11代目ドゥヴィルの上級グレードがコンコース
日本では「コンコース」として販売されたこのモデルは、正式にはドゥヴィル・コンコースという。キャデラックの伝統的なラグジュアリーモデルの名前であるドゥヴィルの派生モデルなのである。
ドゥヴィルは9代目(85〜88年)のときに、フルサイズボディにFRというDプラットフォームに別れを告げた。全長5mを切る中間サイズの前輪駆動版Kプラットフォームを使うことになったのだ。これはセヴィル史上最小の3代目と同じプラットフォームである。
しかし、この縮小が、伝統的なキャデラック製サルーンの顧客に評判が悪かったため、ホイールベースを延長し、やや体躯を大きくした10代目へ移行する。
そして11代目(94〜99年)で、一気にドゥヴィルは商品性を刷新する。使用するKプラットフォームが、セヴィルの4代目移行と共に、世界戦略レベルの技術内容を持ったものになったのだ(今回の取材車輌はこの代の97年もの)。
内外装も、旧来の伝統的なアメリカ製高級車のモチーフは残しつつも、デザイン全体は現代的なクリーンで洗練されたものに。
そしてまた、この11代目で、旧いOHVユニットを積むベースグレードに加え、ノーススターV8DOHC搭載車も用意されることになった。その上級グレードがドゥヴィル・コンコースと名づけられたのである。
ドゥヴィルは9代目(85〜88年)のときに、フルサイズボディにFRというDプラットフォームに別れを告げた。全長5mを切る中間サイズの前輪駆動版Kプラットフォームを使うことになったのだ。これはセヴィル史上最小の3代目と同じプラットフォームである。
しかし、この縮小が、伝統的なキャデラック製サルーンの顧客に評判が悪かったため、ホイールベースを延長し、やや体躯を大きくした10代目へ移行する。
そして11代目(94〜99年)で、一気にドゥヴィルは商品性を刷新する。使用するKプラットフォームが、セヴィルの4代目移行と共に、世界戦略レベルの技術内容を持ったものになったのだ(今回の取材車輌はこの代の97年もの)。
内外装も、旧来の伝統的なアメリカ製高級車のモチーフは残しつつも、デザイン全体は現代的なクリーンで洗練されたものに。
そしてまた、この11代目で、旧いOHVユニットを積むベースグレードに加え、ノーススターV8DOHC搭載車も用意されることになった。その上級グレードがドゥヴィル・コンコースと名づけられたのである。

全長x全幅x全高:5335mm×1940mm×1450mm
ホイールベース:2890mm
車両重量:1820kg
最低地上高:150mm
最小回転半径:6.4m
ホイールベース:2890mm
車両重量:1820kg
最低地上高:150mm
最小回転半径:6.4m