更新日:2016.03.23
文/ 写真/ゼネラル・モーターズ
2017年モデルとして登場するニューマシン・シボレーカマロZL1は新たに開発された10速ATミッションを搭載してデビューする。このミッションは今後GMの他のラインナップにも拡大し、GMのグローバル製品責任者・ Mark Reuss氏によれば2018年にまでに8車種に搭載されるという。
ただ、Mark Reuss氏はどのモデルに搭載されるかまでは明確にしなかったが、予想するに、このフォードと共同開発された10速ATは後輪駆動用として搭載されるため、カマロと同様のプラットフォームを使用するキャデラックATS、CTS、またフルサイズSUVでキャデラックエスカレード、タホ/サバーバン、GMCユーコン/ユーコンXL、シボレーシルバラード/GMCシエラetcということになるのではないか。
こうした10速ATの新たな登場により、心配される8速AT(GM社内設計)の今後だが、この先8速ATの使用は続けられるという。当然、カマロ、キャデラックセダン系、さらにコルベットに他のSUVにということになる。
一方フォードは、この10速ATを今秋発売予定の2017年ラプターにまずは搭載する。そしてその後マスタングへと続くことになるのだろう。
この10速ATのメリットは、基本的には燃費効率の向上が主題となるのだろうが、それ以外にもギアレシオを調整してスポーティな変速によるギアの効率的な使い方を目的としている(コーナーでの適切なギアセレクト等)。だからこそのカマロZL1搭載ということになるだのろう。
多段化ATに関しては、欧州車に一日の長があるとずいぶん前から伝えられていたが、この10速ATの登場によりその流れが一気に変わる可能性が高まった。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES