更新日:2025.03.11
文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/ゼネラルモーターズ
キャデラックには、「リリック」「ビスティック」「オプティーク」というEVモデルが存在し、さらなるモデルとして「エスカレードIQ」が予定されている。
それすなわち、現行ガソリンエンジンモデルのEV版であり、今年2025年に本国発売が予定されている。ちなみに、もうじき日本にも導入される「リリック」であるが、今ロスで一番売れているEVであるというから、「エスカレードIQ」も同様に売れるのだろう。
この「エスカレードIQ」であるが、「Ultium 24モジュールバッテリーパック」を搭載し、前後に1基ずつのモーターを組み合わせたツインモーターAWDにて750ps以上のパワーを生み出し、0-60mph加速を5秒以下でこなす。
ボディは、内燃機関のエスカレードよりも若干大きくなり、超豪華なインテリアを備えた(合計55インチのディスプレイ装備)ラグジュアリーな空間を設置。
それを支える足回りには、電子制御ダンパーとエアサスペンションを組み合わせ(ノーマル状態から25ミリアップ&50ミリダウンが可能)、ホイールは24インチ。くわえて4輪操舵ステアリングも採用されているから、ボディの大型化がなされているが最小回転半径は6メートルという。
気になる航続可能距離は、1回のフル充電で約450マイル(724km)という。また充電機能であるが、現状最も速い充電形式である800ボルト急速充電を可能とし10分の充電時間で最大100マイル(160キロ)の航続距離を可能とする。
▲ロングボディのIQLはリアサイドラインのデザインが異なる。
▲IQLは3列目の快適性が向上している。
そんな「エスカレードIQ」であるが、今回そのロングボディモデルとして「エスカレードIQL」が発表された。いわゆる3列目シートのスペースと快適性確保、そしてその後ろ荷室スペースの確保が可能なよう設計されており、それでいてボディシルエットを崩さず、威風堂々としたエスカレードらしさ溢れるスタイルがもたらされている。
ちなみに、このロングボディモデルは、現行ガソリンエンジンモデルにおいても同様のモデルが登場しているから、それらをなぞらえたものとも考えられる。
なお、このEV「エスカレードIQ」「エスカレードIQL」の登場により現行ガソリンエンジン搭載モデルの生産終了が危惧されるが、現段階においてはアメリカ本国においては「両者併売」が確定しているという。
「キャデラックは、内燃機関と完全電動のエスカレードのフルラインナップをお客様に提供します」
このEV「エスカレードIQ」は2025年、「エスカレードIQL」は2026年発売開始という。
▲こちらはエスカレードIQ。
▲IQはIQLとリアサイドのデザインが異なる。
▲IQは2025年に発売が開始される。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES