横浜市都筑区といえば、かつてはアメ車ショップひしめく激戦地だった。だが。今や離合集散を繰り返し、数軒のショップを残すのみとなったわけだが、その中で代表的存在といえるのがスペースである。
一時期は他地区にて営業していた同社が、現在の都筑区へ居を移したのが10年前。それ以降、この地で着々と努力と実績を積み重ね、今やこの地を代表するアメ車ショップとなっている。
そして、スペースの最大の特徴が、最新のトレンドを発信すること。さらに、自由なオーダーを可能にしていることである。
たとえば、社屋に並ぶ在庫車を見れば分かるのだが、ボディカラーで言えば、決して白黒だけにはこだわらない。逆に、かつては売りにくいと言われた赤やブルー、さらにはガンメタ等の、他社では扱わないカラーの在庫車が積極的に展示されている。
実は、これらはアメリカ現地の流れを踏襲したものであり、他店のような「売れるから白黒ボディ」というような固定観念が決してない。
さらにはオプション。たとえば、チャージャーのヘルキャットに装備されるブレンボブレーキはオプションのオレンジ色にペイントされている。でも、「普通なら赤だろ」と思うはずである。
だがこれも、ヘルキャットの搭載エンジンに塗られているエンジンブロックのオレンジのカラーリングを知っていれば、あえてオレンジに塗ることも許されるわけである(本国では人気カラーという)。
結局のところ、最新のアメ車を望む方々は、「人とはかぶりたくない」という志向をお持ちの方が多い。
そういう方には、昔のような「アメ車といえば白黒のボディカラー」といった固定観念はないし、逆に派手なカラーやモパー系の原色カラーを積極的に選ぶし、すでに sold out になっている赤いタンドラも、白黒ボディが横行するタンドラの中で、あえて「赤がいい」とスペースで買われたというのである。
すなわち、「あえてアメ車を」と思う方々の、さらに痒いところにまで手が届くのがスペースというわけである。
ちなみに、こうした自由な発想のもと、個人のオーダーも積極的に行っており、新型車の希望のオーダーを叶えてくれるのである。
さて、こうしたスペースのさらなる信頼度を高めるのがスペース・ファクトリーの存在である。同工場は、業界ではかなり有名な存在であり、関東地区では「東の●●、西のスペース」と言われるほど、業者間でも頼りにされている。
同社スタッフの浅野さんによれば、「弊社は基本、新車中心の販売ですが、中古車の販売は、まずはファクトリーが診断してOKが出た車両のみを扱うことにしております。
そのくらい自社基準として厳しいチェックをおこなっております」ということなのだが、こうしたことにプラスして、他店からの修理依頼が多いということからも、スペースおよびファクトリーの質の高さがわかるのである。
ちなみに、クライスラー系の話でいえば、現行のチャレンジャーやチャージャー等の故障診断をするためには、ワイテックという診断機器が必要になるのだが、そのバージョンがワイテック1からワイテック2に移行するという。
すでにワイテック1の使用が制限されてきており、もうじき完全にワイテック2に移行し、さらにワイテック2しか使えなくなる。
ということで、このワイテック2はいまだ日本全国でも10軒のショップも持たないといわいれているが、当然スペース・ファクトリーにはすでに導入されており使用されている(このワイテック2を持たない工場は今後、いったいどうするのだろう?)。
今後は、1234ガスを使用した車両のエアコンガスの充填機の導入が待たれるというが、正直、この充填機を持っているファクトリーは日本全国でもかなりの少数派だろう(笑)。
すなわち、こうした最新故障診断を可能にする技術能力と機器がそなわっているからこその最新鋭ファクトリーであり、最新トレンドを発信する車両販売部門のスペースと結びついて、全国からのアメ車ファンを満足させてくれるのである。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES