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[特集]

2014年型シボレー・コルベットの正規輸入車の購入について

新型C7コルベット購入ガイド vol.1

C7コルベットの初年度モデルは一筋縄ではいかない?

 一般的に、正規輸入の新車というのはディーラーに行って注文すれば誰でも購入できる。また、どこのディーラーで購入したとしても、物(車両)自体に違いはない。以上の2点は『正規ディーラー』で『新車』を購入する際の大原則と言っていい。
 しかし、今年の4月から発売が開始された新型コルベットに関しては少々事情が異なっており、前記した大原則が通用しない部分がある。そして、その異なっている部分を十分に理解していなければ、自分の頭に思い描く理想の1台を手に入れる事は出来ない。
 今回の特集では、2014年型コルベットの正規輸入車を購入する際に、最低限知っておきたい知識を解説するので、C7コルベットの購入を検討されている方はぜひご一読いただきたい。

更新日:2014.05.15

文/田中享(Tanaka Susumu) 写真/古閑章郎(Koga Fumio)

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]

初年度限定の『カスタム・プレオーダー・キャンペーン』の存在

 C7コルベットの初年度モデルとなる2014年型コルベットは、2013年7月6日~8月25日の約1ヶ月半の間、『カスタム・プレオーダー・キャンペーン』という、一種の先行予約注文を行ったが、2014年型コルベットの購入を検討している方は、先ずはこのキャンペーンの存在と内容をある程度理解する必要がある。

 『カスタム・プレオーダー・キャンペーン』は、C7コルベットの日本正式導入が決まってすぐにアナウンスされた期間限定のキャンペーンであり、まだ発売価格すら決定していない段階で告知された。このキャンペーンのキャッチコピーは「あなたの一台をつくる、今だけのチャンス」。ちなみに、日本での発売価格の発表は2013年の12月である。

 『オーダー』という名称が付けられている通り、このキャンペーンでは、購入希望者はベーシックなクーペとハイパフォーマンスなZ51をベースに、トランスミッション、ボディカラー、ルーフタイプ、ホイール、ブレーキキャリパー、インテリアカラー、シート、インテリアトリムなど、エクステリアやインテリアの様々な構成要素を任意で選択することが出来た。
 これらの構成要素の組合せのバリエーションは理論上6万通りにもなり、ユーザーは文字通り世界に1台の自分だけの1台をオーダーすることが出来たのである。

 ただし、前記した通りこのカスタム・プレオーダー・キャンペーンは、価格発表はおろか、まだ日本に1台もC7コルベットが上陸していない状況で行われている。いくら昔からの固定ファンの多いコルベットのニューモデルの初年度限定キャンペーンとはいえ、現車も見ていない、価格も分からないような状況で、新車を注文出来る人は限られている。
 このプレオーダーで注文された2014年型コルベットは150台前後だったと言われているのだが、実はその内の半分弱はディーラーが自社の在庫用としてオーダーした車両であり、一般ユーザーからの注文だけではなかったのである。

 これが何を意味するかというと、現在日本中の各ディーラーに在庫されている(または入庫予定)2014年型コルベットの多くは、カスタム・プレオーダー・キャンペーンで注文されたスペシャル仕様の車両であり、全く同じ仕様の車両というのはほとんど存在しないということ。つまり、最初に解説した一般論の内、「どこのディーラーで購入したとしても物自体に違いはない」という原則が、現在発売中の2014年型コルベットには当てはまらないのだ。

C7コルベットの正規輸入車の現状について解説して下さったシボレーさいたま南の坂本氏。この購入ガイドはBUBU光岡グループの正規販売店で取材させていただいたのだが、坂本氏の他にシボレー天白やシボレー高崎でもお話を伺った。

『カスタム・プレオーダー・キャンペーン』は、2013年の7月6日〜8月25日という短い期間のみ開催されたが、それほど大々的に宣伝されなかった事もあり、この初年度限定キャンペーンの存在を知らなかった読者も多いのではないだろうか?

カスタム・プレオーダー・キャンペーンの構成要素のバリエーションは6万通り以上。例えばルーフだけ見ても、ボディ同色、ヴィジブルカーボン、トランスペアレント(半透明)の3種類から選択出来た。

通常のカタログモデルの在庫はほとんど存在しない

 もちろん、2014年型コルベットには、カスタム・プレオーダー・キャンペーンの終了後に発表された通常のカタログモデルも存在する。左の表にまとめたのがそのカタログモデルの仕様であり、クーペのボディカラーが4種類、Z51のボディカラーが5種類で、ボディカラーに対しての各パーツのカラーは固定となっている。そして、それぞれのグレードに6ATと7MTのトランスミッションの違いがあるので、合計18種類の車両が用意されていることになる。
 プレオーダーの6万通りという途方も無いバリエーションとは比べようもないが、5月発売予定のコンバーチブルの存在もあるし、2014年型コルベットの通常のカタログモデルは、単一車種のバリエーションとしては決して少ない方ではない。

 ここまでの文章を読んで、「プレオーダーで注文されたイレギュラーな車両の存在があるにしろ、通常のカタログモデルが存在するのであれば問題はないし、他の車種と特に変わりはないのではないか?」と思われた方も多いだろう。
 しかし、事はそう単純ではない。というのも、実は2014年モデルに関しては、GMジャパンが輸入した通常のカタログモデルの総数は非常に少なく、何と二桁代の台数しかないというのである。当然ながら既にオーナーが決まった(販売済み)の車両もあるし、左のカタログにあるバリエーションの中には『売り切れ』のモデルも多く、要するに、現時点でもう「全てのモデルが購入可能」とはなっていないのである。

 今回、この購入ガイドを執筆するにあたっては、日本全国の全正規ディーラーに漏れ無くリサーチを行ったわけではないので、100%確実な情報とは言い切れない。しかし、少なくとも4月初旬の取材時点で、既にクーペの7MTは在庫切れという話だったし、Z51に関しても7MTに関してはカラーが選べるほどの在庫は残っていないとのことだった。
 また、まだ発売すらされていないコンバーチブルに関しても、既にベーシックなクーペのコンバーチブルやZ51のアークティックホワイトのボディカラーは売り切れで、かろうじて注文可能なのはZ51のブラックと有償のベロシティイエローティントコートのみという状況だったのである。

 つまり、もうひとつの新車購入時の大原則である「ディーラーに行って注文すれば誰でも購入できる」という部分についても、2014年型コルベットに関しては、希望内容によっては発売が開始された4月の時点で既に不可能になってしまっていたのだ。

>>新型C7コルベット購入ガイド vol.2へ

ホイールのカラーはクローム、シルバーペインテッド、ブラックペインテッドの3種類。ブレーキキャリパーのカラーはレッド、イエロー、ダークグレーメタリック、ブラックの4種類が用意されていた。クーペとZ51でホイールのデザインとサイズが異なっているのはカタログモデルと同じ。

インテリアのカラーは、グレー、ジェットブラック、カラハリ、ブラウンストーン、アドレナリンレッドの5種類だが、シートタイプ、シートトリム、インテリアカラーの組合せには制限もあった。

シートはベーシックなGTバケットシートとコンペティションスポーツバケットシートの2種類が用意されており、シートトリムの素材も選択できた。現在のkタログモデルではシートは決まっている。

カスタム・プレオーダー・キャンペーンでオーダーされた車両の中には、現在のカタログモデルでは存在しない、クーペでありながらコンペティションバケットシートを装備している車両も存在する。

ルーフは現在のカタログモデルでは、Z51がヴィジブルカーボン、クーペではボディ同色と決まっているが、カスタム・プレオーダー・キャンペーンの際には半透明のトランスペアレントも設定されていた。

カタログモデルのブレーキキャリパーは基本的にはレッドのみ(Z51のベロシティイエローティンコートのみイエロー)だが、カスタム・プレオーダー・キャンペーンでは4種類のカラーからセレクト出来た。

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