、今回のオーナーさんのように純正をキープしつつ手を加えることもまた良いと思いますね。
車内には、オーナーさんに渡されるペイント塗料が置いてありました。いわゆるタッチペン的な用途や万が一時の色合わせにも使えるでしょうか。ブラックから生まれ変わったこのブルーのC4、めちゃめちゃカッコいいですわ。
取材中かなりの時間同乗していたが、不安要素、不満要素はまったく感じなかった。これまでの間ずっと乗りながら好調を維持していたことと、過度なカスタムを施してこなかったことが要因のひとつであると思う。速さではイマドキの最新スポーツカーには叶わないと思うが、乗り手の満足度やカッコ良さはヒケをとらないと思う。

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