外環自動車道「三郷西IC」を降りたすぐ真横に広大な敷地を構えるブルート。非常にわかりやすく、しかも広大な敷地面積とそこに置かれる数々のアメ車が目印となり、良好なアクセスと豊富な在庫車の品揃えが特徴のショップである。
この三郷の地といえば、かつてはアメ車ショップ激戦区と言われ、ショップが乱立していた時代があった。だが、それも今は昔。離合集散を繰り返し、残ったショップは数少ない。
とはいえ、そういったショップこそが本物である。激戦区だった頃は、価格勝負と言わんばかりの「安かろう悪かろう」が横行しており、当たり前だが現存していない。その場しのぎの商売は決して続かないのである。
ブルートは、当時から存在していたが、その後も18年、現在もこの地で商売を続けている。これこそが証明といっていいだろう。
さて、ブルートの最大のウリはキャデラックである。それも流行りのエスカレードだけでなく、われらがヒーロー、90年代キャデラックもである。
未だ常にアンテナを張り巡らせ、当時のブロアム、フリートウッド、セビルなど、個体の状態を見極め「これぞ」と思える車両は入手しているという。もちろんエスカレードもである。
代表の市村氏いわく「私が昔から好きだったというのもありますが、キャデラックに関しては常に物件を探しています。キャデラックの厳粛な雰囲気が好きなんです。もちろん商売だから、キャデラック以外も取り揃えていますが、セダンもSUVもキャデラックに注目しているのは間違いないです」
なるほど。たとえばエスカレードを数多く展示していれば、「ナビゲーターはないの?」というお客さんがやってくる。で、ナビゲーターを置けば、「エクスプローラーはないのか」と聞かれ、だんだんと扱う車両が多くなってくる……、のも致し方ないだろう。
とはいえ、ブルートはキャデラック以外の車両に対してもキッチリとした整備力を担保しており、ACデルコ認定ショップとしての実力を発揮しているのである。
各種テスターを揃え、もともと整備出身の市村代表だけあって、販売のみならず整備方面からもユーザーを惹きつけることが多々あるのである。それが証拠に今現在も整備待ちの車両が多数存在しているのである。
キャデラックに代表されるフルサイズSUVを中心に魅力的なセダン等にも注力するブルートは、キャデラックファンのみならず、アメリカンSUVファンにも注目のショップなのである。
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