更新日:2020.07.13
文/石山英次 写真/FCA
先週くらいからFCAとフォードが賑やかである。FCAからはチャレンジャースーパーストック、チャージャーヘルキャットレッドアイ、デュランゴヘルキャットが登場し、ダッジラムトラックにヘルキャットエンジンを搭載したラム Rebel TRXのティーザーが公開されている。
一方で、フォードからはブロンコファミリーがデビュー間近ということで、本国メディアはブロンコのティーザー情報を毎日のように報道している。
ブロンコは、2ドア、4ドア、ブロンコスポーツといった多彩なラインアップを揃え、走りはF150ラプター譲りというのだから、ラングラーのライバルとして販売シェアの奪い合いが起こることが予想される。FCAにとっては、頭の痛い問題かもしれない。
だが、そんな矢先の日本時間11日の夜、FCAはフェイスブックに上記レタリング1枚を、なんらコメントなく掲載した。この画像の意味するものとは?
なんと、ラングラーSRTの可能性についての意味深なレタリングである。
具体的には、盛り上がったボンネットフードに書き消されたような「392」バッジが装着されたラングラーJL392。しかも、上記FCAのニューモデルたちの登場に続く、このレタリングのアップに期待せずにはいられない。
ちなみに、これまでコンセプトカーとしてラングラーにV8ヘルキャットエンジンを搭載したマシンが数度作られている。だが、実際の販売となると既存のエンジンベイにV8をギリギリ積むことができても、クラッシュ時の安全性に問題があり、安全基準を通過することができないと言われていたため、V8搭載の可能性はほとんどないと思われていた。
ラングラーにV8搭載の希望がついに叶うのか。FCAは、安全基準通過の解決策を見つけたのか。それはジープ愛好家の夢の実現に他ならないはずだ。
ちなみに、392エンジンとは、6.4リッターV8ヘミで485hpを発生させ8速ATと組み合わされる、FCA謹製の名機である。さらにもしこれが実現すれば、ダッジ、クライスラー、ジープにおける魅力的車種全車に392エンジンが搭載されることになるのだが…。
そう、ひとつ気になるのがこのレタリングがアップされたタイミングである。本気で販売するというなら大歓迎だが、もしやブロンコに湧くメディアに対するブラフだとしたら…。
いや、どうせなら好意的に受け取ろう。ラングラーSRT、是非登場してもらいたい!
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES