更新日:2012.02.13
文/椙内洋輔 写真/クライスラー
今日のジープブランドの中核を担うミドルサイズSUV。2008年にデビューした現行モデルは、初代から数えて4代目。しかしこれは日本での呼称に従ったもので、海外では先代モデルより「リバティ」の名を使用。それに従うならば、現行モデルは2代目ということになる。
パワートレインは先代チェロキーから受け継がれる3.7リッターV6SOHCで、トランスミッションも4ATとコンベンショナル。4WDシステムには、車輪が空転する前にそれを予測、駆動力を制御する「セレクトラックⅡフルタイムアクティブ4×4システム」を採用している。
スクウェアなフォルムと並んで特徴的なのが、オプションで用意される「スカイスライダー」と呼ばれるフルオープン・キャンバスルーフ。スイッチ一つで、後席まで開放感抜群のオープンエアを楽しむことができる。
昨年2月の一部改良では、ジープの全ラインアップ共通のマルチファンクション機能付ステアリングホイールと、エコランプを新採用。またエントリーグレードの「スポーツ」にもクルーズコントロールを標準装備。さらに11月には、「スポーツ」と「リミテッド」の間を埋める中間グレードとして「スポーツクロス」を新設定。エクステリアではクロームアクセント付のボディ同色フロントバンパーやフェンダー、クロームフロントグリル、ディープティンテッドガラスを装備。インテリアにも上質感を高める革巻きステアリングホイールとシフトノブ、運転席パワーシートなどを装備している。