2018年に登場した新型リンカーンナビゲーターは、それ以前までのナビゲーターとは比較にならないほどの変革を遂げている。というか、実車を目の前にすると、旧ナビゲーターと結びつける部分は皆無。個人的には、ナビゲーターというよりは、全く別の「高級SUV」といった方がいいんじゃないか、と思ったほど。それほどの別次元オーラを見せる。
逆に言えば、旧ナビゲーターの延長線で見ると、「なんか変になったな」なんて思うからもしれない。が、実際には驚くほど良くなっており、くわえて豪華さも圧倒的なレベルで向上&洗練されているから、今度は本当のお金持ち、もしくはセレブじゃないと買えない(笑)。
そのくらいのバリューを伴ったラグジュアリーさが見て取れ、本当のお金持ちは、こういった高級車を足替わりに、デニム&Tシャツスタイルで乗りこなすのだろう。
さて、この2019年型ナビゲーターには、二つのボディ、「ナビゲーター」と「ナビゲーターL」が存在し、「L」とはロングの「L」であるから、ノーマルのナビゲーターに対して、ホイールベースが約30ミリ延長されている。考え方は、GMのタホとサバーバン的な考え方であり、実車を見た感じでは「L」のリア荷室の大きさの違いが顕著だった。
で、「ナビゲーター」には「Standard」「Select」「Reserve」「Black Label」の4つのグレードがあり、「ナビゲーターL」には「Select L」「Reserve L」「Black Label L」の3つのグレードが存在する。
今回取材したのは、ナビゲーターの「Black Label」であり、もう一台ロングの「Black Label L」も在庫されていた(が、共に早々に売約済になった)。
ナビゲーターにおける注目は、まさにこの「Black Label」であり、最高の贅沢を提供するグレードとして存在している。アメリカ本国では納車時にコンシェルジュが付くということだから、そのレベルの価値観を共有できる方々に乗ってもらいたいとの意向がリンカーン側にもあるのだろう。実車を見ても、その意味がハッキリと理解できる。
さらに、この「Black Label」には3つのインテリア内容が存在、「ヨットクラブ」「ディスティネーション」「シャレー」と呼ばれ、それぞれのコンセプトで構築されたイメージのインテリアが与えられている。
今回取材した「シャレー」は、真っ白なレザーとエスプレッソカラーのパイピングによる、まるでプライベートジェットのような雰囲気を醸し出す豪華絢爛なインテリア。足を踏み入れるのがはばかられるほどお洒落な空間であり、「らしく作ったまがい物」的な印象は皆無。まさに銀座の一流ブランド店が醸し出すあの雰囲気によく似ているのだ。
しかも、インテリア各部のデザインがこれまた素晴らしく、機能面も充実しており、さらに手に触れる各部の質感や操作性の良さも完璧。たとえばキャデラックエスカレードがナビゲーターのライバルだとすれば、現段階でこの「Black Label」に太刀打ちできるグレードはエスカレードには存在しない。
逆に、あまりの安っぽさに驚いてしまうほどの「差」が明確に存在する。言うなれば、エスカレードにある高級感とはアメリカ的バタ臭さが伴った、これまでの延長線上にある高級感。一方でナビゲーター「Black Label」のそれは、全世界に共通するイマドキの高級感を具現化した感じだ。
そんなナビゲーターは、メカニズムの方でも充実の装備を見せる。搭載されるエンジンは、3.5リッターV6ツインターボ。450hp、最大トルク510lb-ftを発生させ、10速ATと組み合わされる。また、ボディ外版にはアルミが多用され、軽量化に寄与しているから、この点でもライバル車に対して約100kg程度の車重の軽減がなされている。
総じて、排気量を3.5Lへダウンサイジングさせ燃費効率を求める一方で、ボディを軽くし10速ATを採用して、ダウンサイジングエンジンのメリットを一層高める工夫を行っている。
にもかかわらず450hpのツインターボV6で、既存のV8エンジン以上のパフォーマンスを発揮させるわけだから、それこそ現行キャデラックエスカレードが「もはや古い」と言われてしまうのもうなずけるのである。
そんなリンカーンナビゲーター「Black Label」の新車をすでに4台以上販売しているスペースYOKOHAMAでは、当然ながらこのスペシャルな高級SUVに相応しい納車前のチェック作業や各部メカニズムの動作確認を行って納車している。
聞けば、「メカニズム面ではF150ラプターの基本コンポーネンツを使用していますから実績がありますので、その部分での安心感は高いと思います。それに加えて圧倒的に豪華なインテリアと新しいボディデザインがナビゲーターの特徴になりますので、この部分が気に入れば最高部類のSUVだと思います」
スペースYOKOHAMAは、他店と違い、すべてを自社整備でまかなえるほどレベルの高い工場を有している。最新の新車を購入する場合には、「そういうとこが一番大事だったりする」から是非参考にしてもらいたい。
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