更新日:2023.12.05
文/田中享 写真/ステランティス
1964年中盤にデビューした初代マスタングが大ヒット、それにカマロも加わってポニーカーブームが巻き起こったのが60年代のアメリカ。
その勢いは増すばかりで、1970年になるとマスタングやカマロは第二世代に突入する。
そんなポニーカー市場に参入したのがダッジチャレンジャーである。
だが、デビューした1970年こそある程度の販売台数を記録したものの、実は当時すでに排ガス規制やオイルショック等により市場は縮小傾向にあった。
すなわち、遅きに失した感が強く、我々が想像するほどの販売成果は残せなかったのが、当時のチャレンジャーなのだ。
それが証拠に、1970年にデビューした4年後の1974年で初代モデルは生産終了している! 我々の記憶に残っているのは1970年と1971年のたった2年のみだ。
そんなチャレンジャーの伝説的存在がコンバーチブル。当時の生産台数が100台とも200台とも言われている超絶レアな存在である。
現在、現代版マッスルカーとして大人気のチャレンジャーにもディーラーオプションとしてコンバーチブルが設定されているが、その設定が行われたのが生産終了の前年となる2022年。
それ以前からチャレンジャーのコンバーチブルは熱望されていたが、実現したのが最後の最後であったという事実は、おそらく、1970年代当時のオリジナルチャレンジャーのコンバーチブル自体が非常に少なかったということに起因しているのではないかと筆者は考えている。
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