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特集 SPECIAL ARTICLES NISSAN フェアレディZ プロト初代S30型Zからの歴代デザインを踏襲

NISSAN フェアレディZ プロト

まるでマスタングやチャレンジャーのような復刻デザインが話題

9月16日、新型フェアレディZのプロトタイプが公開された。登場したZには、かつてのZを彷彿とさせる復刻デザインが採用されており、米国のZファンに大いにアピールするに違いない。

更新日:2020.09.17文/田中享 写真/日産自動車

復刻デザイン! 左ハンドル北米仕様を是非逆輸入車で

 フェアレディZは、1969年に初代S30型が登場して以来、そのスタイリッシュなデザインやパフォーマンスによって火がつき、世界中に多くのファンを生み出した。

 特にアメリカでの人気は顕著であり、S30型にV8エンジンをスワップしたりとカスタマイズベースとしての人気も高かった。

リアスタイルは妙にアメ車っぽい(笑)。テールライトにはZ32当時のデザインを参考にしている等、歴代Zのデザインを各部に用いている。

 今回、そんなZのフルモデルチェンジが2021年に予定されており、そのプロトタイプが発表された。

 プロトとはいえ、ほぼ完成型に見えるそのデザインの特徴は、ズバリ復刻デザイン。近年のアメ車におけるヒット作が軒並み採用しているそれである。マスタングにチャレンジャー、最近ではブロンコが有名。

 だが、Zの場合、面白いのが過去のZの復刻デザインを用いてはいるが、ポイントポイントで採用モデルの年式が異なっていること。

 たとえば、ボディデザインはS30型を踏襲しロングノーズ&ショートデッキのフォルムを完成させ、それに備わるフロントヘッドライトのLEDランプには240ZGのデザインを用い、一転テールライトにはZ32当時のデザインを参考にしている等、歴代Zのデザインを各部に用いているのが特徴である。

 さらに面白いのが、プロトの発表において6速MT車しか用意されなかったこと。今や世界中のクルマからMT車がラインナップされなくなっているにもかかわらず、あえてMT車しか発表しなかった点において、大いに北米を意識しているといえるだろう。





 日本のオンライン公開イベントにおいては、「スポーツカーらしい人馬一体感」というようなことを説明していたが、じつはアメリカではスポーティカーのほぼすべてにMT車がラインナップされている(もちろんATも存在するだろう)。

アメリカでは復刻デザインの人気がいまだ高い。だからこそブロンコが復刻されたわけだが、このZもFRコルベットにとって代わる存在になりうるかもしれない。
 だから、北米での往年のファンに迎えられるためにはMT車はマストなのであって、Zはそこをちゃんとクリアしているのである。

 現時点では、実車の紹介のみでスペック等の詳細はまだ未定だが、発表された情報としてはV6ツインターボエンジンの搭載、6速マニュアルトランスミッションの採用、全長×全幅×全高:4382×1850×1310ミリのボディサイズにフロント255/40R19、リア285/35R19のタイヤサイズのみである。

 正直、これまでのZならあまり気にならなかったというのが本音であり、今回の復刻デザインが北米を向いている(ように感じている)からこそ、取り上げたわけで、復刻デザインとともにMT車があるのもアメリカ向き。

 となれば、FRコルベットなき今、それにとって代わる存在として人気を得るかもしれないと思うのである。それと同時に、Zの北米仕様の逆輸入車の登場に期待するのである。

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