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試乗記 TEST RIDE 2017 シボレーカマロ ZL1 (CAMARO ZL1)歴代カマロ最強マシンの登場

2017 シボレーカマロ ZL1 (CAMARO ZL1)

パワーとハンドリングの両立で最高ラップタイム記録

6代目カマロの真打として登場したシボレーカマロZL1は、歴代カマロ最強のスペックを誇る。すでに本国にて発売が開始された。

更新日:2017.01.16文/吉田昌宏 写真/ゼネラルモーターズ


盛り上がったボンネットフードやフロントスプリッター、フロータイと呼ばれる新しいエア通路となるボウタイや大口径グリル等、すべてにおいてアグレッシブな様相となっている。

最新かつ最高パフォーマンスのカマロ登場

 予想以上のカッコ良さである。痺れるほど研ぎ澄まされたボディ、熟成の6.2リッターV8スーパーチャージャーエンジンに、GMが満を持して搭載した初の10速AT。6代目カマロはデビュー以降各方面での評価がうなぎのぼりであるが、ついに真打ち登場である。

 ZL1は、旧5代目カマロにもラインナップされたが、そちらは同じく6.2リッターV8スーパーチャージャーが搭載されており、580hp、最大トルク556lb-ftを発生させていた。

 それによって車重1882kgのボディを6速ATとともに走らせていたわけだが、新たに登場する6代目ZL1は、同じく6.2リッターV8LT4エンジンにて650hp、650lb-ftを発生させ(ざっと70hpアップ)、さらに200ポンド(90kg)軽いボディを10速ATにて走らせる(アクティブレブマッチ付きの6速MTもあり)。

 この10速ATはフォードと共同開発されたATであり、各ギアのステップ幅を狭くすることで、小刻みな変速とともにエンジンの美味しい部分をキープできる固有の性能を持っている(新開発された10速ATは変速スピードにもこだわったパドル付きの最新ATである)。

 研ぎ澄まされたボディは、エアロダイナミクスと空力風洞実験によってもたらされたエアロボディとなっており、フロントスプリッターやフロータイと呼ばれる新しいエア通路となるボウタイや大口径グリル等、すべてにおいて機能が優先されている。

インテリアの造形はベースのカマロと特に変わるところない。また新開発された10速ATは、小刻みなステップ幅のレシオをもち、変速スピードにもこだわったパドル付きの最新ATである。
 足回りは、新たに調整された新マグネティックライドサスペンションにパフォーマンストラクションコントロール、電子制御ディファレンシャル、さらにランチコントロールにドライバーセレクタモード等、最新テクノロジーを駆使した最高レベルの状態がもたらされている。

 くわえて、フロント285 / 30ZR20、リア305 / 30ZR20インチ鍛造ホイールに、グッドイヤーイーグルF1スーパーカータイヤ、さらにブレンボの6ピストンモノブロックブレーキとツーピースローターが装備されている。

 新たに投入されたカマロZL1は、まさしく世代最強のスポーツクーペであり、加速、ハンドリング、ブレーキング、ダンピング能力は、前例のないレベルにまで引き上げられているというから、期待は大きい。

 そんなシボレーカマロZL1、難所サーキット・ニュルブルクリンクの北コースを走りラップタイムが7分29秒60であったことを発表している。

 これは、旧ZL1よりも11秒67タイムが向上していることを意味し、たとえば997世代のポルシェ911GT2やターボS、GT3 RSよりも速いラップタイムを刻んでいることになるという。最も重要なライバル、シェルビーGT350(7分32秒19)よりも2秒59速かったのだ。

サーキットでの速さはお墨付きだが、リニューアルされたマグネティックライドサスペンションと空力ボディによって、一般道での走りやすさも特筆ものだ。
 しかもカマロZL1は、下記オンボード動画を見ればわかるが10速ATモデルでラップしているタイムである。もはやATは、速さだけならMTを超えてしまっているのだろう。

 ちなみに、ラップタイムを計測した車輌には、車内にロールバーが入り6点式ハーネス付きのSparco製レーシングシートなどが装備されているが、車体の基本構成はノーマルのままであるという。

 シボレーカマロZL1は、6.2リッターV8スーパーチャージャーエンジンが搭載され、650hp、最大トルク650lb-ftと、歴代最強スペックが発揮されている。しかも新ミッションの10速ATが組み合わされるから、 同じエンジンを搭載しているコルベットZ06やキャデラックCTS-Vとの直接比較が、ファンならずとも気になるところである。

 これでまたひとつ、鼻歌交じりでスーパーカーをも蹴散らす、スーパーマッスルカーが誕生したわけである。

ラップタイムのオンボード映像


本国メディアによるテスト映像

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