TEST RIDE

[試乗記]

走りに特化したパフォーマンスモデル

シボレーカマロSS 1LE

アキュラNSXに迫るラップタイム

ノーマルカマロをベースにアシをチューニングして走りに特化したグレードが1LEである。

更新日:2019.02.05

文/編集部 写真/ゼネラル・モーターズ

コーナリングGは1.2Gを記録する

 2017年にシボレーカマロ1LEが登場した。この1LEとは、足回りや駆動系を中心としたカスタマイズモデルであり、サーキットやワインディングを積極的に走るのに、ノーマルモデルではちょっと物足りないと考えているユーザーにもってこいの一台である。

 1LEは、旧5代目カマロでも発売され、かなりの人気を博したモデルだったことから、6代目での発売は当然だったのだろう。とはいえ、6代目1LEは、それまでの5代目1LEとは異なり、よりディープな内容となっている。

 2017年モデルの1LEの特徴は、V8モデルのみならずV6モデルにも設定されるということと(以前はV8だけだった)、MTモデルのみに搭載可能ということ。

 すなわち、世界中のクルマたちのMTが廃止されているにもかかわらず、1LEはMT搭載モデルのみの走り向け車輌ということである(さすがアメリカ)

搭載されるエンジンはノーマル。6.2リッターV8で455hp、最大トルク455lb-ftを発生させる。一方でV6エンジンにも1LEが設定されるのもトピックス。

 装備的には、サーキットも楽しめる足回り&外装パーツが中心となっている。マットブラックのフードにフロントスプリッターに20インチホイール(前285/30ZR20 、後305/30ZR20)にグッドイヤーイーグルF1スーパーカータイヤ、マグネティックライドコントロール、ブレンボブレーキ(6ピストン)、電子制御ディファレンシャルの3.73レシオ、そしてそれらを収める足回りにも、モノチューブダンパーやスタビライザー等のスポーツチューンドサスが入るという。

 言ってみれば、カマロZL1の足回りが導入されていると言っていい。なお、トラッククーリングパッケージというエンジンやミッション、デフのオイルクーラーが設置可能という。

 一方インテリアは、フラットボトムのステアリングにショートシフター、スエード製バケットシート等が中心となるとなるが、走りの性能向上は圧倒的だ。

 ちなみに、これまたまったくの余談だが、下記二台の動画を見て欲しい。カマロ1LEと最新のアキュラNSXである。この二台、モータートレンド誌のサーキットテストにて個別にラップタイムを測っている。場所はラグナセカサーキットで同じドライバーが同じように同じ場所を駆け抜けているのである。

いまだアメ車のみ、MTモデルが多数ラインナップに残っている。1LEも当然ながらMTモデルのみに設定される。

アキュラNSXに迫るラップタイム

 カマロ1LEに搭載されるエンジンは、ノーマル同様の6.2リッターV8で455hp、最大トルク455lb-ftを発生させる。対してNSXは、3.5リッターV6ターボで573hp、最大トルク476lb-ftである。しかもFRにMRと駆動方式も異なり、NSXにはモーター制御の前後トルク配分が行われる最先端マシン。価格的には約4倍の差がある。

 でラップタイムが、カマロで1分37秒78で、NSXが1分36秒36だった。この結果を見て単純に負けたと思う方もいるだろうが、筆者的には驚いた。「1LEってめちゃめちゃ速いね」と。

 まあ、深く考えれば、「この一周のラップタイムだけですべてが語れるわけじゃない」というのもわかるのだが、ひとつの物差しとして、1LEに秘められた速さと、ベースとなる6代目カマロの出来の良さが明らかになった感じがしたわけである。しかもV8+MT車という古典的パッケージがV6ターボ+9速ツインクラッチ車に迫るなんて。

 そう言う意味では、カマロV8を含めたアメリカンスポーツカーに、スーパーカーに近い速さが秘められていることが何より嬉しかったわけである。

 1LEは、本国価格でベースモデル+6500ドル(V8)ということだから、引き締まったアシが欲しい場合には、もしくは日本にてチューニングを検討するならば、最初から1LEを狙うという手も大いにあると思うわけである。

 ちなみに、BUBUのBCDに白い1LEが直輸入されていたのだが、年始早々の日本上陸直後に即sold out。

 日本にも、わかっている方がいたのである。

いままさに時代の最先端を行く超ハイテクスーパーカー。そのクルマに迫るタイムを計測するのが1LEである。

2019年でカマロはフェイスチェンジ

 なお、カマロは2019年モデルでフェイスチェンジを行っている。日本にもすでにそのフェイスチェンジモデルが正規導入されているから、本国モデルの1LEもフェイスチェンジしているはずである。

 上記の6代目カマロの初期フェイスの1LEが欲しければ、すでに本国モデルの中古車、新古車しかないということになる。







1分20秒あたりからラップタイム計測が始まります。


1分50秒あたりからラップタイム計測が始まります。

ベースのカマロは2019年でフェイスチェンジを行っている。今後1LEは、このフェイスモデルでの販売になるはず。上記記事モデルが良ければ、中古、新古車となる。急げ。

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