更新日:2011.09.29
文/編集部 写真/クライスラー
バイパーは、2010年7月に生産が中止されているが、いまだに高い実力を持っていると言えそうだ。
「バイパーSRT10 ACR 市販車最速タイムを記録」
<以下ニュース>
8月31日、ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(1周20.8km)にて、レクサスLFAの「ニュルブルクリンクパッケージ」が、7分14秒64という量産メーカーの市販車最速タイムを記録した。ところが、この記録から一ヶ月も経たない9月27日に、この記録の更新がクライスラーグループから発表されました。
クライスラーグループは、バイパーのスパルタン仕様、「バイパーSRT10 ACR(アメリカンクラブレーサー)」が、「ニュルブルクリンクでタイムアタックを行い、7分12秒13というタイムを記録した」と正式アナウンス。
これは、レクサス「LFAニュルブルクリンクパッケージ」の7分14秒64を、2秒以上短縮する量産メーカーの市販車最速タイム。バイパーSRT10 ACRは2008年8月、ニュルブルクリンクでタイムアタックを行い、7分22秒1をマークしているが、この時のタイムを約10秒も短縮している。ちなみに過去、シボレーコルベットZR1が7分19秒台、ポルシェ911 GT2RSが7分18秒台、日産GT-Rが7分24秒台のラップタイムを記録。
バイパーSRT10 ACRは、最大出力600ps、最大トルク77.5kgmを発揮させる8.4リッターV型10気筒エンジンを、6速MTで操る古典的なFRスポーツカー。 ACRはサーキット用の足回りを組み込み、軽量化も推進したスパルタングレードだが、もちろん公道走行に必要な法規は満たしている。
今回のタイムアタックは、ルマン24時間耐久などに参戦した経験を持つドイツ生まれのドミニク・ファーンバッハー選手が担当。クライスラーグループのSRT (ストリート&レーシング・テクノロジー)部門、ラルフ・ギレス社長兼CEOは、「今回の新記録達成を誇りに思う」とコメントしている。
<以上>
過去に5度ほど関東近郊でバイパーに乗った経験があるが、たしかにサーキットでは速そうなクルマであることを実感している。日本の一般道で飛ばせば、かなりシビアな挙動を示すし、ちょっとした段差や凹凸にも素直に反応してくれる(笑)。だから悪路で勢いあまると、横っ飛びしそうになる。
けど、そいつがサーキットを舞台にすると激変する。良路では水を得た魚のごとく走り回るのだ。ACRは、各部が固められ、さらにクセのあるクルマになっているのだろうが、ラップタイムを狙うような走り方をすれば、そしてウデがあれば、世界最速ラップが刻める!
「こんなクルマが800万円とかで買えるのは、アメ車だからだね」と過去に誰かが言っていたが、ホントにそう思う。
だだ、今、この期において、旧モデル、しかも生産中止モデルを走らせて最速タイムをアピールしたところで、何かメリットがあるのでしょうかね〜?
深読みすれば、そろそろ次期モデルの登場が迫っていて、そのための告知第一段階なのでしょうか?。もしくは単なるメーカーの意地だけでしょうか?。
ちょっと気になる最速ラップ更新でしたが、果たしてどうなんでしょう?
約10分程度の動画です。ニュル走行が楽しめます。後半のカウンターステア当てまくりは必見です。
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