更新日:2015.07.13
文/椙内洋輔 写真/フォード・ジャパン・リミテッド
2014年に後半に発表されたリンカーンナビゲーターは、エクステリア、インテリアのデザインを刷新するとともに、3.5リッターV6エコブーストツインターボエンジンを新たに搭載し、足回りに可変コントロールダンピングサスペンションを採用するなど、フォードの最新のテクノロジーを搭載することで、より力強く、より美しく生まれ変わった。そしてより先進的なプレミアムSUVとして進化を遂げている。
エクステリアは最新のリンカーンモデルの象徴である「スプリットウインググリル」がついに採用され、よりリンカーンらしさを感じさせながら、力強いスタイリングに仕上げており、インテリアには伝統的なシンメトリカルの美しいデザインとレイアウトはそのままに、先進のドライバーコネクトテクノロジー「MyLincoln TouchTM(マイ・リンカーン・タッチ)」と最新のナビゲーションシステムが標準装備され、より快適で、よりスマートなドライビング空間を提供する。
新たに搭載される3.5リッターV6エコブーストツインターボエンジンは、それまでの5.4リッターV8エンジンから大幅なダウンサイジングを図りながらも、最高出力で385ps/5250rpm、最大トルク63.6kg-m/2750rpmを発生させ、1700rpmからピークトルクの90%を発生し、どの速度域からでも力強い加速を実現する。
馬力にして約70ps、トルク12kg-mの増強(旧型比)は、圧倒的な走行性能を実現しており、リッターあたり100ps以上を実現したツインターボエンジンは、これまでのアメリカンV8とはまた異なる世界へと導いてくれる。と同時にライバルたるキャデラックエスカレードとはまったく違う路線へと舵をきったことになる。すなわち、「Modern American Luxury」である。
このエンジンに組み合わされるミッションは、セレクトシフト付き6速ATであり、マニュアルモードでの運転が可能となっている。
一方、足回りには、走行中の車両を1000分の2秒毎にモニターし、サスペンションの設定を最適化する、可変コントロールダンピングサスペンションを採用することでハンドリング性能と快適性を向上を両立させている。
駆動システムは、従来と同様にコントロールトラック4WDシステムを採用しながら、新型では滑りやすい急勾配を下る時に有効なヒルディセントコントロールを装備し、SUVとしての走破性も向上させている。
リンカーンナビゲーターはプレミアムSUVというカテゴリーを構築したモデルであり、最新モデルでは「Modern American Luxury」の急先鋒として日本でもそのブランドイメージを浸透させていく。
ともあれ、最新ナビゲーターが早々にディーラー車として日本に上陸すること自体が吉報である。
■2015 リンカーンナビゲーター(本国モデル)
■全長×全幅×全高:5268×2002×1984mm
■ホイールベース:3023mm
■エンジン:3.5L エコブーストV6+ツインターボ
■最高出力:380ps/5250rpm
■最大トルク:63.6kg-m/2750rpm
■トランスミッション:6速AT
■駆動方式:コントロールトラック4WD
■ハンドル位置:左
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