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特集 SPECIAL ARTICLES リクローム(再メッキ)でアルミホイールを再生! その2アルミホイールのメッキの輝きは取り戻せる?

リクローム(再メッキ)でアルミホイールを再生! その2

ホイールの再メッキの大まかな作業工程を解説

アメ車ワールドのデモカーである2000年型シボレー・コルベットに装着していたOZレーシングのアルミホイールをリクローム(再メッキ)する企画です。今回の作業はアルミホイールで行いましたが、リクロームやクロムメッキは様々なパーツに応用が効くので、クロムメッキの興味のある方は必見です!

更新日:2014.12.20文/田中享(Tanaka Susumu) 写真/田中享(Tanaka Susumu)

取材協力

BBFヤマテ
TEL 053-426-6222 [ホームページ]

ウエストクラブ
TEL 053-427-0808 [ホームページ] [詳細情報]

リクロームはイメージ以上に時間も手間もかかる!?

 アルミホイールをリクローム(再メッキ)する際の大まかな作業工程は下記の通り。

01/状態確認
02/ホイールの分解
03/塗装、メッキの剥離
04/破損箇所の修復(ガリ傷溶接など)
05/下地研磨(ペーパー#400〜#600)
06/バフ仕上げ(自動機乾式バフ→自動機湿式バフ)
07/治具付け(補助陽極組付け)
08/銅メッキ
09/銅研磨(ペーパー#600 バフ#1000〜)
10/治具付け(補助陽極組付け)
11/ニッケルクロム処理
12/検査
13/ホイールの組立

 上記の01〜13は、あくまでも一般的なリクロームの行程を並べているだけだが、これを見ただけでも時間と労力がかかる作業であるのが分かるだろう。
今回リクローム(再メッキ)してもらったのはOZレーシングの3ピース鍛造ホイール。サイズはフロントが18インチ8.5J。リアが19インチ9.5J。生産から10年以上経過している個体で、写真では奇麗に見えるが、実際には表面の光沢が完全になくなっているばかりか、小傷やガリ傷もそれなりにある。年式なりにヤレたホイールだ。
上のホイールはいずれも1ピースなのでリクロームに際して『分解』や『組立』の行程はない。ちなみに左の5本スポークのようなシンプルなデザインのホイールの方がクロムメッキ加工はやりやすい。逆に右のホイールの様に複雑なディスク形状のホイールは、クロムメッキを細部までキレイに施すのが難しいそうだ。

どんなホイールでもリクローム(再メッキ)出来るわけではない

 前記した作業工程の中で補足が必要なのは01、02、13だ。
 まず01の『状態確認』だが、ホイールの状態しだいではリクローム出来ない場合もある。例えばリムやディスクが歪んでいたり、溶接では修復不可能なほどの大きな傷があるようなホイールはリクローム不可となる。

 次に02の『ホイールの分解』であるが、これは基本的には3ピースホイールのみの作業工程となる。鍛造でも鋳造でもモノブロックの1ピースホイールや、リムとディスクが溶接されている2ピースホイールなどはそもそも分解が出来ないので丸ごとリクロームの行程に入ることになる。

 最後の13『ホイールの組立』については02で分解作業を行った3ピースホイールのみの行程となるのだが、例えばピアースボルトやホイールキャップを新品に交換する場合にはここで一緒に組付けする事になる。
 なお、BBFヤマテはあくまでも金属製品の『磨き』&『クロムメッキ』の専門工場なので、ホイールの分解&組立に関しては外注作業となる。

リクローム(ホイール再生)の重要ポイント

 ホイールのリクローム(再メッキ)は、大きく分けると二つの行程に分類する事ができる。一つ目は表面剥離を含む下地処理で、二つ目はクロムメッキだ。

 クルマのボディのカスタムペイントなどと一緒で、仕上がりに大きく影響を及ぼすのが下地処理であり、バフ仕上げなどをどれだけしっかりと行うかにより、二つ目のクロムメッキ処理の仕上がり具合が変わってくる。当然ながらバフがけの専用機械の取扱いに習熟した職人の技術も必要となる。

 二つ目のクロムメッキ処理に関しては、設備的なものが重要となるほか、治具付け(補助陽極組付け)の際の治具の形状や陽極の組付け方などに職人の技術や経験が必要であり、専門的な知識のない人間ではまず出来ない作業となる。


>>リクローム(再メッキ)でアルミホイールを再生! その1
>>リクローム(再メッキ)でアルミホイールを再生! その2
>>リクローム(再メッキ)でアルミホイールを再生! その3
>>リクローム(再メッキ)でアルミホイールを再生! その4

  • ホイールのリクローム(再メッキ)はどんなホイールでも出来るわけではない。元のホイールが痛み過ぎていると再メッキは出来ないので、事前にホイールの状態のチェックが入る。写真ではタイヤを組んだままで行ってい

  • 3ピースホイールなど、分解可能な組立ホイールは作業を始める前に専門の業者にパーツごと(アウターリム、インナーリム、ディスク、ピアースボルト、ホイールキャップなど)に分解してもらう。

  • 部品ごとに専用の溶剤に浸して一気に表面の古いメッキや塗装を剥いでしまうのだが、この状態ではゴミにしか見えない(笑)。

  • 下地研磨。サンドペーパーを使って最初の下地処理を行う。ディスクやリムなど、箇所や形状に応じて小型機械を使って表面を均して行くのだが、微妙な力加減が必要な職人技だ。

  • ペーパーがけの次はバフ仕上げ。写真は『半自動バフ』という専用機械を使ってディスク部分をバフがけしているところ。メッシュホイールなどの複雑なデザインのディスクをキレイに磨くには熟練の技が必要だ。

  • これもまたバフがけ専用の装置で『自動機湿式バフ』と呼ばれるもの。こういった機械はBBFヤマテが独自に特注で製作しているそうだ。

  • 銅メッキを行う前に『治具』と呼ばれる装置を付ける。治具自体もホイールのサイズによって違うし、どう付けるかなど、専門の職人のノウハウが必要不可欠の作業工程だ。

  • 銅メッキ行程。何槽も用意されている専用の溶液に入れて表面処理をしたり洗浄したりした後に下地となる銅メッキ処理を施す。

  • 銅メッキ処理が終わった状態。この状態でもかなりキレイだが、ここはまだ全行程の3分の2といったところ。

  • 銅研磨。銅メッキをした状態でさらにバフがけをして表面を整えていく。ここの処理をきちんと行わないとクロムメッキがキレイに仕上がらない。

  • 銅研磨が終了したらまたディスクとアウターリムに治具を付けて、ようやくメッキ処理の行程となる。

  • メッキの行程は、先に『ニッケルメッキ』を行い、最後に『クロムメッキ』を行うのだが、途中に洗浄が入ったりと時間も手間もかかる作業となる。

  • 最後のクロムメッキの行程が終了してメッキのための浴槽から引き上げた状態。ここまでくれば9割方は終了だ。

  • ディスクやアウターリムから治具を取り外したら、奇麗に拭きながら検品を行う。

  • ほぼ全ての行程が終了したディスク部分。この写真だけでも完成度の高さが分かるだろう。最終的に全てのパーツをチェックして問題なければ完成。3ピースホイールの場合は組立ててから納品となる。

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