TEST RIDE

[試乗記]

2リッター、エコブーストモデルに試乗!

フォードエクスプローラー 直4エコブースト

FORD EXPLORER

フォードの先進テクノロジーを注ぎ込んだエコブースト。この革新的なエンジンを搭載したXLTエコブーストモデルが新たに登場。早速試乗した。生まれ変わって評判高いエクスプローラーの追い風となるか?

更新日:2012.02.13

文/石山英次(ishiyama eiji) 写真/田中享(Tanaka Susumu)

取材協力/フォードジャパン TEL  [ホームページ]
     フォード新滋賀 TEL 0749-28-1149 [ホームページ] [詳細情報]

新型のクオリティの高さはひと目見ただけでわかる

 エンジンをかけた瞬間に車内がブルッと震え、その直後からシュルシュル…とV8独特のアイドリング音を響かせた旧型モデル。その印象が強く残っているためか、モノコック+V6エンジンとなった新型モデル登場時には、実は試乗をパスしていた。別に感傷に浸っているわけではないのだが、ただ何となく…、受け入れられずにいたのは事実である。
 それからしばらくして各方面から新エクスプローラー絶賛の声が続いた。また発売以降650台を売り上げ前年比で300%の伸びを見せるなどと聞くにつれ、興味が涌いた。といっても個人的な興味は直4エンジンのエコーブーストにである。
 ここ最近、アメ車のニュースを見ていると、限りなく「脱V8エンジン」に近いニュースが多く、新型キャデラックATSも直4ターボを搭載するという。アメ車=V8神話がなくなるとするならば、次世代ユニットはV6か直4か? それでも果たしてアメ車といえるのだろうか?(ちょっと大袈裟かもしれないが、いずれはそんな議論も増えるはず) そんな興味もあって、速攻試乗させてもらった。しかも今回の新エクスプローラーは2トンを超える大型SUV。果たしてそんなクルマに積む直4ターボの威力とはいかに?
 
 恐らく現代的なクルマの基準からすれば、新型エクスプローラーが良いのはほぼ間違いない。それは実物をひと目見ただけでも分かる! そのくらい質感漂い、工作精度の高い新型だった。ボディドアの開閉から、インテリアの質感およびフィーリング、そしてシートの調整機能…。そのすべてにおいて過去のエクスプローラーの基準を遥かに超えている。「V6 XLT」で440万円と言われれば、それも瞬時に納得できるほどのレベルである。だからもし旧型オーナーが「モノコック+V6」というモデルチェンジを受け入れるならば、素晴らしく生まれ変わった新型に、逆にお買い得感を感じるだろう。そのくらいすべてが品質感に溢れている。
 その一方で、「フレーム+V8」みたいな神話にまだまだ共感を覚えるならば、ただその一点において旧型に乗り続けることをオススメします。新型は、ボディ全長および全幅の比率が旧型からだいぶ変わったせいか、個人的な印象として、SUVというよりはいわゆるCUVと言われるジャンルに仲間入りした感が否めない(余談だけど)。それと旧型全体から感じた骨太感がなくなってしまった。

先進のターボ技術にダイレクトイグニッションを組み合わせ緻密な電子制御で高いトルクを実現し、さらにTi-VCTによる高圧の燃料噴射を実現することで、243ps、トルク37.3kg-mを発生させるエコノミーかつエコロジーなエンジン。ちなみに燃料/タンク容量は、無鉛ガソリン/70リッターとなる。

最初は室内空間の広さと着座位置とボディ四隅の感覚が他車とは異なり、慣れるまでに若干の慣れが必要だった。運転の感覚としては、もはや乗用車と言っても過言ではないほど、洗練されている。

SPEC:XLT エコブースト
全長:5020mm
全幅:2000mm
全高:1805mm
ホイールベース:2860mm
車両重量:2020kg
エンジン:直4直噴式ターボ
排気量:1998cc
最高出力:243ps/5500rpm
最大トルク:37.3kg-m/3000rpm
トランスミッション:6AT
サスペンション:マクファーソン式/マルチリンク式

写真でこういう角度から見ると、ワゴンボディのクルマにも見えなくはない、不思議なSUVだ。グレードは「Limited」、「V6 XLT」、「XLTエコブースト」の3機種となる。

全体的な印象をひと言で表せば、「軽い」に尽きる

 新型モデルでは全車左ハンドル仕様となり、全長5020ミリ、全幅2000ミリ、全高1805ミリのグラマラスなボディをドライバーは操ることになる。これまた余談だが、本国では兄貴分となるフォード エクスペディションのボディ全長は5425ミリ、全長2002ミリ、全高1961ミリ。全長(405ミリ)、全高(156ミリ)の違いはあるものの、見た目の印象は、エクスペディション並にかなりデカイ。さらに運転席からの前方視界というか見切りに慣れるまでに時間がかかる。実際に座ると驚くが、運転席付近(着座位置から)の空間スペースがかなり広大なため(これは良い意味で)、ボディ四隅の感覚に慣れるまでにも時間がかかり、恥ずかしながら最初、一般道でこの大柄ボディを車線の真ん中で走らせるのに少々難儀した(泣)。それでもしばらく走っていると慣れてくるから不思議だが。

 この新型エクスプローラーの特徴は「軽さ」にある。すべての操作感、ボディや走りといった動き全般が、非常に軽やかであり、しかしその軽やかさが単なる軽薄感に終わらずに、それぞれの挙動やリズムをきちんと伝えてくれる。だから、そのすべてにおいて安っぽさを微塵も感じさせずに、どちらかといえばかなりの硬質感を伴って、高いクオリティをドライバーに示してくれる。ステアリングの反応やブレーキのフィーリング等は、旧型では感じられないほどスムーズ極まりないし、サスペンションの制御もお見事。旧型に見られた、グラッと来るロール感は見事に解消されている。これは良い意味だが、もはやかつてのSUV的な乗り味ではなく、完全に乗用車のそれである。それでいてアメ車ならではのスケールのデカさを備えているいるからやっぱり嬉しい。

インテリア周りの質感は極めて高い。失礼ながら、アメ車という枠の中でここまでの精度とクオリティを有しているクルマを、筆者はまだ知らない。ただ、これが「アメ車」らしいか否かについての議論は必要だと思うが。

初体験のフォード マイ タッチだったが、残念ながら慣れる前に試乗を終えてしまった。ただ正直、筆者のようなアナログ人間には使い難さ極まりないものだったが、これも時間によって慣れが生じるのだろう。ただし、触れた時の感触や反応は抜群に良かった。

6段ATのシフトの動作性は極めて優れている。変速もスムーズだし、エコブーストエンジンとのマッチングも絶妙。こういった機能部分はかなり洗練されているのが新型の特徴である。

非常に洗練されたインテリアであるのだが、唯一、ナビゲーションが装着できないという部分がネックになるか。インテリアの造形に合うものを探すか、作るかしないといけないかもしれない。

走りの歓びをもたらす、エコロジーかつエコノミーなエコブースト

 こうした進歩を示す新型エクスプローラーに、このたび搭載されたエコブーストエンジンは、2リッター直4ターボエンジン。ざっくり表現すれば、高い運動能力と優れた燃費性能をもたらす、エコロジーかつエコノミーなエンジンとなる。先進のターボ技術にダイレクトイグニッションを組み合わせ緻密な電子制御で高いトルクを実現し、さらにTi-VCTによる高圧の燃料噴射を実現することで、243ps、トルク37.3kg-mを発生させる。数値だけを見れば、旧エクスプローラーV6モデル以上の性能をもたらすという。そして燃費性能で25%も改善されているのだ。
 このエコブーストエンジンが搭載されたグレード「XLTエコブースト」は、「V6 XLT」同様の440万円となるが、「XLTエコブースト」は直4ターボエンジン+FF駆動となり、「V6 XLT」はV6エンジン+AWDとなる。だが、これだけの違いがあれど、同価格の440万円とはいかに?(実際には「XLTエコブースト」にはレザーシート、シートヒーターが標準装備される)。そこには何かしらの意図があるに違いない。
 
 この2リッター直4ターボエンジンは、街中での使い勝手も良好であり、力不足を感じることはまったくない。圧倒的な加速感はないが、それでもアクセルひと踏みのグイっという感触はもたらしてくれる。そしてそれは高速道路でも同様であり、料金所を通過し加速、そして本線に合流という一連の流れの中においても、まるで普通の乗用車のようにスムーズに走る。時に追い越し車線に入り、そのまま流れをリードすることも可能だ。正直、言われなければ直4ターボだと思うこともないかもしれない。そのくらい必要にして十分な力ではある。

 ただし、それはあくまでも普通に走っている場合であって、ある程度のパフォーマンスを期待してフル加速を試してみたところで、その加速力は期待値の半分にも及ばないかもしれない…(車重2トンに対して過不足なくは走るが、圧倒的な加速感はないのだ)。なので、ある程度のパフォーマンスが欲しい場合には、また4駆としてのたくましさが欲しい場合にも、「V6 XLT」が良いかもしれない。逆に先進性や燃費、維持費など、ある程度のエコノミー性をも求めるならば、断然エコブーストがお勧めである。今回メーカーとしては、エコブーストの販売目標比率を全体の約20%とおいている。そしてエコブーストモデルには、新たに国産ミニバンユーザーなども見据えているという。

 個人的な印象としては、乗り味が乗用車的になり格段に進化したこととを踏まえ、エコブーストエンジンと組み合わされることで見せてくれる新たな世界観に期待したいと思う。今回はたった2時間程度の試乗だったが、もう一度乗り、燃費テスト等もしてみたい。この試乗におけるエコブーストの第一印象は、非常に良好なものだった。またまた余談だが、自分で購入するならキャンディレッドのボディカラーにエコブースト!

 総じて、洗練されたとはいえ、まだまだアメリカンSUVならではのスケール感は健在の新型エクスプロラーであった。

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>> V6 モデルの試乗記を見る

XLTエコブーストは、「V6 XLT」と同価格の440万円。ただし、レザーシートとシートヒーターが標準で装備されており、その部分が440万円に含まれることになる。シートは、10WAYのパワーシートで快適な着座位置がセレクトできる。

セカンドシートは、前席同様快適性の向上が図られており、広大な居住空間がもたらされる。

サードシートも、居住空間が拡大されている。大人2人が快適に過ごせるほどではないのだが、それでも旧型と比較すれば雲泥の差。このサードシートは、Limitedのみパワーシートなるが、それ以外はすべて手動で畳むことになる。けど、その際の操作性は極めて良い。

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