前回で完成したカム交換。これによりエンジンの鋭さが増し、楽しいPTクルーザーへと変貌した。そして今回新たにエクステリアでのワンポイントカスタムを行った。ホイールのカラーペイントである。
カスタムというのは、最新のパーツや高価なパーツを装着するだけが王道というわけではない。知恵を絞り、頭を働かせ、既存のパーツに細工することで何か面白いものが作れたりもする。そして、そうやって作り上げた1台には、思った以上の愛着が生まれたりするものなのだ。
また一度にすべてを仕上げることもよいのだが、ポイントポイントで徐々にカスタムアップしていく楽しさも、また別格である。工賃等を考えれば一度にすべての作業をすることも当然必要なのだが、ひとつひとつのパーツの効き目、効能などを味わいながらする段階的カスタムは、その愛車と長い間付き合って行く上で非常に有効だったりするのである。
今回作業を行ったPTクルーザーは、すでに足回りやブレーキ、ホイールなどには手が入れられており、カム交換におけるパワーアップには十分対応できるポテンシャルをすでに持っていた。そのため新たにパーツ交換を模索する必要はなく、単純にファントゥドライブを期待するだけならば、カムの交換で以上終了! となってもよかったのである。
だが今回、ひと通りの作業を終え性能アップを果たしたところで、「外装でワンポイントを」との意向があり(「ただし安価で」との条件付き)、ホイールへのペイントを思考したのである。カム交換は、内面での高性能化であり、やっぱり何かしらの外向きのアピールをしたかったのかもしれない!
このホイールへのペイントは、ボディカラーとのマッチングが上手くいけば、かなり効果を発揮する手法であり、実際にはホイールを換えていないのに、換えたかのごとくの威力である。
今回使用したカラーはオレンジ。それもポルシェGT3純正カラーのオレンジだという。それはソリッドカラーながらも明る過ぎず暗過ぎずの絶妙なカラーリングであり、昼夜で微妙に変化する特徴を持つ。また、ホイール全面にペイントすることなく、ホイールインナーとスポークのサイド面のみのカラーリングにより、ツートーン効果も発揮し、また違ったホイールを装着した気分にもなれる。
これまではどちらかというと硬派な走り屋、ちょっと無骨なPTにも見えなくはなかったが、この作業によって俄然華やかさが増し、かなり目立つスポーツコンパクト風情のPTに生まれ変わったといっても過言ではないだろう。
>> カム交換のPTクルーザー vol.1の記事を見る
これまでも硬派な走り屋PTに見えて、個人的には嫌いではない雰囲気だったのだが、この作業によって華やかさがプラスされ、かなり目立つPTに生まれ変わった。自己主張という意味でも、効果大だ。
ブラックのボディに映えるオレンジペイントのホイール。ここで使用されているオレンジは、ポルシェGT3の純正色であるという。このカラーリングは、あえてこだわったポイントという。
ホイール全面にペイントすることなく、ホイールインナーとスポークのサイド面のみのカラーリングにより、ツートーン効果も発揮し、まるでホイールを換えたかのような効果を発揮してくれた。下の写真が、ベースカラーとなったポルシェGT3だ。
光りの加減によっては「赤」に見えたり、きれいな「オレンジ」に見えたりといろいろな効果を発揮する。「お洒落は足元から」とはよく言ったものだが、まさしくその通りだと思う。
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