更新日:2012.03.12
文/椙内洋輔 写真/トヨタ自動車
往年の「ハイラックス」の伝統を受け継ぐ、トヨタのミドルサイズピックアップ。ライバルの日産フロンティアなどと同様、フルサイズモデルよりスポーティでアクティブなイメージを身上としている。とくに面白いのが「X‐Runner」と呼ばれるエアログレードをラインアップしているところ。こちらは専用サスペンションに18インチホイール、ブリヂストン・ポテンザRE50Aで足回りを引き締めた本格派で、ストリートではルックスに違わぬ引き締まった走りを披露してくれる。
キャビンは2列シートのレギュラーキャブと、リアシートを備えたアクセスキャブ、4ドアのダブルキャブの3種類で、上記の「X‐Runner」はアクセスキャブにラインアップされる。
ダブルキャブには、荷台を切り詰めたショートベッド(60.3インチ)の他、通常の長さのロングベッド(73.5インチ)も用意される。
パワートレインは、いずれもトヨタ製SUVではおなじみの2.7リッター直4と4リッターV6の組み合わせで、トランスミッションは前者に4ATと5MT、後者に5ATと6MTを設定。もちろんFRのほかに、悪路で力を発揮する4WDもラインアップされる。
また、TRDからリリースされる豊富なオプションや純正アフター品もタコマの魅力。とくにスポーティなルックスと走破性を追求する向きには「TRD T|X」シリーズがオススメで、ステンレスマフラーやTRDオフロードパッケージなどを装備。さらにアグレッシブなユーザー向けには「TRD T|X BAJA(バハ)」も用意されており、ビルシュタインの専用ダンパーやBFグッドリッチのオールテレインタイヤなどにより、ラフロードも豪快に駆け抜けることができる。