車両本体価格39万円のシボレーアストロの詳細
アメ車ワールド編集部が社用車としてシボレー アストロの格安中古車を購入したことを 前回の記事でご報告しましたが、今回はその車両を写真とキャプションで細かく紹介します。
ここで紹介する写真は、お店に最初に車両を見に行った際に展示場内で撮影したものですが、これを見れば筆者が中古車を購入する際にどういった部分をチェックしたのか?、何を考えたのか?といった事がお分かりになると思います。
アメ車ワールドではこのアストロを「企画ネタ」として「現状販売」で購入していますので、一般のユーザーさんとは少し事情が違いますが、購入時の車両の見方の参考にはなると思います。
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浅沼ファクトリー
〒188-0014 東京都西東京市芝久保3-15-18
編集部のアストロを購入した浅沼ファクトリーには、常にアストロ&サファリを在庫しています。
エンジンなどの重要な機関部は、実際に動かしてみなければ分からない事が多いので、見た目では判断できません。しかし、注意して見れば、定期的に手が入っているのか?などはなんとなく分かると思います。
それほどメカに詳しくない人でも、装着されている部品が新しいか古いかくらいは判断できます。この車両の場合、オルタネーターが新品同様で、バッテリーなども近い時期に交換された形跡がありました。
オーディオのヘッドユニットが交換されている以外はほぼノーマル。状態的には「良くはないけど、悪すぎもしない」という感じ。ステアリングの表面がかなり劣化しており、触り心地がイマイチでした。
ドライバーズシートは年式や走行距離を考えれば思いの外しっかりしていました。座面のあんこが抜けて座り心地が悪いということもなく、設置もしっかりしてたし、表面的にも綺麗にしてある方だと思いました。
セカンド&サードシートの痛み具合も許容範囲。それなりに使用感はありますが、掃除機をかけてからよく拭けば十分に使える感じ。ただ、セカンドシートのシートベルト台座がないのだけは気になりました。
ラゲッジ部分はかなり汚れておりわざわざダンボールが敷いてあるところを見ても、「仕事などで荷物を積む機会が多かったのかな?」という感じ。汚れ具合は神経質な人だと気になるレベルだと思います。
純正のアルミホイールですが、タイヤはまだ十分に使えそうな7部山くらいのスタッドレスタイヤが装着されていました。これは高ポイント。何故なら新品購入時は夏用タイヤの方が安いし選択肢が多いから。
サイドミラーは正規輸入車の純正タイプ。本国仕様の方がビジュアル的には見栄えがしますが、このタイプのミラーは手動で折りたためるので使い勝手は悪くありません。駐車スペースが狭い都会では重宝します。
「AWD(フルタイム四輪駆動)」だったのはたまたまですが、筆者的には高ポイントです。AWD+スタッドレスタイヤなら冬の雪国でも安心。ただ、AWDのアストロ&サファリは本当に小回りが利きません。
輸入車は古くなると天井の内張が剥がれて垂れている車両も多いのですが、アストロの場合は元々がかなりしっかりしており、この車両も張りのある状態を保っていました。嫌なタバコのヤニ汚れなども皆無。
熱による変形が原因だと思うのですが、ダッシュボードが浮き上がってる状態で綺麗に収まっていませんでした。運転に支障が出るポイントではないので無視しましたが、機会があれば手直ししたい部分です。
内装部分で気になったポイントの一つがドアハンドルの後ろのアームレスト?のヒビ割れ。見た目的にみっともないというのもありますが、実際に腕を当てる部分だし、ボロボロ剥がれてくるのも鬱陶しいので。
内装で一番気になったのがドライバーズシートのシートベルトの受け口側。アームが折れちゃってクタっとなってるため、シートベルトの金具を差し込むのが大変。地味にストレスなので早めに交換するつもりです。
たぶん前オーナーの仕業だと思うのですが、ピラー部分がブラックにペイントされていました。しかもクリアーが雑で所々剥げてる。小傷なんかは気にならないのですが、こういうのは好みじゃないんですよねぇ。
外装で最も大きな傷がボンネットの先端の凹み。明らかに何かにヒットした感じで目立ちます。走行に影響するわけじゃないけど、運転が下手に見られるのも嫌なので、これは早いうちに何とかしようと思います。
フロントフェンダーにも小擦り傷が。このくらいなら大して気にならないので、これは放置予定。この程度の小傷をいちいち板金して直していたら、せっかく安く買った意味がなくなりますからね(笑)リアバンパーの中央
リアバンパーの中央にもちょっとした凹みが。当然ながらこれも放置。そもそもこの部分は足をかけてる所だし、少々傷があるくらいが自然です。しかし、前オーナーは運転があまり上手くなかったのかな?(笑)
購入時点での走行距離メーターです。19万336km。17年前に販売された車両なので、至って自然な距離と言えます。乗った感じは走行距離なりの経年劣化は感じましたが、まだまだ10万kmくらいは平気そうです