更新日:2025.06.11
文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/ステランティス
2025年から直6エンジンに移行していたラムにV8エンジンが再び搭載されると正式に発表された。搭載されるV8エンジンは5.7リッターV8ヘミでeTorque付きのハイブリッドモデルである。
この5.7リッターV8ヘミは、395hp、最大トルク410lb-ftを発生させ、eTorqueシステムにより最大130lb-ftの最大トルクがプラスされる。
このV8エンジンは2026年モデルから搭載されるということで、2024年で終了し、2025年に直6に移行、そして2026年で再び復活という道をたどることになる。
この一連の流れに関して、ラムブランドのCEOは「V8終了を失敗」と語り、修正すると認めている。
「我々はラムのV8ヘミを廃止したことで失敗を犯しました。ラム1500のラインナップは、2025年モデルから6気筒エンジンに移行しています。ですが、伝説のエンジンに対する消費者の熱意が、5.7リッターヘミV8をラム1500に復活させるきっかけとなりました」
パワフルで効率的な直6ツインターボエンジンは引き続き搭載されるというが、そのエンジンがV8の代わりにはならないという声が消費者から多く寄せられたということである。
5.7リッターV8エンジンが搭載されるラムのフェンダーには、消費者の声を表した「Symbol of Protest(抗議のシンボル)」のバッジが貼られるという。このバッジはヘミV8が再び搭載されるラムの頭部を描いている。
さて、このニュースによって日本人ファンの期待は盛り上がるも、同時に不安が押し寄せる。そう、eTorqueの存在である。
確かにV8エンジン復活により、今後ダッジチャージャー等に搭載される可能性が非常に高くなった。が、eTorqueが付くハイブリッドだと日本でナンバー取得して乗ることは(今の所)できない。
V8エンジン復活は非常に喜ばしいことだが、できればeTorqueが付かないV8エンジンの存在が必要である。
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