TEST RIDE

[試乗記]

名実ともにインフィニティブランドのトップオブSUV

2018 インフィニティQX80

デザインだけでも客が呼べるほどの大迫力

2018年型のインフィニティQX80が最速で日本に上陸した。早速、実物を拝見。

更新日:2018.10.01

文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力/ベルエアー TEL 0436265700 [ホームページ] [詳細情報]

再びマイナーチェンジでデザイン変更

 2004年に北米専用モデルとして登場した初代QX56は、キャデラックエスカレードやリンカーンナビゲーターに対抗するインフィニティのフルサイズSUV。

 そして2010年にフルモデルチェンジし登場した2代目QX56は、直線基調だった初代モデルから生まれ変わったアメリカンなデザインとサイズ感で人気を博した。そんなQX56は2014年にもマイナーチェンジが行われ、車名をQX80へと変更している。

 そして2018年、再びマイナーチェンジが行われ、新デザインのもとデビューを果たしている(タンドラやセコイアもそうだが、こうした北米系モデルのモデルサイクルの長さは、日本車ではまったく考えられないことだ)。

 2017年にこのマイナーチェンジモデルが発表されたのがドバイモーターショーだった。そういう意味からも、全世界的なアピールがなされているのである。

 今回のマイナーチェンジは、主にデザイン面での変化であり、かつて発表されていたコンセプトデザインを引き継ぐもの。

2004年に登場した初代モデル。直線基調のデザインが特徴。こうやって今見ると「アメ車」といわれても違和感がないデザインとも言えるだろう。だが、インフィニティとしては「これだと世界では戦えない」ということで、改めてのモデルチェンジということになったのだろう。

直線基調だった初代モデルから生まれ変わった2代目モデル。フロントフェンダーの膨らみが目安となってドライバーからの視界やボディの感覚のつかみやすさは特筆。QX56は2014年にマイナーチェンジが行われ、車名もQX80へと変更されている。

そして三代目は、大きなグリルを基調とした迫力のマスク。22インチの純正ホイールにも負けない大迫力デザイン。

インフィニティQX80の最大の特徴と思っているのが、このボディサイドのシルエット。美しいの一語に尽きる。インフィニティおよびUS日産系に通じるサイドラインである。

パワートレインは既存のまま熟成へ

 新しいヘッドライトにテールライト、フロントフェイシアにリアバンパーの変化は、フルサイズSUVとしての迫力をより引き出すものだ。

 くわえてインテリアには若干の手が入り、シートのキルティング加工等によってより洗練された雰囲気を醸し出す。なお、デザイン&製作は日本の九州工場にて行われているという。

 これらに組み合わされるエンジンは、既存の5.6リッターV8。400hp、最大トルク413lb-ftを発生させ、7速ATと組み合わされる。

 これまでの経験からも知っているが、このエンジンならパワー的な不足をほとんど感じることなく、トルクに任せた悠然とした走りが堪能できるが、まったく変化がないというのは少々寂しい気もする。

 ちなみに、この世代のQX80は2010年に登場しているから、その8年後にマイナーチェンジを受けたわけだが、その新型にもパワートレインの変化がないということだから、このエンジンに相当の自信を持っているということなのだろう。

搭載されるエンジンは5.6リッターV8。400hp、最大トルク413lb-ftを発生させ、7速ATと組み合わされる。パワー的な不足をほとんど感じることなく、トルクに任せた悠然とした走りが堪能できる。

7速ATのシフトノブの操作感にも節度があり、非常に好ましい。

海外では高級ブランドとして認知されているインフィニティ。インテリアの趣も高級品と言われるレベルまで格上げされている。

デザイン変化の効果はかなり大きい

 だが逆にいえば、中古車購入に関しては「デザイン面での違いのみ」、ということであれば積極的に中古車購入へと向かう方々が増えるかもしれない。

 この2018年の新型QX80を速攻で逆輸入したベルエアーによれば、「白黒2台を入れて、白は早速売れてしまいました」ということだから、このデザインの迫力の効果、ということが言えるのではないか。

 実際、筆者も実物を目の前にして、「顔がカッケー」と本気で思ったし、最近見るどのフルサイズSUVよりも迫力を感じた次第である。

 くわえて、垂れ下がったような独特のリアバンパーデザインが素敵であり、「こりゃ、実物見たら売れるわな」と思わざるを得なかったのである。

 くわえて室内も、ウッドの使い方にプラスしてメーター周りやシフトノブあたりの質感が非常に高く、きめ細やかさと質感とが両立されており、アメリカ的な大雑把な感じがないのが最大の特徴といえるだろう。

 同時に、ここがトヨタセコイアとの最大の違いでもあり、インフィニティと北米トヨタとの違いでもあるのだろう。

メーター周りやシフトノブあたりの質感が非常に高く、きめ細やかさと質感とが両立されており、アメリカ的な大雑把な印象がまったくないのが最大の特徴である。

見た目の印象や情報量が適切で、質感の高さを感じさせるメーター類。流行りの液晶タイプではなくアナログメーターであるのも個人的にも好み。

やっとというべきか、ついにフルサイズらしい大迫力のスタイリングが完成した。これまで以上の存在感がポイントである。

高級ブランド品としての質感

 そもそもインフィニティとは、1989年に日産がアメリカで販売を展開した高級車ブランドであるが、現在では、北米、ヨーロッパ、ロシア、アジア各圏でも販売がなされている。

 そういう意味では、スタイリングも含め、トヨタタンドラのような明確なアメリカンというよりは、あくまで「高級ブランド」としての質感や走りが優先され、そういったブランド意識に賛同した人々が好んで買われていくような存在となっているのかもしれない。

 実際、初期のQXはアメリカ本国で製造されていたが、2代目からは九州工場に変わっている。そういう意味からも「対欧州」的な味付けが色濃くなっており、洗練度が格段に高まっているのかもしれないと想像させるのである。

 ベルエアーには、旧QX56の中古車やタンドラ、セコイア、タコマ、ハイランダーのほかに、USニッサンアルマダやUSホンダオデッセイの実車も展示されているから、逆輸入車に興味があるならば、まず最初に向かうべきショップであり、新型QX80も、ぜひ見て欲しいと思うのである。

シートのキルティング加工等によってより洗練された雰囲気を醸し出す。

座り心地や居住性に関しては、以前と変わらず広大で快適。

三列目も、当然ながら使えるシートとなっている。

この写真は2017年に発表されたコンセプトモデル、インフィニティQX80モノグラフ。ほぼこの通りにデビューしたと言っても過言ではない。

<関連記事>
>> インフィニティQX80モノグラフ (Infiniti QX80 Monograph) を見る
>> 2018 ホンダ オデッセイ (HONDA ODEYSSEY) を見る
>> 2017 トヨタ シエナ SE (TOYOTA SIENNA SE) を見る
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