ダッジラム(以下ラムバン)は、実は3大メーカーの中では最も若いモデルである。最も古くからあるモデルがエコノラインで1960年のデビュー、次いでシェビーの1964年。そしてラムバン(当時はダッジバン)が誕生したのは1971年の春のことだ。
ちなみに、「ラム」の名が付いたのは81年以降の2代目モデルからで、それまではダッジバンと呼ばれていた。
1994年モデルで丸形の3代目へとモデルチェンジするため、角形のアーリーモデルは93年までとなる。
ここで紹介するラムバンは89年型で、2代目後期のモデルと言っていいだろう。これからアーリーモデルに乗ろうと考えるのなら、これくらいの年代の方が比較的状態もよくてオススメと言える。
このクルマのオーナーは、こうしたオールドフルサイズバンのカスタムを得意とするショップ、ディーズクルーのスタッフの愛車であり、カスタムをするにあたってまず注意したことは、高年式にも劣らない信頼性を手に入れるため、あらゆる機関をリニューアルすることだった。思い立ったら1000km先でも行けてしまうのがフルサイズバンであり、カスタムはその楽しみのプラスアルファの部分なのである。
元々は地味なカラーだったものを鮮やかなイエローでオールペイントし、全面にピンストライプを入れ、リアハッチドアには大きくドローイングも入れられている。
ホイールはフロント8J、リア10Jというディープリムをチョイス。リアを2インチリフトアップさせてファットタイヤにしたことで、軽くケツ上がりのホットロッドスタイルに仕上げている。派手で陽気な70'sスタイルのお手本のような仕上がりと言えるだろう。
やはり角形アーリーモデルでないとこうしたカスタムは似合わない。機関を完調にするなどの手間を惜しまなければ、アメリカンな迫力とカスタムを楽しめるオールドフルサイズバンはいまだオススメである。
226,600円
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