車両本体価格200万円以下の魅力的なアメ車の中古車を紹介する企画の13台目は、数々のアメ車を取材してきた筆者でさえ、現物を見るのは初めてというレアなモデル、第三世代のダッジ・ラムチャージャーです。
車両の詳細は以下の通り。
↓
2001年型ダッジ ラム チャージャー SLT 2WD
・車両本体価格:189万9000円
・走行距離:6万3911km
・車検:車検整備付
・排気量:5900cc(V8 OHV)
・ミッション:コラム4AT
・ボデイカラー:ブラック
・内装:レザーコンビシート
・乗車定員:6名
・新車並行輸入車/1ナンバー登録
ラムチャージャー(Ramcharger)は、かつてダッジが販売していたフルサイズSUVですが、アメ車に対する知識がそこそこある人でも、ラムチャージャーと言われると、「は?ラムチャージャー? ラムとチャージャーじゃないの?」とか思うんじゃないですかね?(笑)
ラムチャージャーは初代が1974〜1980、2代目が1981〜1993の間に販売されていました。約20年ですからそれなりに歴史のあるモデルと言えます。
ところが、2代目の生産が終了してから暫くの間は絶版車となっており、1999年に再登場した3代目は、わずか3年でフェイドアウトしてしまいました。
最終年式が2001年ということは、18年も前に絶版車となったモデルなわけですから、知らない人が多いのも当然でしょう。
2ドアのフルサイズSUVというと、アメ車ファンであればシボレーK5ブレイザー(GMCジミー)やフォード ブロンコが思い浮かびますが、ラムチャージャーはそれらのライバル的存在となります。
とは言え、、最大のライバルであったはずのシボレー タホスポーツ(ブレイザーの後継モデル)は1997年に生産を終了し、タホは4枚ドアの5ドアワゴンのみとなりました。で、もう一方のライバルであったはずのフォード ブロンコはそれよりもさらに前、1996年には生産を終了しています。
ライバルがいなくなったから生産を再開したのか?あるいは生産を企画して準備している間にライバルが撤退したのか?は定かではありませんが、3代目に関しては、ラムチャージャーは色んな意味でタイミングが悪かった悲運のモデルと言えなくもないかも?
とまぁ、そういった予備知識はこのくらいにして、今回取材したのはラムチャージャーの最終モデルである2001年型になります。
最終モデルとは言え、18年も前に販売された車両なので、程度のチェックは必須。ところが、この車両、外装&内装共に18年も前のモデルとは思えないほど綺麗で、機関系も絶好調という感じ。中古車として絶対評価すれば、かなり高評価が得られる個体だと思います。
こういったレアなモデルの場合、購入後の修理やメンテナンスを心配される方もいると思いますが、ラムチャージャーのベースとなっているのは、ピックアップトラックのダッジラムなので、消耗品はもちろん、機関系の部品に関しても供給に問題ありません。
正規輸入されていたモデルではないので、場合によってはアメリカ本国からの取り寄せとなる場合もあると思いますが、「修理したくてもパーツが手に入らない」という心配はあまり必要ないと思われます。
そもそも、軽く試乗した感じだと、エンジンもミッションも足回りもしっかりしており、故障しそうな感じはしませんでしたし。
1999〜2001年の僅かな期間しか生産されなかった第3世代のラムチャージャーの最終モデル。つまり、かなりの希少車です。そして安心の新車並行輸入車。走行距離は少な過ぎず多過ぎずで、機関系に問題なし。外装も内装も綺麗。1ナンバー登録だけど6人乗り可能。内容を考えると、なかなか買い得感の高い車両だと思います。
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