かねてからのキャンプブームに加え、新型コロナウイルスの影響でソーシャルディスタンスが叫ばれている昨今、がぜん注目を集めているのが他人との距離を保ちながらキャンプなどのアウトドアレジャーを楽しむことができるキャンパーやキャンピングトレーラーなどによる車中泊キャンプ。
なかでもアメリカ本国で"キング・オブ・キャンピングトレーラー"と称され、成功者の証とも言われているエアストリームの人気が日本でもうなぎ上りだ。
キッチンに電子レンジに冷蔵庫、シャワーにトイレにベッドなど普通に生活できるレベルの装備を持ち、電車や飛行機のように時間の制約を受けずに、極端な話、免許証とお財布とスマホさえ持てば思い立った瞬間カラダひとつで目的地に出掛けられる。
そのうえ公共交通機関ではアクセスの困難な山奥や海の近くなどにもけて、食材がなくなったり近隣の観光スポットなどへ行きたいときはエアストリームを切り離せば愛車で気軽に出掛けられる。
さらに、テントの組み立てや火おこしすらままならないアウトドアビギナーでも快適に野外で過ごせる。
そして、なんといってもシンプルで武骨な外観がカッコイイ! そんないいこと尽くしのエアストリームをアメリカ車で牽引し、極上車中泊キャンプをアメリカンスタイルで楽しむセンス溢れるオーナーたちをご紹介しよう。
なお、エアストリームジャパンでは納車時にエアストリームの使い方やHow toムービーのDVDを配布するなどのサポートを行っているが、いざ実際に使うとなると不安で使い方を忘れてしまう人が少なくないという。
そこでオーナーからの希望があった場合、納車後の初キャンプにスタッフが同行しレクチャー&サポートをする「スタッフと一緒にキャンプ」サービスを行っている。今回のイベントでもそうしたレクチャーが行われていた。
旧モデルから25フィートの2020年型フライング・クラウドに乗り換えて駆け付けた野田さんファミリー。ナローボディ最終型となる最新のエアストリームだけでも特筆ものだが、2012年型フォード・F-150SVTラプターのスーパーキャブを牽引車にチョイスしキャンプギアもマニア垂涎のガレージブランドで固めた、こだわりの趣味人だ。
今回のキャンプイベント会場となった『ひるがの高原BASE』のオーナーでもあるケイワークスの黒田さん。キャンピングカーのプロが相棒に選んだモデルは、23フィートの2017年型インターナショナル・セレニティ。「使いやすい室内の広さとセレニティならではのレッドレザーソファが気に入っています」
エアストリームジャパンの田中社長が、エアストリームの販売権を獲得する前年(1993年)にアメリカ本社へ赴いた際、初めて購入したという記念すべき1台、エクセラの28フィート。「外装をレストアし、室内も自分好みにカスタムして現役で乗っています」という言葉通り、内外装ともにエアストリームのプロならではの極上仕様だ。
エアストリームに住んでいた先輩を見て憧れ、今から24年前に新車で購入した2005年型のサファリLSを2016年型ダッジ・ラム3500HDメガキャブ・デューリー(なんとマニュアル車!)で牽引して駆け付けた中神さん。「先輩の上を行くには牽引するしかないと思って、一生懸命引っ張ってます(笑)。楽しいですよ~!」
関越自動車道・所沢ICよりクルマで10分ほどに構えるエアストリームジャパン。キャンピングトレーラーの最高峰「エアストリーム社」の正規総代理店でもある。広大な敷地には展示車両をはじめ、点検整備を待つ数多くのエアストリームが置かれ、まるでアメリカにいるかのような雰囲気に包まれる。また、オーナーから依頼される管理車両も多く、ここから全国へと旅に出る車両基地ともなっている。
今回の会場はココ!!
K WORKS ひるがの高原BASE
2021年4月1日に正式オープン!
キャンピングカーを製作するケイワークスが岐阜県ひるがの高原に開設した30A電源を6ヶ所に配備するRVサイト。バンコンなどのキャンピングカー区画サイトと28フィートまでのエアストリームやキャンピングトレーラーに対応するキャンピングカー/トレーラー兼用区画サイトを有する。利用料金等の詳細はホームページにてご確認を。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES