自動車大国アメリカ製のプレミアム添加剤として抜群の知名度を誇るリスローン。創業が1921年ということだから、ざっと計算して96年。すなわち約100年前から存在し、いまだ支持され続けている添加剤。
エンジン系、パワステ系、燃料系、冷却系、ミッション系に起こりうるトラブルに関して、根本的な解決にはならずともすぐに修理できない場合に症状を緩和する、もしくは一時的に止めることができる添加剤として非常に有名である。
で、そんなリスローンに新商品が加わった。ナノプライム エンジンオイル添加剤である。
最先端テクノロジーのナノタングステンとリスローン社のレガシー洗浄剤&分散材などを組み合わせることにより、車両のエンジンを保護しエンジン内部の摩擦&摩耗を最小限に抑え、エンジンが持つ最高の性能を最大限に発揮させる。また、省燃費性能の向上、有害な排気ガスの低減、エンジンの耐久性を向上させるという。
もう少し具体的にいうと、たとえばエンジンは快調でも距離がかさめば内部は消耗、摩耗していると考えて間違いない。それはこまめに手入れをして油脂類の交換等をしていても、内部の金属摩耗やシール類は徐々にだが、確実に摩耗しているということである。
とはいえ、「だから5万キロでダメになる」という話ではまったくない。アメリカ的道路事情であればそれこそ20万キロ走行はザラだろうし、日本の道路事情でも10万キロは至って普通に走るだろう。
もちろん、これらはかなりアバウトな数字であり、それぞれの使い方によってこれらの数字はまったく別のものへと変わるはずだが、言いたいことはこうした距離に比例してエンジン内部は確実に摩耗消耗しているという事実である=パワーダウン、燃費効率ダウンへと繋がるわけである。
ベース車両は2010年型のタホ。オーナーさんは中古並行車で10万キロ実走行車を入手。その後年1万キロ程度を走り現在13万キロ。
下回り等の程度は抜群に良い。オイル滲み等は皆無。だが、距離数に応じてエンジン内部は確実に摩耗している。
程度は上々だが内部はお疲れエンジンかもしれない。それを見越して今回ナノプライムエンジン添加剤を注入し効果を実際に体感してみる。
で、今回登場したリスローン社のナノプライム エンジンオイル添加剤は、そうしたちょっとお疲れのエンジンに入れるとエンジン内部の摩擦係数を減らし、疲労によるパワーの落ち込みを減らし、燃費の落ち込み等を減らしてくれるというのである。
ということで、実際に試してみた。テスト車は、2010年型シボレータホ。走行距離約13万キロ。現在のオーナーさんが2014年に10万キロ走行車を購入し、その後3万キロを実走している個体。購入後年1万キロ程度を走る、いわゆる一般的ユーザーということではあるが、実走行の距離数を鑑みれば「お疲れ気味」とも考えられなくはない。
そのタホは、今現在でも快調であり整備も定期的に怠らず、下回りを見てもオイル漏れ、にじみ等も皆無。程度良好かつ大切にされているがゆ故に、リスローンの添加剤注入にもかなり期待しているということだった。
こちらが新商品となるナノプライムエンジン添加剤。
エンジンオイル添加剤ということで、オイル交換実施時に同時に注入する。今回はオイルフィルターも交換。キレイな状態で添加剤を循環させたいからである。
添加剤容量500ミリリットル。その分のエンジンオイルを差し引きしたオイル注入後、添加剤を入れる。
交換前と交換直後に試乗したが、とにかく程度の良い車両であるということが一瞬にしてよくわかる。注入後160キロ程度走行すると効果が現れるという。
今回は、オイル交換を実施し、その段階でナノプライムを注入する。全量500ミリリットルということで、その分のエンジンオイル量を減らし添加剤を注入した。たったそれだけで終了。
ナノプライムの説明書には、160キロ走行程度で効果が体感できるということで、取材当日から三週間後に改めて効果を取材することになった。
オーナーさんいわく「エンジンが改めてはっきりと静かになったことが体感できました。アクセルのつきというか、トルク感というか、これまた明確に上がりました。まだ短距離だけですが、燃費もはっきりと向上しています」
<オーナー氏計測の直近の燃費比較>
一般道
施工前 平均値 5.18km/L
施工後 5.37km/L
高速道路
施工前 6.45km/L
施工後 6.92km/L
今回の作業を行ったくれたショップ・JOY BASEの大谷氏いわく「そもそもリスローン自体の漏れ止めの効果を個人的な愛車でも体感していて、非常に効果の高い添加剤だと思っています。タホのオーナーさんは通勤の足に使っていますから、毎日乗っているだけに効果が出ればはっきり分かると思います。実際に非常に驚いていましたね。
今後は、今回のベース車両のようにちょっとお疲れのエンジンにではなく、新車やまだ新しい車両に入れてテストしてみたいと考えています。摩耗予防が可能なら、それはそれでかなり魅力的ですからね」
今回は13万キロ走行のタホに注入しテストしてみたが、リスローン社いわく「新車にも効果がある」ということであり、新車系はエンジン保護の観点から先に注入するメリットがあるということで、高マイレージ車両のみならず、新車にも恩恵があるということも知っておくべきでだろう。
アメ車の13万キロは、その使い方によってはビクともしない距離数というが、それはその車両の内情が伴ってこそ。このタホは、その内情が伴ってはいるが、エンジン内部の保護を鑑みて添加剤の注入に及んだ。
注入後160キロ以上走行した各種データ取りはオーナーさんが直接行ってくれた。
<株式会社JOYBASE>
埼玉県さいたま市見沼区上山口新田467に位置する知る人ぞ知る的な工場。修理だけでなく車両の販売も行っている。リスローンに関しても、状況に応じて積極的に使用を勧めているという。「根治はしませんが、一時的な対処が可能ですからね」と大谷氏は説明する。
とにかく何事も実践して試してみるというJOY BASEの大谷氏。ナノプライム添加剤の今後の経過報告を待ちたいと思う。また、リスローンの知名度を一気に上げた漏れ止めのテストも行ってみたいと考えている。
世の中にはたくさんの添加剤が登場しているが、アメ車のために作ったアメリカ製添加剤、しかも100年近い歴史があり非常に効果があるとなれば、それが一番いいに決まっていると考えるのは筆者だけではないだろう。
「非常に効果が高い」と評判のリスローン。それはアメ車業界にとどまらず自動車業界全般における評価である。われわれもそれを聞き、「実際に試したい」と企画したわけである。今後も積極的に各種商品のテストを行ってみたい考えている。
■金属の保護、
エンジン内部の摩擦係数を約38%まで現象可能
■エンジンの保護
エンジン損傷&オーバーヒートを防止
■最強のパワーの発揮
最強パワーの発揮でエンジン性能向上
■潤滑向上
エンジン内部の内部摩耗を約37%まで現象可能
■省燃費性能の向上
摩擦%摩耗の減少により、省燃費の向上、有害な排気ガスの低減
■一度だけの使用で一年間効果が持続し、新車にも使用可能
■容量500ミリリットル
エンジンオイル4Lから6Lに1本
■定価:9400円(税抜き)
まだまだ効果の浅い段階でのレポートだったがそれでもハッキリと効果が出ていた添加剤。さすが100年の歴史。まがい物では決して成立しない歴史の重みを感じるのである。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES