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[試乗記]

時代に即した「変化」で勝負する

キャデラックCTS (CADILLAC CTS)

「脱アメリカ」で走りも圧倒的

各ブランドが、ブランドイメージの再構築を行っているさなか、アメリカ代表のキャデラックも脱アメリカを図ったCTSで勝負をかける。今度のCTSは、セダンとしての見栄えと操縦性を極めて高いレベルで融合させた1台である。

更新日:2014.05.14

文/石山英次 写真/山本佳吾

取材協力/ゼネラルモーターズジャパン TEL  [ホームページ]

新しいキャデラックブランドの構築

 個人的な印象として、キャデラックといえば、やっぱりセビルかドゥビルかSTSか。もちろん、それらよりも前のフリートウッドとか、ちょっと毛色が異なるがエルドラドとか、そういったモノがすぐに思い浮かぶわけだが……。

 実際にわれわれ40代世代にしてみれば、逆に上記のようなちょい古の掘り出し物を見つけて、パリっとさせて乗るのが楽しいとか思っちゃうわけで、だからこそ、われわれよりもさらに上の世代の方々に、今の最新キャデラックをアピールするのは結構難しいのではないか? そんな風に考えたりもする。

 旧キャデラック=アメリカ的、新キャデラック=国際的と言っていいだろうか。

 だからこそ、国際的に生まれ変わった新しいキャデラックのブランドイメージを、旧アメリカ的と思っている方々にどんどんアピールしていかなきゃいけない。

 だが、アメ車以外の欧州系ブランドたちも、じつは今、あの手この手でブランド再構築を行っており、たとえばひと昔前では当たり前だった「メルセデスと言えばSクラス」なんて一概には言えないらしい。

 今やAクラスセダン(CLA?)なんていうのもあるらしく、しかも4気筒エンジン搭載で、それでも500万円近くする…、なんてのがザラらしい。しかも、50を越えたオヤジがそういったライトなモデルに乗る方が「オシャレ」だったりする、というから世の中変わったものである…。

 すなわち、ひと昔前の分かりやすいブランドイメージからは激変しており、だからこそキャデラックも変わらなきゃいけなかったワケである。

搭載されるエンジンは2リッター直4直噴ターボ。276ps、最大トルク40.8kg-mを発生させる。このエンジンは、ATSと基本的に共通だが、ATSの最大トルクは35.9kg-mだから若干トルクフルになり、加速性能の良さに寄与している。

硬質な印象を与えるインテリアは、ドイツ勢と張り合っても決して劣るものではない。タッチパネルの扱いやすさも兼ね備え、好印象を与えてくれる。

新型CTSでは、学習機能付きのタップシフト付6速オートマチックトランスミッションを装備している。変速マナーも良く、ギクシャクした感じは一切ない。

キャデラックと聞けば、旧アメリカ的なイメージがすぐに思い浮かぶが、そういった印象を改め国際的となった現代のモデルに改めての乗ると、別次元の走りの良さに驚愕する。そのくらいのレベルである。

難所サーキットで徹底的に鍛えた走行性能

 で、今度の最新CTSは、同じセグメントでライバル視するメルセデスE、BMW5、アウディA6と戦うために、あらゆる部分を徹底的に磨き上げ、少なくとも走りの質においてはドイツ勢と互角以上に渡り合える存在に進化したのである。

 恐らくライバルたちと同時に並べ、あらゆる走行テストを行えばすべてにおいて高得点を獲得する高いレベルにまでなっている。しかも今度のCTSは、これまででもクラス以上であった各部の質感をさらに上昇させ、品質感でもまったく劣っていないから、正直あとは「好みの問題だろう」と、そんな域にまで達しているのである。

 だからこそ、必要なのはGMの明確なマーケティング&ターゲットの絞り込みであって、狙うべき人々にどうアピールするか? となるのであろう。まさかとは思うが「ニュルで一番速いです」とか言っても、この手のブランド品を手にするユーザーには響かないでしょうし(笑)。

車重は1.7トン程度に押さえられており、前後重量配分50:50を実現しているからか、コーナリングのフィーリングが気持ち良い。なお、0-100km/hを6.6秒で走り抜けるというから、パワー不足を感じることはまったくなく、軽量化の恩恵も十分に表れているといえるだろう。

カスタムベースとしてもかなりの存在感

 新しくなったCTSの最大の魅力はなんといってもその攻撃的なスタイルにある。街中や高速道路で走っている姿を何度か見たが、このクルマ以上にアグレッシブな感じを与える存在は、そんなにないだろう。

 しかも全長が伸びていることから、伸びやかなセダンらしいフォルムが与えられ、それ以前までの旧モデルにあった、スポーティさを全面的に押し出した雰囲気ではなくなった。逆にいえば大きさ的な重厚感が増したことで、セダンらしさを取り戻した感じである。

 だからこそ、同セグメントのライバルたちと同じ土俵に乗せてもらえれば(購入候補にあげてもらえれば)、今までメルセデスやBMW、アウディに乗っていた方々を含め、これまで以上に多くのユーザーに支持されるはずである。

 しかも走れば驚くことに、圧倒的に速い。わずかなアクセルの踏み込みにも反応し後輪が路面をとらえて車体を強い力で前に押し出す。ステアリングの反応も鋭く、ほとんどロールを感じさせないまま、軽快に、かつ驚くほど速いスピードでコーナーをクリアしてしまう。

 セダンと聞けばどちらかというと快適な「移動」を優先すると思われがちだが、CTSは移動を楽しむだけでなく、「操縦」を楽しむクルマでもある。

 個人的な印象を言えば、走りの性能はお墨付きだし、カラーリングとホイールを換えるだけ、かなりカッコいいクルマになるはずだ。ブラックダイヤモンドの車体色にブラッククロームのフロントグリル(たしかオプション)を合わせ、ホイールもブラックでキメれば、それこそドイツ車とは一線を画した、かなりクールなキャデラックが出来るはずである。

 そうしたカスタムベースとしても、今度のCTSはかなりの存在感を発するだろうと思う。

ステアリングホイールに備えられたマグネシウム製のパドルシフトスイッチの操作性も良い。ちなみに、C7コルベットのパドルは樹脂製だったが…。

CTSのシートはグレードにより異なる。「ラグジュアリー」には本革と合成皮革のコンビシートが、「エレガンス」には総本革のシートが装備される。

リアシートの着座姿勢もまともに取れる、足下に余裕のあるスペースが確保される。セダンとしての居住空間はお墨付きである。

ちょっとしたカスタマイズによってまた違った局面が見えるはずである。そのくらいの存在感が今度のCTSにはある。

<関連情報>
>>新型キャデラックCTS(2014 Cadillac CTS)vol.1へ
>>新型キャデラックCTS(2014 Cadillac CTS)vol.2へ
>>新型キャデラックCTS(2014 Cadillac CTS)vol.3へ

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