TEST RIDE

[試乗記]

1995 Chevrolet Astro Boyds

1995年型 シボレー アストロ ボイドカスタム その1

200馬力の希少W型エンジンを搭載したボイドカスタムの中古車に試乗!

 今回、久々にアストロに乗ったのだが、正直な感想は「やっぱり良いな。また買おうかな?」だった。日本の道路交通事情でも困らない手頃なサイズ。大人4人に子供2人が余裕で乗れて荷物も積める実用性。トルクが太くてストレスフリーなエンジン。そして極め付けは安価な車両本体価格。程度の良いアストロ&サファリが100万円以下で楽々購入できるのである。ホント、良い時代になったもんだ(笑)。

更新日:2017.10.23

文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/田中 享(Tanaka Susumu)

取材協力/浅沼ファクトリー TEL 090-8854-1488 [ホームページ] [詳細情報]

アストロ&サファリの購入を検討中

 筆者がアメ車専門誌の編集者を始めた頃は、毎月のようにアストロ&サファリの取材を行なっていた。メーカーの広報車、ショップのデモカーや販売車両、オーナー車両など、筆者が取材したアストロ&サファリの数は100台や200台といったレベルではない。オーナー車両の中には毎年のように撮影した車両も存在するが、そういった重複した車両まで含めれば、雑誌時代だけでも軽く1000台以上のアストロ&サファリを取材しているのではないか?と思う。
 
 しかし、かつてあれだけ取材したアストロ&サファリも最近ではめっきり取材する機会が減ってしまった。ここ数年は、年に何度か、オーナーズクラブのイベントなどで撮影するくらい。「商品としてのアストロ&サファリを最後に取材したのは何時だったか?」と考えても、すぐには思い出せないほどだ。

 そんな筆者だが、実は最近かなり本気でアストロ&サファリの購入を考えている。理由は簡単、子供が出来たから(笑)。
 現在、筆者には2歳半の女の子と生後3ヶ月の男の子の二人の子供がいる。そして、この二人の子をクルマに乗せる際にはベビーシートとチャイルドシートが必要。子供が一人だけの時にはクルマは別にセダンでもステーションワゴンでもクーペでも良かった。しかし、セダンやクーペの後部座席に設置したチャイルドシートに、イヤイヤ期真っ盛りの長女と、まだ首が座り切っていない長男を速やかに乗せるのは難しい。大人が自分一人の時や雨などの日はとくに大変だ。

昔はイベントなどの取材では、1日に100台以上のアストロ&サファリを撮影することもあった。

スライドドア&3列シートのミニバンは小さい子供が複数いる家庭では非常に役立つ道具となる。

子供のために3列シートのミニバンが欲しいけど…

 子供が出来る以前には、日本で2リッタークラスのミニバンや、さらに小さいミニミニバンが売れる理由は分からなかった。「家族3人や4人なら別にミニバンなんていらないじゃん」とか思っていた。でも、子供が二人になってからは「3列シートのミニバンいるな。それもあまり屋根が低くないやつ」とか思い始めた。実は筆者は最近腰の調子があまり良くない。現時点ではまだ平気だが、「中腰で物を持つ場合などは注意しないとヤバい」的な予感がするからだ。

 ちなみに、筆者の現在の足クルマはステーションワゴンなのだが、家には奥さんが乗ってるホンダのステップワゴンがある。なので、保育園の送り迎えや近所の買い物程度であれば奥さんのクルマを使うことは出来るし実際にそうしている。
 しかし、ステップワゴンで遠出をするのは嫌。具体的には1時間以上は乗っていたくない。トルクが細くて出足が遅く、ミッションの変速タイミングも変だし、高速道路では加速しないからイライラするし、シートは硬いし乗り心地は悪いし、排気音、風きり音、ロードノイズなどもなんか嫌。会社で所有しているトヨタ・ヴォクシーにも大差ない印象を持っているので、これはステップワゴンがどうこうではなく、単純に2リッタークラスの国産ミニバンが筆者のフィーリングに合わないということだろう。

 というような事情があって、筆者は最近かなり本気で「子供(家族で出かける)用の3列シートの自分用のクルマが欲しいな」と思い始めたのである。

こういう具合にセカンドのキャプテンシートが回転してくれると、寝ている赤ん坊を乗せる時などに助かる。腰に余計な負担をかけずに済むから(笑)

ベビーシートは赤ん坊が背もたれ側を向く様に設置するタイプが多いので、寝ている子が起きないようにソッと寝かせるのは意外に大変。とくに10kg近くなってくると狭いと大変なのだ。

理想を言えばフルサイズバンなのだが

 アメ車ワールドの仕事を抜きにしても筆者はアメ車が好きな人間なので、3列シートを備えた愛車の購入を考えた時、まず考えたのは当然のようにアメ車だった。

 で、真っ先に思いついたのがフルサイズバンのコンバージョン。トルクフルなV8エンジン、ゆったりした車内空間、座り心地の良いシート、etc。フルサイズバンであれば子供がもっと大きくなっても楽勝だし、ロングドライブも楽しくこなせるだろう。
 ただ、休日の行楽に使うだけであればともかく、日常的に使うとなるとサイズ的にちょっと大き過ぎる。まず現在借りている会社の駐車場に入らないという問題がある。
 また、長女が通っている保育園の駐車場は、都内と比べれば広い方だが、朝の忙しい時間帯に運転のあまり得意でないママさん達が集中する所にフルサイズバンで乗り付けるのはちょっと怖い。
 そして最大の問題は価格。高年式のフルサイズバンのハイルーフコンバージョンはなかなかの値段。今の筆者にはちょっと手が出ない。

 次にサバーバンやエスカレード、エクスプローラーといったSUVも考えた。でも、これもサイズ的な問題はフルサイズバンと大差ないし、子供のために買う以上、通常のドアでは3列シートであることのメリットが薄くなる。高い車高も乗降時の支障となるし。筆者がもうちょっと若ければまた違うんだろうけど。

アストロ&サファリのサイズであれば、日本でも持て余す場面は少ない。フルサイズのアメ車に慣れている人間からすれば、国産のアルヴェルあたりと大差ないイメージだろう。

アストロ&サファリでさえ、3列シートの後ろのスペースは広いとは言えない。ま、ミニバンだし。

今更感はあるけど、アストロ&サファリならハズレはない?

 「消去法」というと、何やら消極的な印象になってしまうが、前記した様な状況&検討の結果(というか、実際には最初から「現実的なのはアストロだろうなぁ」と直感してはいたんだけど)、最終的に候補として残ったのは、勝手知ったるアストロ&サファリだった。
 アストロ&サファリはとにかく取材した経験が多く、長所も短所も知り尽くしている。というか、筆者自身、1994年型GMCサファリに乗っていたこともあるので、アストロ&サファリの使い勝手の良さは身をもって経験済みだし。

 あとはやっぱり価格。一時期ほどではないが、アストロ&サファリの中古車は今は本当に安い。二桁万円で労せずして程度良好な車両が購入出来る。メーター巻き巻きのド中並のローライダーが平気で200万円も300万円もしていた時代を知っている人間からしてみれば、今はつくづく良い時代になったと思う。

 といった話を、ここ1、2ヶ月、あちこちのクライアントでしていたのだが、そうしたら「ちょうど良いアストロが入りましたよ」という連絡があったのである。と、ここまでが今回の記事のプロローグ。次ページからがやっと本題となる。

>>1995年型 シボレー アストロ ボイドカスタム 2へ

上の写真は筆者がアメリカン・パワーという雑誌を作っていた頃に乗っていた1994年型GMCサファリ・エクスプローラー。上の写真が購入時で、下の写真がカスタム後。

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