更新日:2025.03.24
文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/ゼネラルモーターズ
3月8日から販売が開始されたリリックは、キャデラックブランド初のEVモデルとして、新たなるキャデラックEV日本戦略の先陣を切るモデルである。
あえての右ハンドルを用意し、1100万円という価格帯は日本に期待している証拠という。
そんなリリックは、2024年の米国でのEV売り上げナンバーワンモデルであり、それが日本にやって来る!
「電気自動車のラインナップを投入することで、キャデラックは日本におけるラグジュアリーBEVにおけるトップブランドの1つになることを目指していきたいと思っています。そのための右ハンドル仕様車であり、チャデモ急速充電器に対応することが重要だと考え、それらを実現しています」と若松社長。
そしてすでにリリックに続くモデルの導入が決まっているという。それが、「オプティック」「ビスティック」「リリックV」である。
▲オプティックはリリックよりも小型なラグジュアリーSUV。エントリーモデルでもある。
▲ビスティックは、リリックよりも大きい3列シートSUV。
すなわち、2025年にリリックが導入され、翌2026年には「オプティック」「ビスティック」「リリックV」の3台のEVモデルがショールームに並ぶ=この2年で一気に4台のモデルが日本にやって来る。
ということで、一旦整理するとリリックは、ミッドサイズの2列5人乗車のスタンダードモデル。
オプティックはリリックよりも小型なラグジュアリーSUV。一方ビスティックは、リリックよりも大きい3列シートSUV。そしてリリックVは、リリックのハイパフォーマンスモデルである。
まずはリリックで新時代のキャデラックを主張し、その後価格を抑えたエントリーモデル・オプティックをデビューさせ、同時にガソリンモデルのトップに君臨するエスカレードのようなフルサイズSUVのビスティックを展開。
同時にリリックのハイパフォーマンスモデルを登場させることで、ラグジュアリーEVマーケットを席巻すると意気込んでいる。
ちなみに、現段階ではガソリンエンジンのキャデラックエスカレードの販売継続は決まっており、恐らく米国国内の法規的な基準を超えられる間は売られるだろう。
いずれにせよ、2025年5月から日本国内のキャデラックショールームの景色が激変するはずである。
▲リリックのハイパフォーマンスモデル・リリックV。
▲ラグジュアリーEVマーケットを席巻する意気込み。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES