TEST RIDE

[試乗記]

これまでのアメリカンSUVとは贅沢レベルの次元が違う

2019 リンカーンナビゲーター ブラックレーベル

スペースYOKOHAMA ではすでに4台以上の新車を販売中

実車としては初お目見えとなるリンカーンナビゲーター。実物を間近にすると、ちょっとレベルの違う豪華さに圧倒される。

更新日:2019.12.25

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/スペース YOKOHAMA TEL 0455300139 [ホームページ] [詳細情報]

「アメリカンSUV」をさらにワンランク上へ押し上げる存在

 2018年に登場した新型リンカーンナビゲーターは、それ以前までのナビゲーターとは比較にならないほどの変革を遂げている。というか、実車を目の前にすると、旧ナビゲーターと結びつける部分は皆無。個人的には、ナビゲーターというよりは、全く別の「高級SUV」といった方がいいんじゃないか、と思ったほど。それほどの別次元オーラを見せる。

 逆に言えば、旧ナビゲーターの延長線で見ると、「なんか変になったな」なんて思うからもしれない。が、実際には驚くほど良くなっており、くわえて豪華さも圧倒的なレベルで向上&洗練されているから、今度は本当のお金持ち、もしくはセレブじゃないと買えない(笑)。

 そのくらいのバリューを伴ったラグジュアリーさが見て取れ、本当のお金持ちは、こういった高級車を足替わりに、デニム&Tシャツスタイルで乗りこなすのだろう。

これまでのナビゲーターというよりは、コンチネンタル風の新たなデザインに生まれ変わった新型モデル。

新型には二つのボディ、「ナビゲーター」と「ナビゲーターL」が存在し、「L」とはロングの「L」でホイールベースが約30ミリ延長されている。

上記は2016年に発表されたコンセプトカーの写真。外観&ホイール等はそのまま生かされているのが分かる。

コチラもコンセプトカー時の写真だが、当時はガルウイングが設定されていた。そこは引き継がなくとも、コンセプトがそのまま実車となっている。

二種類のボディに「Black Label」の存在

 さて、この2019年型ナビゲーターには、二つのボディ、「ナビゲーター」と「ナビゲーターL」が存在し、「L」とはロングの「L」であるから、ノーマルのナビゲーターに対して、ホイールベースが約30ミリ延長されている。考え方は、GMのタホとサバーバン的な考え方であり、実車を見た感じでは「L」のリア荷室の大きさの違いが顕著だった。

 で、「ナビゲーター」には「Standard」「Select」「Reserve」「Black Label」の4つのグレードがあり、「ナビゲーターL」には「Select L」「Reserve L」「Black Label L」の3つのグレードが存在する。

 今回取材したのは、ナビゲーターの「Black Label」であり、もう一台ロングの「Black Label L」も在庫されていた(が、共に早々に売約済になった)。

 ナビゲーターにおける注目は、まさにこの「Black Label」であり、最高の贅沢を提供するグレードとして存在している。アメリカ本国では納車時にコンシェルジュが付くということだから、そのレベルの価値観を共有できる方々に乗ってもらいたいとの意向がリンカーン側にもあるのだろう。実車を見ても、その意味がハッキリと理解できる。

搭載されるエンジンは、3.5リッターV6ツインターボ。450hp、最大トルク510lb-ftを発生させ、10速ATと組み合わされる。このコンポーネンツはF150ラプターと同様のものだ。

「Black Label」のシャーレと呼ばれるインテリアは、一流ブランド店が醸し出す雰囲気によく似た豪華絢爛なインテリアを構築している。

センターコンソールも、バタ臭さを感じさせない洗練されたデザイン。質感&雰囲気がよく、高級感に溢れている。ATの操作系もここにある。

ご覧のセンターコンソールに配置されたボタンがATの操作系ボタン。最初、乗り込んだ時点でボタン位置がわからず、三分ほど身動きがとれなくなった。

「Black Label」では3つのインテリアから選択可能

 さらに、この「Black Label」には3つのインテリア内容が存在、「ヨットクラブ」「ディスティネーション」「シャレー」と呼ばれ、それぞれのコンセプトで構築されたイメージのインテリアが与えられている。

 今回取材した「シャレー」は、真っ白なレザーとエスプレッソカラーのパイピングによる、まるでプライベートジェットのような雰囲気を醸し出す豪華絢爛なインテリア。足を踏み入れるのがはばかられるほどお洒落な空間であり、「らしく作ったまがい物」的な印象は皆無。まさに銀座の一流ブランド店が醸し出すあの雰囲気によく似ているのだ。

 しかも、インテリア各部のデザインがこれまた素晴らしく、機能面も充実しており、さらに手に触れる各部の質感や操作性の良さも完璧。たとえばキャデラックエスカレードがナビゲーターのライバルだとすれば、現段階でこの「Black Label」に太刀打ちできるグレードはエスカレードには存在しない。

真っ白なレザーとエスプレッソカラーのパイピングによる、まるでプライベートジェットのような雰囲気を醸し出すシートは、30wayのポジションシートであり、マッサージ機能やヒーター&ベンチレーター機能も装備されている。

セカンドシートは、前後スライド機能が備わったキャプテンシート。このスライド機能の有無は、快適性に大きな変化をもたらすほど効果的。

サードシートは電動でフルフラットが可能になる機能シート。スペース的にも十分に使えるサードシート。

ヘッドアップディスプレイも備わり、現段階で必要とされる装備をすべて満たした豪華絢爛なインテリアがナビゲーターの特徴である。

メカニズム面での先進性もあり

 逆に、あまりの安っぽさに驚いてしまうほどの「差」が明確に存在する。言うなれば、エスカレードにある高級感とはアメリカ的バタ臭さが伴った、これまでの延長線上にある高級感。一方でナビゲーター「Black Label」のそれは、全世界に共通するイマドキの高級感を具現化した感じだ。

 そんなナビゲーターは、メカニズムの方でも充実の装備を見せる。搭載されるエンジンは、3.5リッターV6ツインターボ。450hp、最大トルク510lb-ftを発生させ、10速ATと組み合わされる。また、ボディ外版にはアルミが多用され、軽量化に寄与しているから、この点でもライバル車に対して約100kg程度の車重の軽減がなされている。

 総じて、排気量を3.5Lへダウンサイジングさせ燃費効率を求める一方で、ボディを軽くし10速ATを採用して、ダウンサイジングエンジンのメリットを一層高める工夫を行っている。

 にもかかわらず450hpのツインターボV6で、既存のV8エンジン以上のパフォーマンスを発揮させるわけだから、それこそ現行キャデラックエスカレードが「もはや古い」と言われてしまうのもうなずけるのである。

 そんなリンカーンナビゲーター「Black Label」の新車をすでに4台以上販売しているスペースYOKOHAMAでは、当然ながらこのスペシャルな高級SUVに相応しい納車前のチェック作業や各部メカニズムの動作確認を行って納車している。

 聞けば、「メカニズム面ではF150ラプターの基本コンポーネンツを使用していますから実績がありますので、その部分での安心感は高いと思います。それに加えて圧倒的に豪華なインテリアと新しいボディデザインがナビゲーターの特徴になりますので、この部分が気に入れば最高部類のSUVだと思います」

 スペースYOKOHAMAは、他店と違い、すべてを自社整備でまかなえるほどレベルの高い工場を有している。最新の新車を購入する場合には、「そういうとこが一番大事だったりする」から是非参考にしてもらいたい。

内外装で他を圧倒する新型ナビゲーターは、現時点でアメリカナンバーワンの高級SUVと言える存在。それでいて高パフォーマンスとダウンサイジングを両立しているわけだから、本国でも圧倒的に評価が高いのである。

ライト類は全てLEDであり、その他エンブレムが光ったり、パワーランニングボードの足元が照らされたりと、ライティングによる仕掛けがあるのもナビゲーターの特徴である。

装着されるタイヤは22インチ。ホイールは285/45HR22インチが巨大なボディと足回りを支えている。

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