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スーリー製のベースキャリアに搭載するファン待望のテント登場

THULE テプイ ルーフトップテント

2016年以降のフォードエクスプローラーに装着

今や大人気のルーフトップテントをスーリーがリリース。ポイントは、スーリーのベースキャリアを使用する安心感の高いテントであるということ。

更新日:2021.06.11

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/スーリー輸入代理店阿部商会公式サイト TEL  [ホームページ]
     THULE テプイ ルーフトップテント 詳細 TEL  [ホームページ]
     ABE CARS Tama Garage TEL 042-311-0041 [ホームページ] [詳細情報]

今や大人気のルーフトップテント

 ここ数年は驚くほどのアウトドアブームということで、周りではキャンプやバーベキューを楽しむ方々が多数いる。

 街中のファッションだってアウトドア系ルックに身を固める方々もいれば、全身アウトドアとは言わずとも、どこかしらにアウトドア系パーツを駆使したコーディネートを実践されている方々が多数を占める。

 そんななか今、大人気なのがルーフトップテント。オーバートップテントとも言われ、要するにルーフに搭載したテントのことであり、たとえばキャンピングカーは買えずとも、ルーフにテントを搭載することでライトなキャンピングカー的存在に変化させることが可能なアイテムと言われている。

 アメリカでのトレンドはピックアップの荷台にテントを設置することらしいが、日本だとピックアップ自体が少なく、現実的にはルーフトップテントが主流。もちろん、「ピックアップの荷台にテント」もカッコイイのだが、実際に今持つ愛車ベースで考えるならばルーフトップテントに行く着くということである。

 余談だが、トヨタFJクルーザー等の、いわゆるオフ系スタイルのSUVにルーフトップテントを装着して大陸横断的な冒険マシン風にするのが今人気という。

フォードの認定サービス工場でもあるABE CARS Tama Garageには新旧モデルのエクスプローラーの良質車が揃っている。今回2018年型にThuleテプイのルーフトップテントを装着した。

まず最初に必要となるのが、ベースキャリアの装着。ベースキャリアは当然Thule社のもの。装着模様は割愛させていただくが、いざテントを装着する場合に非常に重要となるパーツであるから注意が必要である。

Thule社純正のキャリアを使用した純正テント登場

 で、今回取材したルーフトップテントが、Thule テプイ ルーフトップテントである。テスト装着した商品は、Thule テプイのエクスプローラーエアー2。それを2018年型エクスプローラー3.5Lモデルに装着した。

 ちなみに、今回発売されているThule テプイ エクスプローラーシリーズには計4種類のモデルがあり、今回装着したテントはそのうちの収容人数2名のライトサイズモデル。最大で4名収容モデルも存在するが、車両ルーフの耐荷重の問題もあり(それは装着車両により異なる)、今回装着したフォードエクスプローラーには3名用の装着までが可能である。

 それでも装着後の雰囲気は抜群であり、またテントの質感や素材のレベルの高さが如実にわかり、満足感の高い商品であることが伝わってくる。テント自体の生地には600デニールのポリエステル/コットン混合素材のリップストップ生地を使用しているから紫外線耐性等、耐久性にも優れている。

 また室内には65ミリ厚の高密度マットレスが敷かれ快適性が十分に確保されおり、各メーカーから発売されているこうしたルーフトップテントの中ではトップランクに位置する質感である。

■Thule テプイのエクスプローラーエアー2
・収容人数:2名
・使用時寸法:2130×1220×990ミリ
・収納時寸法:1070×1220×280ミリ
・重量:48キロ
・最大荷重:181キロ
・本体価格(税別):29万円(ベースキャリア費用別)

テント自体はすでに組み立てられている状態。それをベースキャリアの上に搭載する。テント自体の重量が48kgだから、大人二人で何とか可能だった。

見た感じ、それほど違和感なく搭載されている。実際、思った以上に簡易的に装着可能だった。

聞けば、この状態でもある程度普通に走れるし、思ったほど走りに違和感は出ないとのことだ。

絶対に知らなきゃならない耐荷重の数値

 さて、このThule テプイのエクスプローラーエアー2の装着であるが、その前にまずはThuleのベースキャリアを装着する必要がある。

 フォードエクスプローラーの場合、車体のルーフに車両独自のルーフレールが最初から装着されているから、その部分を使用し、THULE社のベースキャリを構成するパーツ(フット、キット、バーの3点)を組み込んでいく(ベースキャリアの装着に関しては コチラをどうぞ)。

 で、ベースキャリアの装着を終えたらテントを載せる。テント自体は最初から組み立てられているから、ベースキャリアを装着したらその上にテントを載せ、キャリアとテントをボルト締めするだけ。しかもそのボルト締めに関しても装備の工具にて自力で作業可能ということだから、非常に簡易的だ。

 ただし、ルーフにテントを載せる際には約50キロの重量物であるから、最低大人二人の力が必要である。

キャリアとテントはボルト締めする。装着に関してはDIYでも可能。そしてテントを開く。まずはテントカバーを取り外す。

そしてテント自体を留めるロックを外した後に収納されているテントのラダーを引き出す。ちなみに、テントカバーを綺麗に折りたたむ。

引き出したラダーを引っ張りそのまま半分に収納されていたテントを引き出す。

垂れかかっているテントカバーを綺麗に畳み収納する。

約15分で開くルーフトップテントの魅力

 搭載を終えたら、テントを開く。テントを覆っているカバーを外し、付属のラダーを使用しながらボディサイドに開くだけ。写真を見ればわかるが、車体向かって左側に開き、ラダーがテントの荷重の一部を支えている格好になっている。

 そして雨よけのレインフライを広げ、各パネル窓を開くことで、四面のパノラマビューが可能になり、各窓はメッシュ仕様になっているから嫌な虫等の侵入を許さず、快適な空間が誕生するのである。

 さて、このThule テプイ エクスプローラーエアー2であるが、まずは装着したフォードエクスプローラーのルーフ耐荷重75kgというのが、非常に重要なキーワードである。すなわち75kg以内のものを載せてください、というメーカーからの指示である。

この状態でテントのほぼ8割が完成。ここからは微調整となる。

レインフライを広げ、各パネル窓を開く。窓はメッシュ仕様になっているから虫等の侵入を防ぐ細かな配慮に優れる。

テント内からは四面のパノラマビューが可能。

こちらがテントを開いた状態の完成図。ここまで約15分にも満たない。

Thuleのベースキャリアとテントが導く安全性

 で、Thule テプイ エクスプローラーエアー2自体の重量が48kg。さらにThuleのベースキャリアが約8kg前後。プラスしても約56kgということでメーカーの指示を守った使い方になっている。

 一方で、この耐荷重という数値は走行時の重量数値だから、静止状態だとその約3倍まで利用することが可能と言われている。すなわちフォードエクスプローラーの場合、75kg×3で225kg。そこから56kgを引くと169kgだから、たとえば体重80kgの大人2名のテント乗車が可能になるという計算である。

 実際には、テントのラダーがその荷重の一部を支えていることになるから、実際にはもう少し重くても大丈夫ということなのだろうが、一応その部分は差し引いてもルーフの耐荷重をしっかり守っているという安全性が保たれているのである。

ご覧ください。内部は表から見る以上に快適であり、広い。キャンプや遊び使用なら十分以上の質感である。

各部の縫いのしっかりした縫製やジッパーの動きもさすがThule。質実剛健的な印象を与えてくれる。

65ミリ厚のマットレスがルーフに載っていることを忘れさせてくれる。

ご覧のスタイルこそがルーフトップテントの真骨頂。

ファン待望のテント登場

 それともう一つ。車体の耐荷重とテントとの間には、ベースキャリアの存在が不可欠であり、今回Thule社のベースキャリアとテントということで、しっかりとした安全性が担保されたもの同士の組み合わせになっている。だから正しい使い方をすればThule社の保証がしっかり付く。

 一方で、他社製品に関して言えば、テントとベースキャリアを両方販売しているテントメーカーは存在しない。すなわち、テントメーカーとベースキャリアとの間に厳密な安全基準がなく、購入されるオーナーさんの自己責任というカタチになっているのがほとんどである。

 そういう観点から見ても、今回のThule テプイのエクスプローラーシリーズは、車両の耐荷重をしっかり守ったカタチでのベースキャリアとテントの安全性がThule社によってテストされ担保されている商品であり、こういったルーフトップテントにとっては最大のメリットと言えるのである。その上で質感等の満足度が高いからこそ、素晴らしいのである。

 世の中にはテントの性能を重視した商品は数多い。が、車両とテントを結ぶキャリアに長い歴史を持つThuleがお届けするテントは、テントとそれを支えるベースキャリアがセットになって安全性を確保してくれる。だからこそ、ファン待望のテント登場、と言えるのである。

このルーフトップテントであるが、可能であるなら使用する時に搭載するという使用法が好ましい。というのも、搭載しっぱなしはテントカバーの劣化を早めるからである。

付属のラダーには注意書きが貼られている。このラダー、テントを開いた時には、荷重を一部支えているから、使用角度等にも細かな注意が必要になるということである。

こういったルーフトップテントを搭載するには、まずは車両の耐荷重の数値が必要になる。そして適切なベースキャリアのチョイス。今回のテントは、その全てを満たした市場では初となる製品である。

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