更新日:2025.03.10
文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/ゼネラルモーターズ
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、キャデラック初のバッテリー式電気自動車(BEV)「キャデラックリリック」の発売を発表した。
120年以上の歴史を誇るキャデラックから誕生した、右ハンドル電動SUV「リリック」。新時代のラグジュアリーと独自性を追求し、排気ガスゼロを実現するために生まれたブランドの未来を切り拓く重要なモデル。
米国で92件の特許を取得し、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、そして細部に至るまで緻密に作り込まれたデザインを融合させ、「ラグジュアリーカー」の新たなスタンダードを確立している。
キャデラックと一目でわかる縦長LEDヘッドランプ、モダンかつ伝統を受け継いだエクステリア、33インチアドバンスドカラーLEDディスプレイをはじめとする最新の装備と細部に至る高品質なパーツで仕上げたインテリア。
▲キャデラック初のバッテリー式電気自動車(BEV)キャデラックリリック。
▲日本仕様は全車右ハンドル仕様で2025年3月8日(土)から販売が開始されている。
電気自動車専用のプラットフォームに、パワフルかつエネルギー効率に秀でるデュアルモーターeAWDシステムを搭載することで、高いパフォーマンスとフル充電で510kmという航続距離を両立している。
「リリック」は全く新しい電気自動車専用のプラットフォームを採用し、出力タイプを選択できるドライビングモーターなど、電力の変換や制御、供給を統合したパワーエレクトロニクスとバッテリーセルを組み合わせた独自のモジュラーシステムで構成されている。
車両の下部に沿って路面と水平に配置されたバッテリーを、前後のタイヤ間に収めることで低重心による安定性の向上と構造上の強度を確保。
前後重量配分も理想値といわれる50:50を実現しているという。前後2モーターからのシステムトータル最高出力は384kW (約522PS)・最大トルクは610Nmを発揮する。
また、回生ブレーキ機能により、アクセルペダルだけで加速から停止まで行えるスムーズなワンペダルドライブを実現。
回生ブレーキは3つのレベルから選択可能で、2モーター仕様では、一般的な電気自動車のほぼ2倍もの最大0.4gの回生ブレーキ機能が得られ、回生されたエネルギーはバッテリーに送られて、結果として航続距離を伸ばすことが可能という。
回生ブレーキは、ステアリングのパドルを使用した操作も可能で、パドル操作のみで完全停止まで制御することもできる。
▲湾曲型33インチアドバンスドカラーLEDディスプレイを備えたインテリア。
一方「リリック」は長距離ドライブを可能にするための容量95.7kWhのバッテリーを搭載している。
これにより一回の充電での走行距離は510kmを達成。自宅で通常使用する100Vで充電できるほか、200Vの電源を用意すれば充電時間を短縮することが可能。
外出先では急速充電(日本仕様ではCHAdeMOに対応)を利用して、充電時には希望の充電終了レベルを設定することもできる。
すべての情報がドライバーに瞬時に伝わるようにデザインされた湾曲型33インチアドバンスドカラーLEDディスプレイは、機能別に3つのゾーンで区切られ、9Kにも匹敵する解像度と右ハンドル仕様に合わせたレイアウトを実現。直感的な操作で、スマートなドライビングをサポートする。
また、寒冷地での走行に対応するため「ワイパーヒーター」を搭載。ワイパーパーク部分に内蔵されたヒーターが効果的に雪や氷を融解させ、迅速にワイパーが使用可能となる。これにより、時間の節約だけでなく、航続距離を伸ばすことができるという。
さらに、車内の空調を設定すると、バッテリーシステムから発する余分な熱を活用して車内に送り込んで温める「ヒートポンプシステム」を採用。厳しい冬においても、効率性を維持できるよう設計されている。
フロントシートはヒーター&ベンチレーションを標準装備し、リアにもシートヒーターが備えられている。
▲車両の下部に沿って路面と水平に配置されたバッテリーによって前後重量配分も理想値といわれる50:50を実現している。
▲自宅で通常使用する100V充電、外出先ではCHAdeMOに対応している。
「事故ゼロ」を目指した革新的な安全技術で乗員や歩行者保護をサポートするリリックは、高度なレーダーやカメラ、超音波センサー技術を活用し、周囲の交通を感知及び監視する。
アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストなどの運転支援システムと連動して、あらゆるシーンで事故リスクの低減に貢献する。
リアカメラミラーは、ズーム機能や明るさ調整に対応し視界や視認性を向上。安全な運転環境をドライバーに提供する。
また、20km/h以下で走行中、歩行者や自転車に車両の接近を知らせる車両接近通報装置は、感情に響くように設計された長音と完全五度の音程とオーストラリア古代楽器「ディジュリドゥ」の音を組み合わせた独自の警告音がを開発。
キャデラックとして初めて搭載したサイドバイシクルアラートを合わせて、周囲の安全を確保する。
リリックは、2025年3月8日(土)から販売を開始し、指定価格(税込)は1100万円。全車両が右ハンドル仕様。デリバリー開始は2025年5月以降を予定している。全車両が右ハンドル仕様。
なお「キャデラックリリック」ローンチキャンペーンが実施され、2025年3月8日(土)から3月16日(日)までの期間限定で実施される。
ローンチキャンペーンでは、エクステリアカラー5色、インテリアカラー3色、そして2つのルーフ関連オプションを自由にオーダー可能。
早期購入者だけが選ぶことのできるカラーとオプションで、新時代のキャデラックをさらに特別な一台にする機会が得られる。さらに、キャンペーン期間中に購入すれば、特典として2.4%低金利ローンがご利用可能という。(※キャンペーン終了後のローン金利は実質年率3.9%となる)
▲全長×全幅×全高:4995×1985×1640ミリ
▲ホイールベース:3085ミリ
▲車両重量は2650kg
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES