更新日:2018.11.09
文/椙内洋輔 写真/編集部
ついに日本で発表された新型ジープラングラー(JL)。そんなJLラングラーには本国にて追加のバリエーションモデルが控えている。もうじき始まるロサンゼルスショーに登場するのだ!
それがピックアップバージョン。ちょっと前までは噂の域を出ない存在だったが、今や「デビューは2018年後半、発売が2019年4月(北米)」との情報もあり、改めてその仕様をまとめることにした。
まずは、JLラングラーには3.6リッターV6、2.0リッター直4ターボエンジン等が存在し、それぞれに8速ATが組み合わされ、ボディデザインから足回り、インテリアに及ぶ多くの変更が加えられている。
今回新たに追加予定されているピックアップモデルにも、当然上記のベースが使用される。そして恐らくは4ドアモデルベース。
で、ここで思い出すのが、2005年に発表されたコンセプトカー、グラディエーターコンセプト。そしてもう一台が実際に存在したスクランブラー。
このスクランブラーとは、1981年以降に登場したCJ-7のロングホイールベースバージョンのCJ-8。CJ-7のホイールベースを10インチ延ばし、オフロード性能とレジャー的な使用を可能にした、ジープの中ではちょっとした異端児的モデルではあったが、実際には使用範囲が広く人気もあった。
ということで、スクランブラーはあくまでジープでありピックアップではなかったのだが(荷台のカバーを外せば「ピックアップに見えた」というだけなのだが)、上記のコンセプトカーと連動して、ラングラーのピックアップモデルが次第と熱望されていったというわけである。
で、今回満を持して、ラングラーピックアップが登場するという。今回デビューするモデルは「ジープの性能+荷台」を組み合わせた、新たなジャンルのラングラーピックアップであり、まさしく今や大人気の北米ピックアップ市場、とくにミディアムクラスに切り込む存在して登場するのである。
さらに。このピックアップの恐ろしく優れているところが、オープントップを持ってるのではないか、ということ。もちろんハードトップ仕様がメインなのだろうが、ソフトトップモデルも存在するだろうから、そうなればドライバーズシートから荷台までの移動が可能なスペシャルなピックアップが登場することになるのである。
ちょっと古いデーターだが、2016年のピックアップ販売台数は以下のとおり。
1位 フォードFシリーズ:89万6764台
2位 シボレーシルバラード:58万5864台
3位 ラムピックアップ:50万723台
4位 GMCシエラ:21万7943台
5位 トヨタタコマ:19万8124台
6位 トヨタタンドラ:11万6285台
7位 シボレーコロラド:11万2996台
8位 日産フロンティア:7万4360台
9位 日産タイタン:5万2929台
10位 ホンダリッジライン:3万4749台
上記にいきなりランクインなんてことはないだろうが、ラングラーピックアップは、出れば相当魅力的なピックアップになるのではないだろうか。来年4月北米発売というのはあくまで噂だが、少なくともデビューすることだけは間違い。
ちなみに、日本にて発売されるか否かはまったくの未定。ディーラーでは、仮にあっても限定発売か。なければ直輸入にて必ずやどこかのショップが日本に持ち込むであろうと思う。
JL型のラングラーも楽しみだが、ラングラーピックアップの存在も注目必至である。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES