TEST RIDE

[試乗記]

目ヂカラあるスポーティな小型ハッチバック

シボレー ソニック その2

CHEVROLET SONIC

過去、何度か乗ったシボレーコンパクトカーにあまり良い思い出がないだけに、あまり気が進まなかった試乗だが、乗ると意外にも、いやかなり出来の良いクルマだと確信した。

更新日:2012.03.27

文/石山英次 写真/田中享(Tanaka Susumu)

取材協力/ゼネラルモーターズ ジャパン TEL 0120-711-276 [ホームページ]

あまり良い思い出がないコンパクトカー

 冷静に考えれば、VWポロやプジョー207などには乗ったことがないので、仮にソニックの重要なライバルだとしても、それらと比較することはできない。唯一できるとするならば、親族が所有しているスズキスイフトあたりか。けれどこのスイフト、すでに5年落ち。はなから勝負にはならんだろう。なら、なんだ? 最新の国産車か? となれば燃費競争か?

 これまた冷静に考えて、恐らくだが、燃費スペック的にソニックがいきなりチャンピオン! なんてことはあり得ないはず。このご時世、当然のことながら気を遣っているのは間違いないんだろうけど、そんな優れたものが一代で築けるはずがないと思うのは、これまでのアメリカ製品所有およびシボレー車に乗った経験値によるもの。といっても極端に悪いわけではなく、日本車にはまだ勝てていないというレベルだろうが、恐らく。
 というわけで当初、他車と比較しようか…、なんて考えていたインプレだが、そもそも比較対象に乗った経験がないので、却下だな。あ〜、どうするか? とりあえず乗るか…。

 ……、こんなようなことを考えてのご対面。先日見たキャプティバの顔面はかなりのインパクトで、「なかなかやるな〜」と思っていたから、ソニックもその系譜をもちろん辿ってはいるが、インパクトはそんなに強くなかった。あくまでキャプティバ比として。ただ目ヂカラは凄い。

 そしてドアを開け乗り込み、キーを回してエンジン始動。若干の時間をいただき、シートやステアリングの高さを合わせ、シフトを確認していざ出発。駐車場から出口まで、およそ50メートルくらいか。もうその時点で「かなり良くねぇ?」。正直、自分でも予想外の印象だった。

 シボレー小型ハッチバックと聞くと、その昔借りた「シボレークルーズ」(2001〜2008年)をどうしても思い出す。いまだから言うが、「なぜこんなもんをシボレーブランドで売るんだろ?」とその当時は本気で思っていたし、乗ってもシボレー色なんて、リアのコルベット風テールランプ以外にまったくなかった。もうホントに嫌いで嫌いで、トラウマにまでなったくらい。余談だが。なので、どうしてもネガティブな印象が気になっていただけに、出足50メートルでの好印象に、我ながら驚いた。

目ヂカラは、レンズカバーのないヘッドライトによってもたらされている。上下2分割のフロントグリルや中央のボウタイマーク等、個性的なフロントマスクを構築している。

3ドア風のボディデザインには感心するも、リアテールランプにはアンバランスが滲む。アメ車風なリアテールランプだが、個人的にはあまり好きになれない部分。

搭載されるエンジンは、1.6リッター直4DOHC。115ps、トルク15.8kg-mを発生させ、6速ATと相まって車量1220kgの高剛性ボディを過不足なく走らせる。低速域が活発で、街中でもスポーティな印象をもたらす。

後席のドアノブが窓ガラスの枠部分に隠されており、5ドアなのに、見た目は3ドアに見えるユニークな造形。リアエンドがスパッと切り落とされたデザインが印象的。

走行性能は、レベルが高く、気持ちいい

 その良さの理由・その1が、室内空間の心地良さ。目に入る樹脂やプラスチックの質感が思いのほか高く、メーター周りの造形が凝っており、またその素材感がぜんぜん安っぽくない。その2が、シート。表皮自体はそれほど質感の高いものではないのだが、全体のホールド性が高く、それが座面の両サイドにも及んでいるため、一瞬窮屈にも思えるが、スポーティなハッチバック車とすれば正解! と思う。またそのタイトな感覚が、インテリア全体に及んでいて、ひとつひとつの造りとつじつまが合うから、余計に満足する。というか、「スポーティ」を名乗る以上、こういった部分は当たり前だと筆者は考えるが、意外になっていないクルマが多い。

 そしてその3が、ステアリングやボディの剛性の高さ。ステアリングの径が大きく、握りが太く、そして若干重いがかなりシッカリしている(スポーティカーならちょうどいい塩梅)。中立付近がデッドなアメ車を過去に経験している方ならお分かりいただけるだろうが、アメリカ製は案外軽くて曖昧なものが多かった。最近のアメ車では、この部分はほとんど改善されているが、ソニックの場合は、体感で二回りほどガッチリした印象。そして意外にクイック。この部分に関して言えば、燃費競争に明け暮れている最新の日本車でも叶わないと思う。

 その4がエンジンとミッションの組み合わせ。ソニックに搭載されているエンジンは、エコテックと呼ばれる1.6リッターの直列4気筒で、最高出力115ps/6000rpm、最大トルク15.8kg-m/4000rpmを発生させる。それに6速ATが組み合わされ、走ると低速から中速までの勢いがかなりあることが分かる。同じ4気筒エンジンを積んでいたPTクルーザーなどに乗った経験からすれば段違い。出足から時速80キロ程度までなら、圧倒的な差が出ると感じるほど速い。

 試乗の時間と場所が限られていたために、高速走行は行っていないが、あのボディとハンドリングがベースなら、それほど破綻することはないだろうと想像するし、常識的なペースで走る限りにおいては、パワー不足を露呈することもないだろうと思う。特にあのステアリングの硬質さは、かなりのスポーティさと安心感を与えてくれるだろう。総じて一般道における走行性能は、非常に高く、気持ちいい。

 ただ一点、ATとエンジンの制御の問題なのか? 信号待ち等で止まっている状態から動きだしの状態時にギクシャク感を何度か体感した。それはキャプティバでも感じたことなので、個体差ということはなかったと思うが、何かしらの機能によるものなのだろうか? 後に確認したいと思っている。

ボディ剛性が極めて強く、ステアリングの剛性も高く、シートのホールド性が良いというのがソニックの特徴。シート表皮等の質感はイマイチだが、シート全体のクオリティは悪くない。というか、安価な小型スポーティカーには間違いなくベストなシート。

後席のスペースも確認したが、このクラスにしては普通レベル。狭いということはまったくないのでご安心を。少なくとも大人二人が楽に座れるだけにスペースを有している。ただ、個人レベルで背もたれの角度が立ち過ぎのような気がした。

ラゲッジ容量は通常の状態では290リッター、6:4分割式の後席を倒せば653リッターになるという。開口部が大きいので荷物の出し入れがスムーズで、レバーを引くだけで簡単に後席を倒すことができるのもで便利。タイヤハウスの出っ張りがなく、フラットなのもいい。

コルベット譲りのデュアルコクピットデザインは、ソニックのインテリアの大きな特徴である。

五感に訴える「何か」を持っているクルマ

 たとえば国産車オーナーや欧州小型車オーナーおよび予備軍の方などは、あ〜だこ〜だ、それこそ目をつりあげてソニックのあらさがしをするのだろうけど、われわれアメ車好きのような、感覚的、直感的な選択をするような人々にとっては(そんな人ばかりではないと思いますが)、ソニックは結構面白いクルマだと感じるはず。

 そもそも、今や法定速度内で破綻をきたすクルマなんてあるわけないし(それを言っちゃあ身も蓋もないが…)、燃費の善し悪しを極めるのは重要だが、重箱の隅をつつくようなアラ探しをしても仕方ないと思う。それよりも人の五感に訴える「何か」を持っているクルマなら、仮に至らない部分があっても許せるような気がする。ソニックは、スタイリングに、走りに、質感に、そしてブランド性において、十分人々を惹き付ける魅力を持っていると感じたし、よくよく見ると日欧コンパクトカーにはない大胆な造形がかなり面白いと思う。

タコメーターとデジタルメーターが組み合わされたメーターは、モーターサイクルにヒントを得た斬新かつ大胆なデザインだ。

DSC(ドライバーシフトコントロール)を備えた6速AT自体に問題はないが、シフトノブの右側に設置されたボタンの精度が低いのか、単なるドライバーの鈍感さなのかは不明だが、DSCにはイマイチ物足りなさを感じる。

思っていた以上にキレのある走りが自慢のソニック。人々を惹き付けるだけの魅力を十分に持っている。

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