更新日:2015.11.11
文/椙内洋輔 写真/ゼネラル・モーターズ
キャデラックは、2017年型キャデラックXT5を発表した。正式発表は、ドバイモーターショーおよびロサンゼルスオートショーになり、2016年春からアメリカおよび中国にて(直4モデル)生産が開始される。
XT5とは、これまで12年間生産され続けてきたキャデラックSRXクロスオーバーの後継モデルであり、XT5からキャデラック全モデルのモデルネームが順次再構築されていく。
ということで、XTシリーズ最初のモデルとして非常に完成度の高いクロスオーバーSUVとして生まれ変わっている。
スタイリングは、キャデラックエスカレードのようなヘッドライトに大型グリルを構えた厳粛なもの。ボディラインは鋭角を基調とするライン構成であり、サイドラインやリアテールに至るデザインがXT5を象徴しているという。
一方リアにはスポイラーが装備され、18~20インチタイヤを備えるサスペンションを有し、ラグジュアリーかつスポーティテイストを満たす最新SUVとして登場している。
現行キャデラックにあてはまるフロントヘッドライトにエスカレードに準じる大型フロントグリルが特徴。
なかでも非常に興味深いのが、新たなプラットフォーム。SRXに比べ全体的に7インチ長くなっているにもかかわらず、現行比で126kgの軽量化を果たし、たとえばそれは同セグメントのアウディQ5よりも45kg軽く、メルセデスベンツGLEよりも295kg軽いという。もちろん、最新の超高剛性ボディと安全基準を備えているにもかかわらず、だ。
インテリアは、エスカレード同様現代的なエレガンスとクラフトマンシップに基づいたそれであり、アルミ素材やカーボン素材、ウッド素材と各素材を上手く調和することで独自の世界観を構築。また、このクラスでは初のプラチナムエディションも用意される。
安全装備に関しても、これまで通り世界最高峰の水準での装備がもたらされ、自動ブレーキ等が加えられたパッケージが新たに追加されるなど、充実した装備が提供される。
XT5には、2種類のエンジンが用意され、3.6リッターV6には、気筒休止やアイドリングストップ機能、可変バルブタイミング採用で310hp、最大トルク270lb-ftを発生させるが、中国市場には、2リッター直4エンジンが導入されるという。両車ともに8速ATが組み合わされ、緻密な制御と高燃費に貢献する。
なお、オプションにはAWDシステムが用意され、全天候型の走破性を実現することも可能という。
インテリアの世界観は、まさにキャデラックエスカレードを連想させるほど、洗練されている。
<2017 キャデラックXT5 (北米仕様)>
■全長×全幅×全高:4815×1903×1675mm
■ホイールベース:2857mm
■車両重量:1814kg(FF)1940kg(AWD)
■エンジン:3.6L V6 DI VVT
■最高出力:310hp
■最大トルク:270lb-ft
■トランスミッション:8速AT
■駆動方式:FF or AWD
■タイヤ:18~20 inch
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES