

2021 ダッジデュランゴ SRT ヘルキャット
一年間限定の超ハイパフォーマンスモデル2021年期待の1台はブロンコだけではない。そう、ダッジデュランゴにヘルキャットが登場する。世界的にも稀有な710hp + 3列シートのミディアムSUVである。
更新日:2021.01.14文/石山英次 写真/FCA
1年間限定の超ハイパフォーマンスSUV
2015年に登場したダッジチャレンジャーヘルキャットは歴史的な名車である。それは車両として魅力的である、ということだけでなく、その後における700hp超のマシンを次々と生み出すことが可能な素地を作り上げたということも含めてである。 だからFCAにはチャレンジャーの他、チャージャー、グランドチェロキーに700hp超のマシンがあり、今年2021年にはデュランゴとラムトラックがそれらに続く。いやはやFCA恐るべし、といった感じである。
で、デュランゴSRTヘルキャットである。当然、6.2リッターV8スーパーチャージャーエンジンが搭載されているが、ただ単純にエンジンを載せ替えましただけで終わっていないのがデュランゴヘルキャット。
組み合わされるミッションは8速ATだが、変速スピードを求め、2018年に限定モデルで登場したチャレンジャーSRTデーモンと同機のミッションを搭載。ちなみに、牽引能力は約4トンというから、走りだけではない万能SUVとも言えるのである。
ボディは、全域で空力を見直し、SRTに対してリアのダウンフォース400%超を実現している。具体的には、フロントに新しいリップスポイラー、エンジンオイルクーラーダクト、エアガイド、シュノーケルが設けられ、リアには新型のリアスポイラーが装備され、フロントエンドからリアエンドにかけての空力バランスを改善し、それに伴う400%アップということである。
一方、ハンドリングには、モード変更可能な電動パワステが採用され、走行中のハンドリングパフォーマンスが改善される一方で、駐車時の旋回時の軽妙なフィールにもこだわり、操作性を上げている。
で、デュランゴSRTヘルキャットである。当然、6.2リッターV8スーパーチャージャーエンジンが搭載されているが、ただ単純にエンジンを載せ替えましただけで終わっていないのがデュランゴヘルキャット。
組み合わされるミッションは8速ATだが、変速スピードを求め、2018年に限定モデルで登場したチャレンジャーSRTデーモンと同機のミッションを搭載。ちなみに、牽引能力は約4トンというから、走りだけではない万能SUVとも言えるのである。
ボディは、全域で空力を見直し、SRTに対してリアのダウンフォース400%超を実現している。具体的には、フロントに新しいリップスポイラー、エンジンオイルクーラーダクト、エアガイド、シュノーケルが設けられ、リアには新型のリアスポイラーが装備され、フロントエンドからリアエンドにかけての空力バランスを改善し、それに伴う400%アップということである。
一方、ハンドリングには、モード変更可能な電動パワステが採用され、走行中のハンドリングパフォーマンスが改善される一方で、駐車時の旋回時の軽妙なフィールにもこだわり、操作性を上げている。
新しい10.1インチのタッチスクリーンを介してドライバーは、トランスミッションシフトスピード、ステアリング、パドルシフター、トラクション、全輪駆動(AWD)、およびサスペンション設定を制御することが可能であり、SRTドライブモードも新たに加わっている。
これら装備の追加により、0-60マイル加速を3.5秒でこなし(デュランゴSRTよりも0.9秒速い)、1/4マイル加速を11.5秒というタイムで走り切る。さらにサーキットでも、同コースを走るデュランゴSRTよりも1.5秒速くラップするというから、加速、ハンドリングといったあらゆる部分において進化している。
一方インテリアは、デュランゴSRTから大きく変わり、センターコンソールがドライバー側に7度傾けられ、ドライバーを囲む、いわゆるチャレンジャーのようなドライバー中心のコックピットを構築し、同時に既存のデュランゴとは異なるボタン配置を行っている。
あわせて、チャージャーやチャレンジャーのような楕円形のステアリングを採用し、パドルも両車と同様のものが装備されている。
2021 ダッジデュランゴ SRT ヘルキャットには、11色のボディカラーが存在し、1年間の限定モデルという。
2018年にチャレンジャーデーモンが1年間限定で発売されたが、このデュランゴSRTヘルキャットも、そうした特別モデルとしての存在価値があると考えていいだろう。
これら装備の追加により、0-60マイル加速を3.5秒でこなし(デュランゴSRTよりも0.9秒速い)、1/4マイル加速を11.5秒というタイムで走り切る。さらにサーキットでも、同コースを走るデュランゴSRTよりも1.5秒速くラップするというから、加速、ハンドリングといったあらゆる部分において進化している。
一方インテリアは、デュランゴSRTから大きく変わり、センターコンソールがドライバー側に7度傾けられ、ドライバーを囲む、いわゆるチャレンジャーのようなドライバー中心のコックピットを構築し、同時に既存のデュランゴとは異なるボタン配置を行っている。
あわせて、チャージャーやチャレンジャーのような楕円形のステアリングを採用し、パドルも両車と同様のものが装備されている。
2021 ダッジデュランゴ SRT ヘルキャットには、11色のボディカラーが存在し、1年間の限定モデルという。
2018年にチャレンジャーデーモンが1年間限定で発売されたが、このデュランゴSRTヘルキャットも、そうした特別モデルとしての存在価値があると考えていいだろう。