東京都江戸川区一之江に店舗を構えるガレージダイバン。創業21年の老舗的存在であり、車両販売からカスタマイズに至るまで、常にユーザー目線での行動をモットーに、信頼度の高さウリにするショップである。
そんなガレージダイバンは千葉に自社工場を持ち、販売した車両のみならず、他社で購入された車両のメンテナンスやアフターフォロー、さらにはカスタマイズを行っており、ガレージダイバンの自社工場でありながらも、独立したひとつの店舗として日本全国からのユーザーに親しまれている工場でもある。その名もGDファクトリー千葉。
で、今回はそのGDファクトリー千葉に取材に行った。湾岸線千葉北IC下車で約10分。国道16号沿いというまさしく車屋さん激戦区に居を構えるGDファクトリー千葉。
広大な敷地と二階建ての工場店舗には、整備待ち、カスタマイズ待ち、車検待ちの車両が複数並び、工場内には、今まさに作業中の300にチャレンジャーが置かれている。
その工場内には、複数のリフトにタイヤチェンジャーやバランサーを持ち、奥にはこれまた複数の電子デバイスを有し、万全の状態を常に整える。
聞けば「アメ車に乗る&楽しむにあたり、必要となりうるその全ての作業をウチの中で完了できるよう、そのすべてに対応することを心がけております。またそのための人材や機材の導入にも積極的です」
たしかにそうだ。筆者は、年間80軒以上のショップに行くが、すべてがそろったショップというのは本当に数少ない。たとえば自社でタイヤとホイールの組み換えが出来るショップすら数少ないし、車両のチューンはできるが、オーディオは門外漢というショップが一般的である。
だがGDファクトリー千葉は、そういった作業を自社ですべてまかなえる。車検、修理、整備、カスタム(足回り、エアサス、オーディオ、ワンオフマフラー製作etc)。しかも、常に最新を導入しており、時代の変化にも対応しているのである。
「たとえばテスター診断機。いまや高年式のアメ車の診断にはマストとなっている電子デバイスですが、これらは『今は持っていて当たり前の時代です、逆にこれをどう使うか、使いこなすか。この診断機が導き出す内容からどう修理に導くかが大事なんです』。持っているだけでは万全な修理はできません」という。
新しい車両が登場すれば、それに対する機材が必要になる。そしてその機材を使いこなすメカニックとしての能力を高めなくてはいけない。GDファクトリー千葉のメカニックは、常にそうした状況を視野に入れ、作業をしているのである。
また、こうしたメンテナンス技術に加えて、同社は板金塗装やボディカスタマイズも得意としている。特に注目すべきは、事故車両の修理でああり、事故修理で必要となるボディパーツ&純正パーツの注文に関してはノウハウが必要になるのだが、アメリカとの直接の取り引きから日本国内での調達に至るまで、同業他社からもアテにされるほどの実績を積み上げているのである。
同社で製作されたカスタマイズカーを過去何度も見たが、エアロ装着やオーバーフェンダー加工といった作業の緻密さにはかなり驚かされたものだった。
そしてこれらの状況を常に支えているGDファクトリー千葉二階のパーツショップ。純正パーツからカスタムパーツに至るまで、数千のアイテムを在庫するその物量感は圧巻である。
「昔は、常に数日待たせて取り寄せるショップがほとんどだったと思います。ですが、今や時代が変わり、できる限り素早く対処するのが一般的です。そうした状況に対応するためにも、純正パーツはほぼ在庫しておりますし、万が一欠品があったとしてもデルコの純正品なら翌日には届きます」
できるだけ早く、確実に治す。この当たり前のようで、じつは当たり前ではない言葉を、限りなく忠実に実戦しているGDファクトリー千葉には、だから日本全国からの問い合わせがあり、また千葉県全土のみならず近隣諸県ユーザーがあえて自走して持ち込みにやってくるのである。
最後に。マネージャーの橋本氏いわく「今後はこれまでの実績にプラスしてGDファクトリー千葉としても今まで以上に車両販売に力を入れていきたいと考えていますね」
信頼できる工場が販売する車両とは、われわれユーザー目線からすれば理想的な車両と言えるに違いない。次なる展開が非常に楽しみなGDファクトリー千葉であった。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES