新型カマロは、「美しい」とか「カッコイイ」とか、そういう単純な言葉では表現できない。実車を観ると、ただひたすらそのボディに漂う異様な雰囲気に圧倒される。初代カマロのデザインモチーフの引用云々、などといった予備知識や先入観などはどうでもいい。思わずその場で立ちすくんで息を呑んでしまうほど強烈な存在感だ。東京都心部での注目度は、ポルシェやランボルギーニあたりよりも断然高いものがあり、信号待ちのたびに周囲からの視線がビシバシと突き刺さる快感が味わえる。それだけで、カマロにはスーパーカーとしての資質があるといえるだろう。スーパーカー的存在感を放つクルマで、しかも新車価格500万円代で買えるのは、この世の中でカマロだけだ。
ひと昔前なら、「あ〜アメ車ね」と馬鹿にするかもしれない。図体デカくてガス食いで、直線だけはそこそこ速いけど、曲がらない止まらないってやつとね。確かに一部は当たっていたとは思う。だが、2005年にマスタングがモデルチェンジし、LXプラットフォームを使用した300Cやチャージャーが登場して、そして2009年にカマロが復活したことで、状況が一変した。それまで一部のマニアックな乗り物として敬遠されていたアメ車が、パフォーマンスの向上などから、一転してハイパフォーマンスカーへの仲間入りを果たしたのだ。
実際に走れば、単なるアメ車ではないことが5分で分かる。コーナーを一つクリアしてみればすぐに分かる。剛性の高いステアリングやブレーキ、そしてパワフルなエンジン…。それは、ある種の特別な存在といえるだろう。だがもちろん、それでフェラーリやポルシェを超えた、なんて決して言わない。国産スポーティカーよりも上である、なんてこともあてはまらない。だが、そこには乗って楽しく操って興奮する、自動車として大切なものが詰まっている。それについてはフェラーリやポルシェのソレと同等と言えるものだ。
ということで、アメリカンマッスルの魅力を余すことなく伝える企画をこれ以降随時掲載していきます。
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