更新日:2014.09.27
文/石山英次 写真/古閑章郎 / 田中享 (店舗写真)
仕事柄、友人知人から「オススメのクルマは?」とよく聞かれるが、その時いつも言うのが「モデル末期が狙い目だよ」ということ。
もちろん、激安中古車を手に入れて次々と乗り換えるっていう方法もありだし、取っ替え引っ替え新車に乗るのも悪くはないが、現実的な話として、一般的な家族持ちとしては、「いい物を手に入れて長く乗る」というのがオススメというか正しいに決まっている。
だからこそ、そのクルマのモデル変遷が分かり、なおかつ充実した装備の熟成モデルが手に入るなら、それに越したことはないし、そうなると当然ながら後期モデルや最終モデルというのがわかりやすい。
例えばマスタング。2006年に登場したそれは、2010年にフェイスチェンジを含めたマイナーチェンジが施行されているが、2013年で再びフェイスチェンジおよびリファインが行われている。当然、モデルとして一番充実しているのは2013年以降のモデルと考えられるから、「オススメは?」と聞かれれば、そう答えるに違いない(もちろんそれぞれの好みもあるので、2010年型フェイスが好きな方もいるでしょうけど)。
例えば現行エクスプローラー。2011年に登場した現行モデルはすでに4年経つが、これまでに大きな変更点はほとんどない。それはデビュー当時から抜群に完成度が高く、手を加える必要性がないとも言えるわけで、仮に中古車で手に入れる場合、どの年代を手に入れても大きな問題はさほどないと、今なら言えるだろう。すなわち、年式にこだわらず金額や走行距離といった自分の希望との折り合いがつくモデルをそのまま手に入れれば良いのである。
つまり、こうしたモデル選びができるのは、それまでの来歴が俯瞰できる中古車ならではの強みであり、特権と言えるのである。
搭載されるエンジンは、2.3リッター直4で157ps、最大トルク20.4kg-mを発生させる。可変バルブタイミングの採用もあって、低中速域のでトルクが非常に豊富であり、SUVらしい力強い加速感が手に入る。だからこそ街中での走りに不満はなく、逆に活発な動きに驚きを覚えるほどである。
人間工学に基づいて開発されたインテリアは、メーター周りやセンターコンソールにシルバーリムを施す等、スタイリッシュな雰囲気を醸し出す。メーター類の視認性は良く、コンソールのボタンやスイッチ類の操作性も良好。当たり前だが、右ハンドルならではの扱いやすさもあり。
2リッター直4エンジンに組み合わされるミッションは4速AT。今現在流行の多段化ミッションではないが、豊かな低中速トルクと相まって4速だからこそのメリットが十分味わえる。ちなみにレギュラーガソリン仕様だし、カタログ10モード/10・15モード燃費値はリッターあたり9.2キロということで、それほど悪い数値ではない。
フロントグリルに鎮座するブルーオーバルのロゴは、若者たちに大いなる影響力をもたらすのである。
2001年に登場した初代エスケープは、マツダと共同開発された小型SUV。当時2.0リッター直4と3.0リッターV6の2種類のエンジンが用意され、コラムシフトを備えた本格的なミディアムSUVとして発売が開始されたのである。
エスケープの変遷としては、2004年に2.0リッター直4エンジンが2.3リッター直4となり、2008年にはマイナーチェンジによりフェイスチェンジを施行。翌2009年には3.0リッターV6が廃止され、2.3リッター直4エンジン一本となっている。そして2013年モデルをもって生産終了となっている。
ということで、中古車として狙うなら2009年以降のモデルが一番充実していると考えられるのである。
取材したエスケープは、2011年型2.3XLTの4万4000キロ走行車。車検時の乗り換えによる下取り車ということで、前ユーザーの履歴がハッキリとしたコンディション良好車である。
乗り始めて驚くのが、各部のシッカリ感だ。たとえば同じフォードのエクスプローラーあたりから乗り換えると、ドア自体の重さやウインカーレバーの動作感等、各部に軽い印象がはっきりと伝わるのだが(だから一瞬軽薄な感じのクルマかと不安に感じることもあるのだが)、走り出すとその不安が杞憂であることがわかる。
ボディは明らかに強く骨太感に包まれ、シャシーも同様に頑強な印象を与えてくれる。しかもそれは、日本の道路事情に即した速度範囲で明確であるがために、ひと味違う外車感に浸れること間違いない。さすが全米一売れているSUVを作り出すフォードだけあって、マツダと共同開発されたSUVであろうとも、手抜き感は一切なく絶妙なSUVフィーリングとともにオーナーに満足感を与えてくれる。
一方搭載されるデュラテック2.3リッター直4エンジンは、157ps、最大トルク20.4kg-mを発生させ、VVT(可変バルブタイミング)を採用するおかげもあって、全域にわたって非常にパワフルである。特に中低速のトルク感が目覚ましく、SUVとしては非常に勢いのある加速感を実現してくれる。
非常に驚いたのがシート。シート生地やレザートリムの質感が非常に高く、ホールド性も良好。ドライバーの体格に合わせた高さ調節が可能なシートリフターも装備されている。
ボディのサイズ感を感じさせない、足下の広さが強調されるリアシート。大人が2人乗っても窮屈さを感じさせないスペースが魅力。
かなり重宝すると思われる広い荷室。またリアゲートには、2ウェイのリフトリアゲートが採用され、ゲート全体を開けることなく、ガラスハッチのみの開閉で荷物を取り出せることが可能である。
それを支えるサスペンションの反応も良く、いわゆるロール剛性と言われる横方向への動きが抑えられており、非常にスムーズな乗り心地とハンドリングを有しているのである。
エスケープには、「Control-Trac」と呼ばれる本格的な四輪駆動システムが搭載されており、通常、限りなくFFに近い走りをするが、路面コンディションが変化すると、前輪と後輪のトルク配分が自動的にコントロールされることでAWDになり、いかなるときでも安定感ある走りが楽しめる。
ちなみにこのAWDは、 インパネにあるLockスイッチをオンに切り替えるとトルク配分を前輪50:後輪50のAWD状態に固定することも可能である。すなわち、悪条件下での走行にも耐えうる本格派SUVとしての機能の持ち主なのである。
聞けば、今、認定中古車の中で一番動きがあるのは、このエスケープとエクスプローラーであり、特にエスケープは外車初心者や初めてのフォード車として選ばれることが多いという。
ある意味メンテナンスフリー的な気軽さとミディアムサイズという大きさ的な扱いやすさ、さらに手頃な価格帯とがマッチした、ライトなアメリカンSUVとして定着しているのだろう(だが実際に買って乗ると本格派SUVのごとき性能にお驚き、感心するはずである)。
ゴツイSUVに期待するような本格的なAWD機能を備えていながらも、走りの印象は非常に軽快。だからこそのカジュアル感が人気の秘密だろう。だが一転、路面状況の悪いところでのスタビリティにも定評があり、悪路走破性も格段に高い。
ドアを開けシートに収まった状態では、一瞬軽薄な印象を受けるのだが、実際に走るとボディは強く骨太感に包まれ、シャシーも同様に頑強な印象で驚きを与えてくれる。さすがフォードSUV、といったひと味違う外車感を与えてくれる。
フォード大阪堺店は、大阪の南側に位置する広域をカバーする。また奈良や和歌山といった近隣の県にまたがるユーザーも多く、信頼ある販売&整備により高い信頼を勝ち得ている。認定中古車で言えば、特にエスケープと旧エクスプローラーの動きが活発であり、エスケープに関しては他メーカーからの乗り換え組が多いという。
実際には若い方のオーナーさんが多いですね。恐らく価格帯から言っても入りやすいのだと思います。右ハンドルですし、2リッターモデルだと税金の面でも維持費が出やすいのかと。それに大きさ的なメリットもあるでしょうし、それでいて外車ですからブランド的なバリューもあり若者ウケがいいのかもしれませんね。
ただ、その一方で実際にはファミリー層にもかなり人気があり、動きが良いですね。同じ価格帯で国産車買うなら外車が欲しいし、認定中古車ならとりわけ安心という、メリットを最大限に生かされている方々も多いですよね。
エスケープは、すでに生産終了となっているモデルであるからこそ、中古車としてのタマがこの先増え続けることはない。逆にこの先確実に減って行くだけに、気になる方は早めにアプローチした方がいいだろう。手頃な価格帯のモデルだけに、「入荷すると動きは早い」というから注意が必要である。
エスケープは認定中古車の中でも、かなり動きが活発であると語ってくれた堺店の桑本氏。
ディーラーならではの充実した設備と整備がフォードユーザーを確実に支えてくれる。
フォード大阪 堺店
住所:堺市北区長曽根町3064番地6
電話番号:072-246-2410
営業時間:10時~19時
サービス受付時間:10時~17時
定休日:火曜日
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