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[試乗記]

モデル末期ですら魅力あせず

シボレー コルベット C5

CHEVROLET CORVETTE C5

C5コルベットは、モデル末期においてもなお魅力を増し、我々を楽しませてくれる存在だ。

更新日:2010.02.02

文/編集部 写真/編集部

取材協力/GMアジアパシフィックジャパン TEL 0120-711-276 [ホームページ]

進化の規模は小さいが、体感ではZ51を上回る!

 2002年型のコルベットは、クーペとコンバーチブル、そして6段MTを備えるクーペのスポーティバージョン、Z51の計3モデルをラインナップしているが、今回試乗できたのは、クーペモデルの4速AT。ちなみに試乗車のボディカラーは、エレクトロンブルーメタリックという新色で、これにより前年までラインナップしていたミレニアムイエローが廃止になっている。
 実はC5コルベットに乗るのは、今回で3回目となる。1度目はコンバーチブルで、2度目が6速MTを搭載するZ51、そして3度目の今回がクーペ、とこれでほぼ全グレードのC5コルベットを経験したことになる。で、今回のC5コルベットは、その中でも特にスゴさを感じるクルマに仕上がっていた。
 以前試乗したZ51は、確かに速く、確実なハンドリングを有していたが、その分、当然ながら足回りを固くしていたわけで、日常的な走行では意外と気を使い、疲れて仕方なかった。しかし、この2002年モデルでは、若干の変更に伴い、エンジンパワーが5ps、トルクが1.4kg-mアップし、355ps/5200rpm、トルク49.8kg-m/4000rpmとなり、加速性能が飛躍的に向上している。しかも足回りがやたらシッカリしていることから、クーペでも十分楽しめることが分かったのだ。また、クーペとコンバーチブルのみに搭載されている3段階調整のダンパーシステムが優秀で、Z51ほどではないにしろスポーツカーとしてのコルベットを十分楽しむこともできるのだ。

人間工学を駆使したインパネは非常に機能的。操作性も良く、各部タッチの質感も高い。ただし、スポーツカーらしい華やかさに欠けているのが、残念でならない。

熟成された5.7リッター OHV LS-1エンジンは、355ps、トルク49.8kg-mを発生させる。たったの5馬力アップだが、体感ではそれ以上のパワーを感じる。

バネ下重量を最低限に抑える軽量アルミホイール。フロント17、リア18インチとなる。

万能型スポーツカーとして価値は高い

 「たった5馬力でそこまでいうか」といわれそうだが、ホントにスゴイのだからしょうがない。この2002年モデルに乗れば、Z51に乗る必要性を感じることはなく、しかも乗り心地が非常に良いことから、日常の足グルマとしても十分機能を果たせるだろう。それでいて、ダンパーをスポーツモードにすればZ51ほどではないにしろ、十分アクティブなドライビングに対応してくれる。これ以上、一体何を望むというのか?
 歴代コルベットは、アメ車中でも比較的小柄な部類に属し、それによって街中での扱いも気を使うことも少なく、実際このC5もフェンダーの峰からボディ4隅の感覚が掴みやすく、大きさに戸惑うことは全くない。だからこそ、355psを発生させるスーパースポーツであるにもかかわらず、近所のコンビニにも出動し、例えば名古屋出張でも気軽に連れ出せる。そういう意味では万能型のスポーツカーといえるだろう。
 現行モデルは、過去何度かの生産中止の危機を乗り切って現在に至っており、気の早い連中は、次期モデルC6の情報を待っているはずである。実際に、C6は製作され、それはすでに発表されているキャデラックの新しいスポーツカー、XLRとシャシーを共有するということになるらしい。しかし、このようなモデル末期においてもなお、C5コルベットの魅力は衰えることがなく、逆に新鮮さを増しわれわれを驚かせてくれる。仮に来年、C6コルベットが発表されたとしても、C5コルベットの価値が下がることはないだろう。

ツアー/スポーツ/パフォーマンスと3段階に調整できるサスペンションシステム。

コルベットおなじみのリトラクタブルヘッドライト。コイツに憧れるスポーツカーオーナーは多い。ちなみに次期C6コルベットでは、廃止されている。

日本仕様のクーペモデルは、クーペといってもルーフが取れるタルガトップモデル。ルーフを取り外してもスタイリングを損なうことは全くない。また、取り外したルーフはリアスペースにしまうことができる。ただし、ルーフの取り外しは、一人では大変かもしれない。

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