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連載 REGULAR ARTICLES 2015年型 クライスラー300ストレッチ・リムジンChrysler 300 Sedan 70-inch Stretch Limousine

2015年型 クライスラー300ストレッチ・リムジン

クライスラー300ストレッチ・リムジンの極上中古車がこの価格!?

カスタムカーと呼ばれる車両は、その多くはオーナーが個人の好みで改造した車両を差す。カスタム(=改造)の方向性や内容はオーナーの考え方しだいで様々だが、世の中には専門の会社が明確な目的を持って改造しているカスタムカーも存在する。そして、人間が乗るための乗用車として最高峰と言っても過言ではないカスタムが施されているのが、アメリカのコーチ・ビルダーがアメ車をベースに制作している「ストレッチ・リムジン」だ。

更新日:2017.03.20文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/内藤 敬仁(Naito Takahito)

取材協力

ハッピーアンドドリーム
TEL 0120-513-050 [ホームページ] [詳細情報]

本物のVIPは「ビップカー」には乗らない?

 日本には「VIPカー」と呼ばれるジャンルのカスタムカーが存在する。VIPは「ビップ」と呼称されているが、ほとんどの車両が高級セダンをベースに改造されているところを見ると、語源となったのが「ヴイ・アイ・ピー」=「Very Important Person(要人)」であることは想像に難くない。

 しかし、日本のVIPカーは、高級セダンをベースにしているとは言え、実際には要人を乗せて走れるような車両ではない。ギリギリまで落とした車高&超扁平タイヤを履かせた足回りは、ただただ硬いだけで乗り心地は最悪。また、爆音を発する社外マフラーは、車外はおろか車内にまで不快な騒音を撒き散らす。

 ルックス(見た目)については個人の好みもあるのでここでの言及は避けるが、仮にも「要人」と呼ばれるほどの人物が、日本のVIPカーに対して好意的な印象を持つ事はまずないだろう。

 余談であるが、アメリカには日本のVIPカーの影響を受けて独自発展した「ヘラフラッシュ」と呼ばれるジャンルのカスタムカーが存在するのだが、それらのカスタムカーは、向こうの良識的?な人々からは「Very Immoral Person's car(=非常に不道徳な人の車)」と揶揄されているらしい。
後部座席の乗車するVIP(ゲスト)がいかに快適に過ごせるか?どれだけ満足できるか?を追求して制作されたのが本物のリムジンであり、リムジンこそ本物の高級車と言える。
走行時の乗り心地を重視するのであれば、タイヤの扁平率はこのくらいが限界。大径ホイールに超扁平タイヤの組み合わせなどは論外だ。
ほとんどのリムジンは、インパネ周辺やフロントシートは基本的にはノーマルのままだ。改造されるのはボディと、リムジンの存在意義とも言える後部座席部分となる。

オーナーが自分で運転するのはリムジンではない?

 名ばかりのVIPカーに対して「リムジン」と呼ばれる車両は間違いなく要人やセレブリティが乗る車両となる。

 リムジン(limousine)というのは、セダンという意味のドイツ語だが、日本やアメリカにおいては大型の高級セダンを指すのが一般的。また、リムジンは別名で「ショーファーカー」や「ショーファードリブンカー」とも呼ばれるように、お抱え運転手(職業ドライバー)が運転することを前提とした車両であり、同じ高級乗用車でも、オーナー自身がステアリングを握る車両は「オーナードリブンカー」と呼ばれる。

 日本の場合、タクシーに毛が生えた程度の「ハイヤー」もリムジンと見なされるが、アメリカの場合にはリムジンと言えば、ボディを延長して後部座席の空間を拡大したストレッチ・リムジン(Stretch limousine)を指す事が多いようだ。

 ちなみに、先にリムジンは要人やセレブリティが乗る車両とは書いたが、ストレッチ・リムジンが数多く走っているラスベガスなどでは、リムジンはツアー用として観光客が乗る事も多い。

個人ユースとして購入するには少し無理があるが

 サイズからしても、内装の豪華さからしても、明らかに「普通のクルマではない」存在感&高級感を漂わせるストレッチ・リムジンは、どう見ても普通の人が個人で購入する車両には見えない。

 ここで紹介しているクライスラー300ベースのリムジンは、ボディの延長幅が70inch(=177.8cm)なので、全長は7メートル弱。アメリカのストレッチ・リムジンの中には、200inchもボディを延長した長大な車両も存在するので、それらと比べればこのクライスラー300はまだ短い部類に入るし、普通車しか運転した経験のない一般人でも、運転しようと思えば出来ないことはない。

 とはいえ、狭い日本の道路での取り回しを考えれば、7メートル弱という長さは、持て余す場面が多い事は容易に想像できる。また、駐車場などの保管場所の問題まで考えれば、一般的なアメ車ファンが自分用に気軽に買えるクルマではないかもしれない。
エンジン本体はもちろん、吸排気系などもフルノーマル。飛ばす必要がないリムジンがパワーアップされることはないし、そもそも最高出力286ps&最大トルク34.7kg-mを発揮する3.6リッターV6ユニットは、一般道でも高速道路でも普通に走る分には不満は感じないだろう。
最近のリムジンの後部座席は驚くほど豪華で華やかだ。

内容を考えれば、リムジンの中古車の実勢価格は驚くほど安い?

 一般のアメ車ファンには無用の長物にも思えるストレッチ・リムジンだが、視点を変えると想像以上にコスパの高いクルマとなる。例えばホテルや結婚式場の送迎車。観光客を乗せて名所を巡る超高級貸切ハイヤー。あるいは女子会などのパーティを企画するイベント会社。etc。
 自分一人で乗るオーナーカーではなく、リムジン本来の用途である後部座席に人を乗せて移動するための車両と考えれば、日本ではまだまだ希少で目立つストレッチ・リムジンは、アイデア次第で色々と使えるのではないか?という気がするのである。

 今回取材したこのクライスラー300 ストレッチ・リムジンは、富山県のハッピーアンドドリームが輸入した車両だが、両本体価格は828万円。中古車とはいえ、走行距離(実走行)は7900マイル(1万3000km弱)の国内新規登録車がこの値段である。ベース車両の価格やアメリカのコーチ・ビルダーでの改造費を考えれば、この金額は驚き以外の何物でもないというか、「え?そんなに安いんですか?」という感じ。

 もちろん車両本体価格で800万円超えというのは、決して安い金額ではないのだが、それでもキャデラックやレクサスといった高級セダンの新車販売価格を考えれば、相対的に見れば相当に安く感じるし、筆者以外にも「なんか上手い事商売に使えないかな?」と考える人も多いのではないだろうか?(笑)

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