更新日:2021.11.08
文/石山英次 写真/フォードモーター
旧車ベースの電気モーターカスタマイズ車両がセマを席巻する日も近い? フォードパフォーマンスが提供する新しい選択肢によって旧車が電気モーター搭載で復活する。
車両は1978年型のフォードF100。だが、そこに搭載されているエンジンは、マスタングマッハE GTの電気モーター。
だから480hp、最大トルク634lb−ftを発生させ、四輪を駆動する。なので、このクルマ、480hpのパワーはあるもののテールパイプからの排気ガスはゼロ。
要するに、旧車に電気モーターを積んでレストア&カスタマイズした車両ということなのだが、アメリカでは今後、こうした旧車の復活プロジェクトがどんどん進行しそう。
で、今回セマショーに向けフォードが製作したのがこのF100で、その他に281hp、最大トルク317jb-ftを発生させるEVのクレートモーターがオンラインで販売される。
小売価格は3900ドルで、現代車からヴィンテージ車両、トラック、SUVまで、さまざまな車両に電力を供給し、50州全てでストリートリーガルというから凄い。
欧州では2030年を目処にEV車両への転換が図られる予定である。アメリカはまだそこまでハッキリとした期日が謳われてはいないが、メーカー間の開発競争は激化している。
ちなみにテスラがあり、GMではハマー、フォードはマスタングマッハE、フォードFライトニング、ステランティスは主にPHEVだがラングラー、グラチェロ、レネゲード etc。さらに余談だが、2024年にダッジからEVマッスルカーが登場する予定。
ビッグ3では、とにかくフォードがいち早く対応しており、すでにクレートモーターまでオンラインで販売するという。=こうした流れにより、クレートモーターを搭載した64年型マスタングといったようなEVエンジンを搭載した旧車カスタマイズがどんどん進んでいくのだろう。
EVと内燃機関のどちらがいいか?、というようなことを言うつもりはないが、今後「EV車両が当たり前」の日常がやってくることは間違いないようだ。
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