2017年のJKラングラー・ルビコンをベースにオフロードでの走破性向上を目的とした装備を充実させた希少限定モデル、リーコンに乗る奈良県在住の中森さん。
ラングラーを所有する以前はアストロを所有しており、時間を見つけては家族を乗せてキャンプやアウトドアを楽しむのが日課だったと言う。
その当時の家族構成は長男と次男、そして奥様の計4人。アストロのラゲッジスペースはサードシートを取り去れば家族4人でのキャンプでも余裕。広い室内を活かした車中泊も充分可能で、何ら問題など見当たらなかった。
しかしアウトドアを突き詰めていく中で、2WDのアストロでは雪道や河原など、ディープなスポットへの立ち入りが困難であることからラングラーへの乗り換えを決意。
しかし、そのころ奥様は3人目を身籠ったタイミング。周囲からは「家族が増えるのに8人乗りのミニバンから5人乗りのジープへ乗り換えるなんてどうかしてる!」と言われたか否かは定かではないが、一般的な価値観とはまさに真逆の選択肢である。
やがて待望の長女が生まれ、ルビコンで家族総出の旅を決行すると、案の定スペースの限界を知る羽目となった。しかしこのルビコンを手放す気はさらさらなく、このクルマで何とかすべてを賄えないものか……そんなとき見つけたのがライノラックだった。
ライノラックとは、オーストラリア発のブランドであり、ルーフキャリアからサイドオーニングといったオーバーランダースタイルに必要不可欠な存在。中でも特筆なのが車体横から後方にかけ270度の角度を覆えるオーニング。
通常、オーニングと言えば真横を覆い日よけや雨よけを作るというのが一般的だが、ライノラックの「バットウイング」はその名の通りコウモリの羽根のような独特な形状により車体真横から後方のラゲッジスペースまでをカバーする。
それにより広大な日よけ&雨よけスペースを作ることが可能になり、かつ圧倒的にお洒落であるという、アウトドアブームにおけるヒット商品のひとつとなっているのである。
中森さんは、そんなライノラックを愛用するアメリカの人気インスタグラマーの写真を見て「コレだ!」と確信。即座に正規輸入元を見つけ、ラックからオーニング、タープ、ラダーにスコップなどをフルコンプリートしたという。
積めないから諦めるのではなく、積むために必要なギアを追加していった中森さん。小さな子連れだから諦めるのではなく、小さな子どもたちのためにどうすればみんなで楽しめるかを考えることで、新たな楽しみ方を発見したのである。
家族や友人たちに我慢を強いることなく、自分のやりたいことを成就させること。愛する家族と無理なく楽しむことこそ、理想のアウトドアライフと言えるだろう。
<Rhino-Rack>
●PIONEER PLATFORM WRANGLER JK KIT 277,500円
・PIONEER PLATFORM 1828MM×1426MM
・BACKBONE 3 BASE
・MOUNTING SYSTEM
※ルーフ上のシステムラック
●BATWING AWNING 140,000円
※270度オープンするタープ
●TAPERED ZIP EXTENSION 26,000円
※上記タープのサイド幕。すべてを覆う場合は4枚必要。
●RHINO FOLDING LADDER 45,000円
※プラットフォームにアクセスするためのハシゴ。
●SPADE 7,100円
※スコップ
●SPADE MOUNT 12,000円
※スコップをマウントするためのステー。
●PIONEER EYE BOLT KIT 6,100円
※プラットフォーム上にアイテムを固定する際に使用するアイボルト。4個入り。
●TIE DOWN STRAP WITH HOOK 4,800円
※固定用のタイダウンベルト。2本入り。
・価格はすべて税別
真上から見るとコウモリの羽根のような独特な形状というのが分かります。
183,250円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
272,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
3,553円
MAINTENANCE
6DEGREES
1,881円
MAINTENANCE
6DEGREES