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特集 SPECIAL ARTICLES 2007 ダッジデーモン コンセプト非常に完成されたコンセプトカーは市販一歩手前で頓挫

2007 ダッジデーモン コンセプト

当時の勢いのまま販売されていれば…

各部を見渡せば何てことないスペック。だが、「あったらな…」と思わせる魅力的スタイルを持つコンセプトカーがデーモンだった。

更新日:2019.06.11文/椙内洋輔 写真/FCA


ご覧の通り風貌だけで言えば、当時のマグナムやチャージャー等のデザインを完全に引き継いでいる。スペック的には大したことはないが、アメリカ自動車史に根付かない小型ロードスターの登場まであと一歩だった。

コンセプトカーの完成度は随一だった

 ランページを記事にするにあたりダッジのバックアップデータを探っていたらたまたま見つけた一台。当時はそれほど興味もわかず、2.4リッター直4という排気量にもピンとこなったため記事にすることはなったかが、今見ればまったく違う世界が見えてくる。

 そう、ダッジデーモンコンセプト。デーモンとは、別エントリーで紹介しているチャレンジャーデーモンが記憶に新しいが、もともとは70年代のマッスルカーが起源。そしてその名がコンセプトカーで復活した。

 この名が復活した2007年は、クライスラークロスファイアが市販され、ダッジチャージャー、マグナム、300と続き、クライスラーがイケイケの時代であった。そして彼らが求めた次なる車両が、打倒MX-5(マツダロードスター)。

 デーモンコンセプトは、当時のダッジマグナムあたりの面影を持ちつつ、ミニバイパー的スタイルをまとった2シーターロードスター。

 搭載エンジンは2.4リッター直4NAエンジンで172hpを発生させ、FR駆動に6速MT、さらに全長×全幅×全高:3974×1736×1315ミリ、車重は1179kgという、アメ車の中では非常に小型&軽量なスポーツカーだった。まさしくアメリカ的MX-5だった。

 この当時、GMにはポンティアックソルスティスがあった。2005年にデビューした本格的2シーターロードスターだが、間違いなく、コイツの存在もダッジを刺激したはずである。

 さらに上記の通り、コンセプトカーさながらの他モデルを実際に市販もしていたから、多くのアメリカンはダッジのロードスターを待ち望んでいた。

たらればの話なので全く意味をなさないが、それでも当時デビューしていれば、今頃は多くのファンを得ていたに違いない。それだけの魅力あるデザインだと思うし。
 だが、このクルマを単一車種として実際に開発する資金がダッジにはなかった。たとえばクロスファイアはベンツSLKとコンポーネンツを共有していたからデーモンコンセプトにもそうした共有車両が存在すれば、今もなお市販されていたモデルになっていたかもしれない。

 デザイン、主要コンポーネンツ、その他の完成度は当時ピカイチだったわけだし。しかし白紙撤回。

 一時期、2010年あたりにアルファロメオスパイダーベースでのロードスター開発が期待されたこともあったというが、それも頓挫。

 ということで、ダッジ発の2シーターロードスターの誕生は夢物語となってしまった。

 この「デーモン」という名はそれから10年後に840hpという驚異的なチャレンジャーのサブネームとして使われることになったため、恐らく、今後も単一車種としてデーモンが登場することはないはずである。

 それにしても、このデザイン的魅力の素晴らしさといったら。あの当時発売にこぎつけていれば、その後に「V8搭載」等のバリエーションも期待できただけに、本当に惜しい。バックアップデータを眺めながら1時間以上も思いを巡らせてしまった。
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>> ポンティアックソルスティス を見る

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